岩トレA班

天気:晴

これから本格的な沢シーズンがやってきます。
沢シーズン本番を迎える前に、当会で毎年この時期に岩トレが行われます。
今年は日和田山の女岩で行いました。
沢登りには岩トレはかかせませんし、ロープの扱い方も学べるので今日は気合をいれて頑張ります。

①人数が多いので2班にわかれ、A班は私を含め新人2人いるのでザイルの畳方の復習からです。
素早くきれいに、最後まとめるときにはたくさん巻かず、かつほどけないようにしっかりとまとめます。

ひたすら練習あるのみ

②トップロープビレイ
何度かやった記憶はありますが再度復習です。
ビレイする人は、まず木の根などにシュリンゲをかけ自己確保をします。
次に、エイト環にロープをセットしビレイのセットが完了。
ビレイ中は、ビレイヤーは登っている人から目を離さないこと。
ロープをたわませないようにロープを繰り出すこと。
先輩たちがロープをスムーズに繰り出しているのを見つつ真似てみるが、ロープを繰り出すのがなかなか難しいです。登っている人は途中でわざと落ちて、落ちた時にビレイヤ―にどれくらいの衝撃がくるのか確認しました。

自らの意思で落ちるのは難しい。防衛本能が働くのか思い切りできず、岩にへばりつき状態になってしまいました。
上まで登ったら、そのままビレイヤ―に確保してもらいながら、懸垂下降の態勢で降りました。そのときビレイヤーは、エイト環の下を両手でもってリズムよくロープを繰り出します。
綿貫さんと組んで、登る人とビレイする人にわけて2回ずつ行いました。

ビレイのセットの仕方を教えてもらった
おろす時はエイト環の下を両手でもって滑落に備える

②プルージック登攀
ロープにプルージックで巻き付けて登ります。
上にずらすことはできるが、下方向には摩擦がきいて滑落を止める仕組みなので、滑落しそうになったら決して結び目を掴んではいけない、掴んだ途端落ちてしまいます。
プルージックに使うシュリンゲの長さも重要で、短いとひっきりなしにずらさなくてはいけないし、長くても滑落したときに滑落距離が長くなります。
シュリンゲが長い時はマッシャー結びにして、カラビナをかけ、シュリンゲを二重にしてつくる方法を教えてもらいました。

マッシャー結び

③支点構築
岩場では支点用のボルトが打ってありますが、沢では立木などを利用したりハーケンを打ったりして支点をとります。
ボルト2か所に安全環付きカラビナをかけ、それぞれにテープシュリンゲをかけます。
流動分散と固定分散があり、流動分散はシュリンゲをひねってかけ、固定分散は2本のシュリンゲを結びます。
シュリンゲに2枚のカラビナを上下逆にかけます。
できればもうひとつアンカーにバックアップをとったり、もう1本シュリンゲをかけます。
岩かどにロープが当たるときはもう1本シュリンゲを足したりします。
支点構築に使うシュリンゲはテープシュリンゲの120~160㎝のものがよい。

固定分散
流動分散

教えてもらった後に、自分たちでも実際にやってみます。

ここで午前の岩トレは終了し、お昼ごはんの時間です。
岩近辺は日陰で肌寒いので、少し登ったところにちょうどよい場所を見つけていただいてお昼ご飯としました。
陽が当たると強張っていた体の力が抜けてホッとします。解放感もあってとても気持ちが良いところでした。

思い思いの場所でお昼休憩

午後から岩トレ再開です。

④中間支点をとりながらリードで登る。
登る人は末端エイトノットをつくります。
ヌンチャクがなければインクノットで作りますが、今日は丸山さんにヌンチャクをお借りしました。
ボルトのところまで登ったら、片手でヌンチャクをボルトにかけ、メインロープをヌンチャクのカラビナにかけ支点をつくっていきます。
メインロープがなるべくまっすぐになるようにヌンチャクを中間支点にかけていくこと。
登ることに集中して支点にヌンチャクをかけ忘れたり、ボルトを見逃してしまいます。支点同士の距離があいてしまうと滑落したときにその分落下距離が長くなるので注意します。
今回は、もう1本別のロープでもバックアップを取ってもらい登りました。
上まで登ったら、懸垂下降の態勢でヌンチャクを回収しながら下降しました。
ビレイヤ―はロープを張りすぎると登ってる人が引っ張られるし、たわみ過ぎていると滑落したときに十分な確保ができない。その加減が難しく、ビレイの練習がもっと必要だと感じました。

ヌンチャクの作り方

⑤リードで登りセカンドの人を確保する。
ボルトにカラビナをかけメインロープをインクノットにして自己確保をとります。
ボルトにカラビナ→シュリンゲ→カラビナ→エイト環の順番にセット。
他には、流動分散→カラビナにインクノット→エイトノット→カラビナ→エイト環の順番にセット。
後続が滑落したら自分が振られてしまうので立ち位置も考えること。

時間がなくなり実践することはできませんでした。
セットの仕方はまだ勉強が必要です。
後続が滑落したときに確保できるのかも実際にやってみたいです。沢では立木やハーケンを打ったりして支点を作る場合、その場の状況でどういう支点を作ればよいのか?いろいろ課題が残りました。

沢では支点が心もとないときは、肩がらみで確保する場合もある

離れた立木に支点をとるときは、立木にメインロープをかけるとロープの長さが足りなくなってしまうので、シュリンゲをかけて調節します。

立ち木に支点をかける

以上で時間切れとなり岩トレは終了となりました。
全てのメニューは行うことはできませんでしたが、ビレイをいちから教えてもらい、初めて中間支点をとりながら登ることができました。
岩トレは頻繁に行うことができないので今日は貴重な1日でした。
新人2人に重点的に教えていただき、ありがとうございました。

最後に、岩を登ってみようという高森さんの後をついていきます。
登りたかった男岩は先客がいたので諦め、女岩のチムニー状の割れ目のところを登ることになりました。
一番手の高森さんは難なく登りきり、二番手は綿貫さんが果敢に攻めました。あともう少しというところでした。手に汗握る登攀で他のメンバーも目が離せないでいました。
最後に私もチャレンジしましたが全く歯がたちません。
右壁がツルツルでひっかかるところが何もないし、割れ目に体をはさめてズリズリと登ろうかと思っても狭まっていて体を奥にもっていくこともできず。
登りたいという意思が一番大事なのかもしれません、体の限界を迎えあえなく終了しました。
私はいつかここを登れる日が来るのだろうか・・・。

この時間になると、あれだけ大勢いた他のクライマーたちもすでにおらず、他のメンバーも帰り支度が済んでいるようです。私たちも急いで片付けを済ませ下山しました。
駅までの帰り道、高麗豆腐店へ寄り道し「生ゆば」や「みそ漬け豆腐」をお土産に。自宅で美味しく頂きました。

女岩のチムニーを綿貫さんが登る
登れなかった男岩。てっぺんの狭まったところが難所とのこと。次回はチャレンジしたい!

メンバー:丸山(L) 高森 綿貫 星野
山域:奥武蔵
山行形態:訓練山行
コースタイム:
女岩(9:00-16:00)
地形図:省略
報告者:星野

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