秩父にある百名山の一つ・両神山(りょうかみさん)。
30箇所程続く鎖場があると聞いていつか行きたいと思っていました。今回は両神山の代表的な日向大谷口の方からではなく、より険しい鎖場が連続する「八丁峠コース」を選びました。
危険箇所も数箇所ありますが、基本的に鎖と足場はしっかりしているので良い鎖場・岩登りトレーニングになりそうです。しかし急遽平日に計画したため、仕事による連日の睡眠不足と一定の心労を抱えながら、なかなかのグロッキーな状態での登山になってしまいました。;
人間の都合を山に持ち込んではいけない、と言われる通りで
今回、登山の途中で強い眠気に襲われたりバテを感じたりしたので、山行に行く前のコンディションも意識的に整えないといけないなぁと反省です。
仕事の働き方を考えていかないといけませんね。。脱社畜を目指さないと。。。
先週までは夏真っ盛りの気温が続いていたのに、急に秋模様になりまして、周辺を見渡せばキノコもたくさん生えていました!(後述)
先々週までガッツリ泳いでいたのに、もう泳ぎの沢は難しいですね。
登山開始(9時30分〜)
八丁峠コースの入り口前、上落合橋付近に駐車スペースがあります。国道140・県道210方面からここへ来る間に通る「金山志賀坂林道」は現在、平日8:30〜15:00の間は通行止めになってしまうため通行時間には注意が必要です。今回は友人と2人で行ってきまして朝8時に到着、準備を整えて出発しようとしましたが、前日の寝不足からか1時間車で爆睡してしまいまして、少し遅いスタートとなりました。
この日は平日だったため、私たち以外誰も車が来ませんでした。
写真は撮れなかったのですが、登山道の入り口と並行して「金山沢」が流れております。少ししか見れませんでしたがナメが綺麗だったので、気になるところです。
八丁峠までは鎖場はなく、ひたすら登りになります。八丁峠を越え、稜線につながる行蔵峠に向かいますが、道中に緩めの鎖場が数箇所出てきただけで本当に30箇所もあるのかしら?と心配になります。
が、その心配は無用、西岳〜東岳からお腹いっぱいになるぐらいの鎖場が続きます。
西岳あたりで既に標高1600m越えていて、山頂まで100mくらいだけど鎖場の傾斜も緩いのかしら?と甘い考えがよぎりましたが、ここからのアップダウンが非常に激しく、登ったと思ったら下らされる(しかも結構な距離)、というのの連続です。急傾斜な岩場が多く、何回か絶望的な気持ちになりましたね…
出発が遅かったのもあり、東岳に着いたのが13:00過ぎ。時間的なリミットと強風であること・今回の体力を考えて、今回は東岳で折り返しするつもりでした。が、東岳ですれ違ったパーティーの方にここから両神山山頂まではかなり歩きやすいよと情報をいただき、せっかくなので急いで山頂まで向かうことにしました。
その後はサクサク進み、鎖場も最後2〜3箇所ぐらい。(山頂前の鎖場は岩質が滑り少し嫌な感じでしたが)
1時間もかからずに両神山登頂できました。諦めなくてよかった!
鎖場で暗くなるのは大変危険なので、八丁峠まではなんとしても暗くなる前に通過したい。急ぎ足で下山です。
帰りは行程がわかっている分、往路より岩もスムーズに降りられた気がします。
なんとか17時台に下山できました。よかったよかった。
もし次に来るとしたら、鎖を使わず岩登りのトレーニングとしてチャレンジしたいです!
おまけ
登山口から八丁峠に向かう道中には、かなりキノコが生えていました!
中でもベニテングタケ(※毒キノコです)が非常に多く、ベニテングタケを初めて生で見れたので、とても感動しました!
キノコを観察しながらも歩くのも秋の楽しみですね。
くれぐれも持ち帰って食さぬようにしてくださいね。
上落合橋八丁峠登山口(09:30)-八丁峠(10:20)-行蔵峠(11:30)-東岳(13:05)-両神山山頂(13:57)-上落合橋八丁峠登山口(17:50)