笛吹川久渡沢ナメラ沢

天候:晴

奥秩父の癒し系沢、笛吹川久渡沢ナメラ沢。
名前の通りナメ続きの穏やかな沢です。登攀はほぼ無く、沢登りというより沢歩きがメインになるので初心者でも行きやすく、開けた大きなナメが続く景観には心が和らぎます。天候にも恵まれ緩やかなナメを楽しむナメラ沢の山行、今回は星野さんが企画して下さり、古巻さん・私の3名で行ってきました。

幅広の大きなナメが印象的なナメラ沢

・アプローチ

中央道勝沼ICを降車後、国道140号を進み、雁坂トンネル料金所の手前の駐車場で下車。駐車場のすぐ脇にある<雁坂峠登山道>入口より林道を進み、沓切沢橋を越えて、登山道を10分ほど歩くと下降点に到達し「峠沢」に降りられます。峠沢は下流に向かい10分ほどでナメラ沢の合流地点に到着です。

登山道入口のすぐ横に車を止められます
c1390付近の下降点より峠沢へ。よく見るとピンクテープがあります
ナメラ沢合流地点の手前に鹿骨が。とても綺麗に残ってるので記念にパシャリ

・ナメラ沢 遡行開始(9:15〜)

ナメラ沢合流地点より、遡行開始。しばらく続くゴーロ地帯を歩いていくと、程なく綺麗なナメが見えてくるので序盤からテンションが上がります。

茶色っぽいナメが初っ端お出迎え

そのまま1〜2mのナメ小滝を越え、しばらく続くナメを歩いて行くと、F1の5m滝が出現。今回の山行で唯一の滝らしい滝です。今回は右から巻きます。登りにくい箇所に残置シュリンゲがありました。

唯一と言っていい、滝らしい滝。

その後はc1420の中ノ沢の支流までゴーロが続きます。中ノ沢を見送り、二又を左に進んでからは、ナメとナメ小滝が続く軽快な沢になります。ナメ小滝を2個越えると開けた大きい20mナメ滝が出現します。大きなスライダーみたいなこのナメ滝を見てテンションが上がります。

大きい!
ナメは結構滑るので、注意しながら歩きます

ゴツゴツした階段状の小滝が続く箇所は歩きにくいので、右岸側を巻きながら歩きます。しばらく歩くと広い釜が出てきます。釜の上には3×15m程度のナメ滝、30mナメが続き、癒され美ナメゾーンを歩きます。

良い天気で、ナメが映えますね

広い釜。水が澄んでてこれがまた綺麗。
大きいナメ滝、いいですねぇ〜

c1620付近、横向きの摂理状になっている枝沢の滝を見送ると、最後の美ナメゾーンになります。ナメの後は、しばらくまたゴーロになり、あっという間にc1680の二俣に到着します。

枝沢ですが、横向き摂理で美しい

最後のナメ。このあとはまたゴーロに。


二俣の手前でお昼休憩を取りましたが、今回は破風山の方までは登りきらず、途中の枝沢よりツメて尾根道で下山するので、この時点でほぼ遡行終了となります。

二俣を左へ行き、c1700付近の枝沢からツメあげます。二俣を左側に進むと、うっすら道になっているのが見えるのでそこから青笹尾根の方へ合流します。

ツメ上げて青笹尾根へ。秋になったら藪漕ぎが大変そうです…

青笹尾根は破風山のバリエーションルートとなりますが、c1855をピークに、下っていくと防火帯になっているので、道に迷うことはありませんでした。
そこから防火帯の尾根道をひたすら歩いて下山となります。

歩きやすい道が続きます

道がはっきりしているのとピンクのテープがあるので道に迷うこともなく、ゆっくり歩きながら下山しました。そのまま国道140号に合流、そのまま道路を10分程度歩くと雁坂トンネル料金所の駐車場に到着し、山行終了です。

そのまま140号に合流します。

お疲れ様でした!

広瀬ダムより破風山方面の景色。右側のピークが破風山です。

ナメラ沢は綺麗で開けているナメが続いて、とても癒されました。
行程が短く、登攀要素もほぼ無いので、気軽に綺麗な沢に行きたい時はうってつけの沢です。
静かに沢のせせらぎを聞きたい時、疲れた時に再度行きたい。そんな癒し沢でした。
また来年の春先に行きましょう♪

遡行図


メンバー:星野(L) 古巻 綿貫
山域:奥秩父
山行形態:沢登り
コースタイム:
雁坂トンネル駐車場(08:25)-ナメラ沢合流池(09:15)-c1680二又(11:35)-青笹尾根(12:35)-国道140号鶏冠山大橋(15:15)-駐車場(15:25)
地形図:雁坂峠
報告者:綿貫

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

TOP

プライバシーポリシー ©Copyright 2024 渓人「流」 All Rights Reserved.