天候:晴
新潟にある赤崩山~日向倉山へ登ってきました。
無雪期は藪がひどく歩く人はほとんどおらず、藪が隠れる残雪期に多く登られているバリエーションルートです。さらに奥只見シルバーライン開通を待っての期間限定のルートということもあって、タイミングがばっちりあって登ることができました。天候にも恵まれ、日向倉山の山頂は展望抜群の素晴らしい景色を見ることができました。
前日夜に新宿を出発して、古巻さんの車に乗って道の駅「ゆのたに」へ向かいました。東京ではぽかぽか陽気ですっかり春気分でいたら、東北では平地でも残雪があり、東北に来たということを実感しました。
当日朝、道の駅「ゆのたに」から出発し、車で30分ほど走ると只見シルバーラインを通ります。銀山平はまだ開通しておらず、明神トンネル手前の駐車スペースに停めました。7時過ぎに到着したときにはすでに満車状態。ようやく1台分のスペースを見つけ停めさせてもらいました。
車の脇で装備を整えます。スノーシューはザックにくくりつけ、アイゼン・ピッケルを装備して出発します。
まずは、駐車場のうしろに見える斜面を登り、小ピーク(㏇993)へ登り、尾根伝いに赤崩山を目指します。標高差240mの斜面を50分ほど登ると尾根にあがります。
尾根にあがると西側のほうは雪は溶けて地面が見えていました。お花も咲いていて春を感じました。
少し藪っぽいところを登っていきます。尾根の東側には雪が残っており、そちらのほうを歩かせてもらいます。トレースはついていて迷うことはなく、50分ほどひたすら登ります。古巻Lは疲れ知らずで、ぐいぐいと登っていきます。
赤崩山頂に着きました。快晴で、風もなく穏やか、絶好の登山日和です。周りの山々が一望できて、気持ちが良いです。
ここからピッケルはしまってストックの出番。ストックを家に忘れてしまい高森さんにお借りしました(ありがとうございました!)
次は進路を東に変えて、先に見える日向倉山を目指します。近いように見えますが赤崩山より266mも標高が高いです。
右側に雪庇があり気を付けながら進むようなところがあったり、雪原のような広いところもあったりします。
150mほど急登を登りきると日向倉山山頂に到着です。後ろを振り返ると荒沢岳と越後駒ヶ岳です。
どこを見渡しても山です。薄青空に白と黒のコントラストの山々がとても美しいです。
日向倉山の山頂はひらけていて広かったです。
山頂を奥に進むと、テント泊をした方が作った雪の防風壁がありました。こんなところでテント泊、してみたいです。
昼食を済ませ、下山開始です。古巻リーダーは名残惜しそうでした。
登りでは振り返りながら見ていた越後駒ケ岳は、下りでは眼前に捉えることができます。下山は歩くのにも余裕がでてきて、何枚も写真を撮ってしまいました。
左側に雪庇が張り出しているのがわかりやすいです。トレースを過信せずに反対側に避けて通ります。その他は、広い稜線でとても歩きやすかったです。
小ピーク(㏇993)へ戻ってきました。
急斜面のため、ここでアイゼンとピッケルを装着して慎重に下っていきます。
下りきるところで、沢筋に小さいデブリのあとがあり、雪崩の跡を避けながら下りました。
スタート地点の駐車スペースに戻ってきました。車もほとんどいなくなっていました。
芽吹く前のフキノトウが美味ということで、お土産に少しばかり収穫しました。フキノトウの香りは、春が始まるときの幸せな気持ちになります。フキノトウは天ぷらやふき味噌にして美味しくいただきました~、ごちそうさまでした!
締めの温泉、「ゆ~パーク薬師」で疲れを癒し、帰路につきました。
明神トンネル付近駐車場(7:42)-小ピーク(8:45)-赤崩山(9:33ー9:55)-日向倉山(11:34ー12:25)-赤崩山(13:43)-明神トンネル付近駐車場(15:29)