小室川谷
今回はゴールデンウィーク遠征の前に近場の小室川で泊り山行練習を行った報告です。 小室川は東京近郊で沢登りをされる方には広く知られ、源頭は大菩薩峠で程よく長い流程は雑木林に囲まれて春は新緑、秋には紅葉が目を楽しませてくれま …
~たにびと みずゆき~ 沢に登るよどこまでも
今回はゴールデンウィーク遠征の前に近場の小室川で泊り山行練習を行った報告です。 小室川は東京近郊で沢登りをされる方には広く知られ、源頭は大菩薩峠で程よく長い流程は雑木林に囲まれて春は新緑、秋には紅葉が目を楽しませてくれま …
天候:晴 先日、当会で行った谷川岳の雪訓も終わり、冬山シーズンの季節になりました。 来週には天狗岳(八ヶ岳)を計画していることから、冬靴の足慣らしをかねて初心者向けの雪山・大菩薩嶺へ個人山行してきました。 JR塩山駅から …
今年の山行は、沢登りと訓練山行主体だったため、久しぶりに冬枯れの山歩きがしたくなった。ちょうど水と雪の端境期でもあり、かつてのお気に入りエリアでまだ歩いていないラインを繋いで計画を立てた。一部は、数年前から数十年前に歩いている部分もあるが、大昔からは登山道の取り付けも変わっていたりするので、初めてみたいなものだ。
今回の計画は、小屋平から石丸峠、長峰登山道経由で大菩薩沢のCo1170付近へ尾根伝いに下降し、そこから大菩薩沢へ入渓。Co1220の二俣を左俣のマミエ入り沢へ入るという計画だ。わざわざ750mを下降して登り返して来るという物好きな計画だが、とは言え、よくあるパターンでもある。
連休中は、遠出は避けて近場の沢で沢トレ&足慣らしということで、葛野川の支流、深入沢を遡行。前回の遡行は10年前で記憶が曖昧…。改めて、遡行してみて、程よい流程と渓相で良渓であることを再確認した。
この時期の沢は、コース選定が難しい。上越や東北はまだまだ雪の中だし、かと言ってヒルの出そうなところは、そろそろ活動時期になってきて、ちょっと避けたい。奥多摩も、林道の通行止めなどの影響でアプローチが難しく、様々思案をして、まだ行ったことのない土室川の支流に行ってみた。
以前、丹波川の支流ムジナ沢トノ沢を遡行し、小室川谷の枝沢を下降した際に、1458m峰(砥沢山)の裾を巻く立派な山道を横切った。その山道がどこへ通じているのか気になっていたが、新型コロナ対応の安近短シリーズを調べる中で、大菩薩丹波山道の追分と三条新橋を繋ぐ道であることが判明。ならば歩いてみようと今回の計画を立てた。
今年の沢登りシーズンは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、極めて遅いスタートとなってしまった。その上、個人的な事情もあって、日帰り山行しかできていない。長距離の歩きも不足気味、かつ、夏の定番、灼熱下山も同様。汗水たらす下山をテーマに、石丸峠から牛ノ寝通り、奈良倉山を経て、佐野峠から葛野川へと「下山訓練」をすることにした。
今回も安近短シリーズとして計画。第3弾である。丹波川はおいらん渕付近で本流の一之瀬川と柳沢川に分かれるが、今回は、柳沢川の支流のタキ沢(滝沢)を遡行し、西隣のタナ沢を下降する計画とした。
タキ沢もタナ沢も、地形図には名称も水線も描かれていない。名称は、昭文社の登山地図に拠った。タキ沢については、ネットや古いガイドブックでは、2段40mの大滝があり、冬季の氷瀑登攀の記録がいくつか見つかったが、タナ沢は情報なし。見どころはタキ沢の大滝くらいだろうとは思ったが、記録のない沢も気になるので、夏季休暇の1日を、探索に充ててみた。
近場の沢計画第2弾は、毎年渡渉訓練で訪れる丹波川本流、三条新橋の少し上流で流入する小さな沢である。小さなとは言え、なかなかの水量の沢でもあり、上流はどうなっているのか、気になっていた。
少し調べると、黒川金山跡や、青梅街道の旧道(黒川通りとか黒川道とか呼ばれていたらしい)といった、ちょっと気になる情報が得られた。自粛ムード溢れる今日この頃でなければ、きっと訪れることもなかっただろうが、安近短の計画として実施した。(若干越境するが、”東京都水道局”の水源林ということでご容赦)