谷川岳

天候:曇ときどき晴

雪訓終了後、天神尾根稜線へ向かい、何張りかのテントが並ぶ一角にテントを張る。21日は午後から天候が回復して、周囲の山の眺めが得られた。テン場からも、谷川岳のツイン・ピークスがくっきりと。

天神尾根から谷川岳頂上を望む
前日午後、テン場から谷川岳頂上を望む

予報では、翌日は午後から天候が下降気味らしい。

雪訓と谷川岳のピークハントを組み合わせた計画発案者が体調不良でキャンセルになったこともあり、坂部さんと二人で「行っても行かなくても~」という空気の中、持ち寄ったつまみで小宴会に突入。あまり早く寝ると夜中に起きてしまうので、22時前後になってからシュラフに潜り込む。夜中、風がそれなりに強かったのと、雨?と思うような音がしていたのが気になった。

翌朝は、5時くらいに起きますかね~、と言っていたものの。5時に外を確認すると、風も少し残っており、あたりはガスに覆われて、真っ白な世界が広がっている。夜に少々降雪もあったようで、新雪が数cm積もっていた。「ガスってて真っ白ですね~」という古巻の言葉で、何となく「もう少し寝ますか~」と二度寝モードに。
テンションのあがらないまま、寒いね~と1時間半ほどぐずぐずしていたら、お腹も空いてきた。ひとまず朝ご飯を食べようと、やっと起き上がる。すると、おもてから「山頂が見える」という声。外を覗いてみると、高曇りながら周囲の山もよく見えて、行ってもいいか…という気分に。

結局、予定よりだいぶ遅くなったけれど、8時30分にテン場を出発。山頂もしっかり視認でき、周辺の眺望もなかなかなので、歩き始めれば多少テンションも持ち直す。トレースはこれ以上ないくらいはっきりしている。出発後30分弱、熊穴沢避難小屋前で衣類調整。ここからはやや急な斜面が続く。それにしても人が多い。先行グループのまったりペースに頭を押さえられ、マイペースで登れないのは地味にストレスだが、もはや雪山の高尾山だと思って観念するしかない。

天神尾根中腹から南側の眺め
天神尾根中腹から南側の眺め
上州武尊の向こうに皇海山
上州武尊の向こうに皇海山

避難小屋からの急登を地道にこなし1時間ほどで肩の小屋前。さすがにこの辺まで来ると、風が少し強くなってきた。一投足でトマの耳。周辺の眺めが一段と開ける。上州武尊、赤城山、楢俣左岸の山々から平ヶ岳。至仏の左にちょこんと燧。そうそう景鶴山も見えている。北方に目を転じていけば、目の前の白毛門から笠ヶ岳、朝日岳、そしてオキの耳のすぐ右側には巻機のたおやかな頂稜も。
10分ほど山座同定を楽しんだ後、オキの耳へ向かう。ところが、その途中で群馬県側からガスが押し寄せてきて、あっという間に視界を奪っていった。

もうすぐ頂上
もうすぐ頂上
楢俣川左岸尾根の山々と燧ケ岳
楢俣川左岸尾根の山々と燧ケ岳
爼嵓山稜
爼嵓山稜
トマの耳からオキの耳、一ノ倉岳
トマの耳からオキの耳、一ノ倉岳。右奥には巻機山の頂稜部が…
オキの耳からトマの耳を望む
オキの耳からトマの耳を望む

オキの耳では風が一段と強まり、寒くなってきた。坂部さんの「下りましょう~」の声に促されるように、トマの耳から肩の小屋の前を通り過ぎて、往路を戻る。

下りはさすがに早い。途中で、ロープウェイの始発で上がって来たと思われる集団とすれ違う。なかなかすごい人数だ。樹林の中に入り、風が弱くなってきたところで、行動食を摂って15分ほど休憩。熊穴沢避難小屋を過ぎ、巻き道との分岐は右へ。登りは嫌なので、左のトラバースルートで戻りたいが、テントを撤収しなくてはならない。

テントの撤収と荷物の整理に1時間ほどかかった。途中テントポール行方不明事件なども発生し、探索に少し時間を費やした。(ちゃんと発見・回収しました。)撤収完了後は、足早にロープウェイの天神平駅へ戻る。ロープウェイに乗って、土合口には14時少し前に到着したが、14時のバスは超満員で乗車できず。やむなく次の15時10分発まで待機して、上毛高原からは、新幹線(こちらはガラガラ)にて、快適に帰路に就いた。


山行最終日:2019年12月22日
メンバー:古巻(L) 坂部
山域: 谷川連峰
山行形態: 雪山
コースタイム:
C1(8:30)-熊穴沢避難小屋(8:55/9:10)-肩の小屋前(10:10)-トマの耳(10:20/28)-オキの耳(10:40)-トマの耳(10:53)-登山道Co1680付近(11:20/35)-熊穴沢避難小屋(11:48)-C1(12:10/13:10※撤収)-ロープウェイ天神平駅(13:23)
地形図:水上、茂倉岳
報告者:古巻

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