天候:雨のち晴
※昨年10/23の山行で、記録がだいぶ遅くなってしまい申し訳ありません。
(しばらくこのまま掲載後、掲載順を後ろの日付の方へ移行いたします。)
安達太良山を源流とする烏川(からすがわ)。紅葉の時期、この癒しの沢へ3名で遡行してきました。当初の計画では、右俣にて安達太良山の山頂まで行く予定でしたが、出発時の悪天候で待機した分、今回は時間都合で左俣に変更することになりました!
朝は暴風雨が酷く、出発時には山行も中止かな…と思われましたが、徐々に晴れていき最後は綺麗な青空を見ることができました。
山行自体は癒し沢で穏やかに遡行できましたが、最後の藪藪藪漕ぎでだいぶ心が折れそうになりました…が安達太良山の素敵な風景に和む、良い秋の山行になりました。
・アプローチ
東北自動車道二本松ICを降りてあだたら山ロープウェイ麓駅方面へ。第二駐車場にて駐車。
しかし強風と大雨が酷く、車内でしばらく待機。一向に暴風雨は止まないですが空には少し青空も覗き…決行か中止かの判断の決断を迫られます。
約30分ほど待機して、入渓点までは行ってみて判断しようということで出発することになりました。しばらく歩いているうちに天候が穏やかになってきましたのでそのまま遡行決行です。
本来は、あだたら渓谷遊歩道から入渓する方が多いのですが、遊歩道が現在は通行禁止になっていたため、登山道を歩き烏川橋より入渓します。
・遡行開始(8:45~)
烏川橋より入渓後、ほどなく小さなナメ滝や小滝、綺麗な淵が続きます。
この日は水量も少なく、難しい箇所などはありませんでした。
しばらく歩いていくと、登山道かと思いきや湯樋(ゆどい)が見えてきました。
こちらは岳温泉に続く引湯管だそうです!
その後は階段状5mの滝が現れます。岩がやや逆相のものが多いので、見た目より少し登りにくい。脇に寄って木を使いながら気をつけて登っていきます。
しばらくナメを歩いたあと、4×10mほどの斜瀑が現れます。
水量は少ないですが滝前には釜が広がり、横岩も滑りそうなので、少し戻って左側から巻きました。が、巻道がものすごく荒れていて大変苦労しました。
巻きに苦労した後、Co1200の二俣に到着しました。少し休憩を挟んで左俣へ出発です。右俣~山頂に行くコースだとどうしても時間的に難しく、今回は左俣に行くことにしました。
しばらく小滝と緩やかな傾斜やナメが続いたあと、階段状の大滝40mのが出現!
水はほどんど枯れていた為、滝というよりは千枚皿のような、すごい風景の岩場です。
しっかりと階段状になっているのですが、特に上部の方は傾斜がかなり立っており
危ない箇所もしばしば。脇の木を使ったりお助け紐を出していただいたりして登ります。
大滝より上は小さいナメが続き、ゴーロを越えると水も枯れていき
登山道に出る枝沢を探します。薮が増えてきました。
Co1420の枝沢を左に入って、ここからツメていきます。完全に枯沢になっているのでとてもわかりにくく、付近を少し迷いました。少し休憩を挟んでツメ開始です。
枝沢に入ってからは、ヤブが多くなり…
更にヤブ&ヤブ…登山道まで本格的にヤブ漕ぎになってきました。
20〜30分の藪漕ぎで既に私と星野さんがだいぶゲンナリしているところで
遠くに人の話し声と看板が見えてきました!ありがたき天の声。ツメで藪漕ぎしていると不安になるので、道に出るとホッとします。
今回は山頂には行けませんでしたが、藪漕ぎでだいぶお腹いっぱいな感じになりましたし、昼休憩を挟みこのまま下山することに。
・下山(13:15~)
あとは登山道を道なりに下っていくので、特に問題なく
天候もややいい感じでスイスイと下ることができました。
山頂には行けなかったですが、また今度ですね!
紅葉が所々にとても綺麗で、景色を楽しみつつ14時35分に下山しました。
お疲れ様でした!
第二駐車場(08:10)-烏川橋(08:45)-Co1200(10:35)-大滝(11:00)-Co1420(12:20)-登山道(13:00)-奥岳の湯前(14:35)