沼津アルプス

沼津アルプスに行ってみました。全長15kmの行程は最高峰で392m鷲頭山と低山ですが、標高100m~300mの山が9座連なり、それぞれアップダウンが激しい山並みです。当日は天気はまあまあでしたが、始終駿河湾方面から強風がたたきつける状況でした。結局最後の方は膝が痛み始め、リハビリ中の自分には結構ハードな山行となりました。

沼津駅を7:40頃出発しまずは狩野川沿いを歩いて香貫山の登山口に向かう。途中昔の道標に惑わされ東尾根の取りつきにいってしまう。
金毘羅様まで80mとあるが、地形図の点線道と一致するのでここから登ってみる。
巨岩に祠を穿った金毘羅様、山道はその奥に続くが直ぐに道が崩壊しているため通行止めのバリケードに妨げられるが進んでみると崩壊地には新たに山道が付けられており特に危険は無かった。
30分ほどの登りで香貫山頂手前の展望台に到着。展望台が少し揺れるほどの強風で少しビビるが駿河湾方面の景色は素晴らしい。
北西方向は沼津・三島の町並みの先に富士山を臨めるが少々雲がかかっていて残念。
北東方向はこれから歩く沼津アルプスの山並みがばっちし。はるか遠くに大嵐山・茶臼山に続く尾根が平地に降りているのが見える。
香貫山を標高差で170m程下ると八重坂峠で一旦車道に出る。
横山へ標高差150m程の登り返し。登山道の急な個所には最後の茶臼山の下りまで要所要所にトラロープが張られていた。
横山山頂。このような標識が各所に設置されており、登山道はかなり整備されてる。
100m程下り、徳倉山への登り返す。最後の標高差100mは、この階段状の急登が続き息が切れる。
徳倉山山頂は、気持ちの良い小広場になっている。木立に遮られあまり展望は無いが、駿河湾が少しだけ見える。ここで8人のトレラングループに追い抜かれる。
照葉樹林メインの尾根を登り下りを繰り返し進んでいく。樹林帯の中は大丈夫だが開けたところでは強風に晒される。
千金岩と黄色いペンキで大書きされた岩から本日最高峰の鷲頭山が良く見える。
鷲頭山中腹の岩場はロッククライミングのゲレンデになっているそうだが、人影は確認できなかった。
志下山を越えたところにあるぼたもち岩。
中将さんと呼ばれる岩窟。平安末期平家の平重衛が最後に落ちのびた地だそう。所々に名物があり飽きさせない。
ここからは岩場っぽい所を小鷲頭山に登っていく。
小鷲頭山山頂。駿河湾の半円が綺麗に見える。
本日の最高峰 鷲頭山山頂到着。広場に祠がある。
ウバメガシが根を張った岩稜を多比口峠へ上り下りしていく。
多比口峠からひと登りで大平山(おおべらやま)山頂に到着。なぜかこんなところでロープワークをしている方々いました。
大平山から先は奥沼津アルプスと呼ばれ、岩稜帯メインの箇所がちらほらあり山道の雰囲気も変わる。少々迷いやすいところもあり地形図を要所で確認しながら進む、富士山方面の眺めも良い箇所があった。
今回、上に行くか下に行くか迷った箇所。どちらもアルミはしごが懸けられている。少々迷うが上を行けとの木札に従ってみる。この手前にも上に行くか下に行くか迷う箇所があった(トラロープの張られた下を行ってみた)。
少々不安定な梯子を登って岩稜の上に出る。
さざれ石(君が代)との木札のかかる岩。
そのすぐ先に石切り場の跡があり、照葉樹林の根っこが7-8m下の地面まで伸びていた。少々亜熱帯的な景色だ。
大嵐山山頂は公園になっていた。富士山や箱根外輪山方面の景色が良い。ここらへんでかなり膝が痛くなってくる。
やっと最後の茶臼山までたどり着く。膝の痛みが段々強くなり下りは普段の1.5倍時間がかかる。
下山後は狩野川を渡って原木駅へ向かう。

GPSで確認すると登り下りはそれぞれ約1400mで、低山とはいえかなり歩かされるルートであった。病み上がりの膝がイカれてしまうのも頷けた。

 


メンバー:坂部
山域:伊豆
山行形態:ハイキング 個人山行
コースタイム:
沼津駅(7:41)-香貫山(8:15)-横山(9:42)-徳倉山(10:30/43)-志下山(11:42)-鷲頭山(12:19/32)-大平山(13:22)-大嵐山(15:00)-茶臼山(15:33)-原木駅(16:14)
地形図:三島・韮山
報告者:坂部

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