(集中山行・秋 C班)笛吹川ヌク沢左俣右沢


今年の秋の集中山行は奥秩父・甲武信ヶ岳。A班・B班はそれぞれ秩父側・山梨側から1泊2日での泊まり山行ですが、C班は早朝出発の日帰り班です。甲武信ヶ岳山頂のやや下・戸渡尾根の徳ちゃん新道・近丸新道分岐点にてAB班に合流という計画になりました。

3班それぞれのルートで合流を目指します

3つの県境に位置する甲武信ヶ岳に、秩父側と山梨側から計3班がそれぞれ違うルートより向かって山頂付近で合流します。

私たちC班日帰り班は伊藤さんをリーダーに、2名で山梨県西沢渓谷方面よりヌク沢から入渓して集合地点の戸渡尾根を目指します。 ヌク沢は滝は基本的にナメ滝が多く、全体的にとても滑っていて登攀に手子摺りました。また、堰堤の巻道の崩壊が激しく、何度も高巻きを強いられたので想定よりかなり時間がかかってしまいました。

私の病み上がりのペースの遅さも相まって、結果的に集合時刻に間に合わず…A班B班の皆様にご迷惑をかける形になってしまいました。(すみません…)

・アプローチ

西沢渓谷の駐車場に車を停め、西沢渓谷登山道を道なりに歩いて行くと現れる一つ目の沢「ヌク沢橋」の脇より入渓します。入口より道なりを歩いて20分ぐらいのアプローチで迷うことはありません。駐車場出発が7:00だったので、入口にある不動小屋のよもぎ餅をちょうど購入できました!行動食に最適です。

入り口にはちゃんと看板があります
おやつに食べたよもぎ餅。お餅部分の味が濃くてとても美味しい!(また食べたい!)

  

遡行開始(7:20〜)

F1〜F5 → ナメ滝の連続

入渓後はしばらくナメやゴーロが続き、1225付近で初めて釜ありF1のナメ滝が現れます。こちらは右側の壁側を歩いて越していき、緩やかなナメ滝を越え程なくF3ナメ滝が続きます。ここは水量がとても多く、すごい勢いで滝もヒョングっています。階段状のナメを超え、F4F5のナメ滝が続きます。

F1ナメ滝4×7m。水量が多いですね。
F3の5mナメ滝

 

F5のナメ滝は幅広5×8mの滝で、一見幅が広く登れそうに見えますが、ほぼ逆相で見た目以上にかなり登りにくい。滝がかなり滑る上にホールドが細かく嫌な感じです。滝の左側より登りましたが滝も滑り落ち葉も滑り…登るのに手子摺りました。この沢の隠れ核心か?!と思うぐらいかなり滑って怖かったです。。

F5の5×8mでルートを考える伊藤さん。見た目以上にかなり登りにくかった。

F6〜F8 → 近丸新道出合 → 堰堤1

しばらく平坦な道を歩くとなだらかなナメ滝の次に両岸が狭まり奥まった箇所にF7に当たる直瀑7m滝が出現。滝の入り口前には岩が通せんぼしている感じで、どうしても濡れてしまいそうだったので左より巻こうとしましたが、巻くのはかなりキツそうで途中で断念。しょうがなく腰まで濡れながら7m滝前にいき、こちらはロープでリードしていただき左壁を登りました。

次の7mナメ滝は右から問題なく越えて、近丸新道に合流点につきます。ここにある堰堤の巻道が崩壊していて、堰堤を越えるために右側から結構な大高巻きを強いられます。

F7の7m滝は左壁を直登。この滝に辿り着くまでに、私は腰ぐらいまで濡れました。寒い。
近丸新道の登山道に合流!奥の堰堤の巻道が崩壊していますので注意。

ナメ滝続き → 堰堤4基連続 → 二俣(左俣へ)

その後もゴーロやナメ滝が続きますが、比較的穏やかに越えて行くことができます。その後は堰堤が4つ続き、1〜2基は楽に越えられましたが、特に3基4基の堰堤は最初の堰堤同様、巻き途中の道が崩壊していて高巻きを強いられるひどい崩壊箇所があります。5年前に伊藤さんが来られた時は3基目の巻道は普通に通れたようですので、年々崩壊が進んでいるようです。

1つ目の堰堤を越えると、沢筋の左岸にも崩落箇所が見えてきます(崩れやすい地質なのかな…)
堰堤の高巻き写真が撮れてないので、あちこちに落ちていた石英(珪石)の写真を。石英はガラスの原料になるそうです。

ナメ滝連爆 → 大滝100m・80m・50m → 右岸尾根(ツメ開始

左俣を越えていくと、ナメ滝がいくつか連続しますが大滝前までは穏やかに越えて行けます。ついに100m大滝が出現。規模はすごいですが、岩が上まで階段状になっているのでロープを出さずに右側から楽に越えることができます。

左俣を少し行くと、かなり開けた空間になります
100mの大滝出現!
人間とのサイズ比。大きいな〜

お次は80m大滝。この大滝も右側から登っていきます。右壁ギリギリのラインで登って行くと、木や草などを少し手がかりとして使えるので比較的登りやすかったです。ただ、残置ハーケンなどは見つけられなかったので、想定ルートよりかなり右側を行っていたかと思います。ロープを出してリードで登っていただきましたが、なかなかカムで支点が打てる場所がなかったようで伊藤さんが苦戦されていました。

写真は80m滝を上から。

最後の大物50m滝は、緩い傾斜よって50mよりはこじんまり見えましたが、狭まっている滝を右側から越えます。最後の小さい5m滝を越えてから遡行は終了。co1960あたりより右岸尾根へツメ開始。右岸尾根はよく見ると踏み跡もあり、登っていくとかなり道がきれいで登山道を登っているかのような穏やかな道でした。

ただ病み上がりの私にはこの200mの登りがものすごく辛く、かなりペースが落ちてしまい伊藤さんにご迷惑をかけてしまいました。

写真が全然良くないですが、50m滝はトイ状で狭め。足で問題なく登って行けます。

この右岸の尾根から詰め上げていきます。

右岸尾根よりツメ開始した時点で、時刻13:50。
集合時刻の14:30には・・・確実に間に合いません・・・><;(笑)

  

戸渡尾根登山道 → 徳ちゃん新道・近丸新道分岐(集合地点)

登山道に着いた時点で14:55。その後集合地点には15:30と、1時間遅れで下っていきそのまま下山しました。

1時間遅れで集合場所に到着。みなさんに謝りのLINEを送ってくださる伊藤さん。

下山(15:30〜)

そのまま徳ちゃん新道の登山道で西沢渓谷まで道なりに下山です。既に下山済みのA班B班の皆さんが西沢山荘前で待っていて下さり、無事(?!)麓で集合できました。
あたりはだいぶ真っ暗でした。。。

行動時間が長い1日でしたが、無事に下山できて良かったです。
そしてみなさん、大変申し訳ありませんでした。

お疲れ様でした!


山行実施日:
2023年10月29日
メンバー:
伊藤(L) 綿貫
山域:
山行形態:
コースタイム:
西沢渓谷駐車場(7:00)-ヌク沢橋(7:20)-二俣左俣(10:30)-大滝(11:50)-右岸尾根(13:55)-戸渡尾根(14:55)-徳ちゃん新道・近丸新道分岐(15:40)ー西沢山荘(17:30)
地形図:
金峰山・雁坂峠
報告者:
綿貫

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