滑瀞谷 火打石谷

本年度最初の沢登りは、滑瀞谷火打石谷。「東京起点120」では自分がガイドを執筆したのだが、この沢の様子は全く覚えていない。今週は火曜からも今日まで冷え込んで平地では雨が降ったので、詰めと下降開始しばらくは積雪があることを想定して入渓する。

余慶橋手前に車を停めて山道を歩く。山道を遮るガレたルンゼから滑瀞谷出合に降り立つ。

滑瀞谷は出合からゴルジュとなっているが、平凡な流れで深場もないので膝を濡らすこともなく通過する。少し開けた河原になって火打石谷と小常木谷の出合に至る。

滑瀞谷出合のゴルジュ

火打石谷に入るとしばらく左岸に段丘、沢床にナメが続く。短いゴルジュを抜けると開けた河原となり、再び短いゴルジュとなって2Mの滝を越える。

滝を連ねるゴルジュの入口

両岸が迫ってきて谷が右に折れると4Mが懸っていてこれを右から越える。

落口に向かって倒木が架かる6M滝

次に懸る6M滝は釜の手前から落口に太い倒木が架かっていたが、滑りそうなので右壁を登って、続く釜と小滝も右から越えた。左岸が段丘状になり、6M滝を段丘から右壁に取付いて越えると谷は狭まって右へ曲がっていく。すぐにゴルジュは袋小路状になって、水流は左側から10M直瀑となって落ちてくる。

10M滝は登りより落口への降りの方がポイント

10M滝の右に並ぶ細い流の枝沢の滝を登って10M滝の落口に降りる。

谷は開けて、5Mの緩い滝を越えるとすぐに右手にナメ滝の枝沢を分け、さらに右に枝沢を分ける。小滝を連ねるナメを過ぎると釜を持った10M滝が懸る。

右壁が登れそうだが釜に浸かりたくないので巻いた

右壁が登れそうだが釜に浸からないと取り付けないので左岸を巻き気味に越える。次の簾状の10Mは水流右側を登れるが、ここも右側を巻き気味に登って外傾した斜面を辿って落口に立った。

簾状の10M滝 水流際右側を登った方が良かったかも

恐らく水流際を行った方が上部が簡単だったと思われる。30~40Mくらい続くナメ状の流れを過ぎると、しばらく木立のある広い河原が続く。

左壁を登ったが上部が少し悪かった

6×6ナメ滝、4M、6×6ナメ滝と左側を登っていくと10M滝が懸っており、ここも左のスラブ状の壁を登るが上部が少し悪かった。

連なる小滝の奥に枝沢の40M滝が見える

正面に枝沢の40M滝を見上げながら連続する三つの小粒な滝を越えると、流は右に屈曲して3M、25M、4M、5Mと滝が連続する。

25Mの大滝 左岸を巻いた

25Mは右を巻いた。この後再び木立が生えた広い河原となって、単調な河原歩きが続く。一旦伏流した後、1400Mを過ぎて再び水が流れ出すと落口に大岩が乗った8M滝が懸るが問題なく越える。ナメ、小滝を過ぎると25M3段スラブ滝が懸る。

上流にある25M3段の滝 左が本流だが落口にある大岩に苦労した

ルートは色々取れるが、落口に大岩が乗っていてこれを回り込むのに少し苦労した。この辺りから積雪が増してきて、足場やホールドが雪に埋まって神経を使うようになる。

詰めは積雪に苦労する 滑るし手が冷たくなる

詰めは中途半端な積雪に苦労しながらすり鉢状の急斜面を登って岩岳尾根の登山道に出た。

岩岳尾根の登山道に出た 新しい足跡があった

雪に埋もれた登山道を登って前飛竜からサヲラ峠へ降る登山道に合流する。

ミサカ尾根登山道に合流 ここからしばらく雪道の降りに苦労した

積雪に苦労しながら熊倉山へ向かい、熊倉山から熊倉尾根を下降して余慶橋に戻った。

熊倉山 だいぶ雪が減ってきた ここから熊倉尾根を降る

熊倉尾根は南に面しているだけあって積雪はほとんどなく、1106M小ピーク付近からは植林となって踏跡がはっきりしてきて歩きやすい。

余慶橋に停めた車が見えてきた 久々の沢の下山はやたら長く感じた

 

遡行図


山行最終日:2019年4月13日
山域: 奥秩父
山行形態: 沢登り
コースタイム:
余慶橋(7:35)-滑瀞谷出合(7:45)-火打石谷出合(7:55)-800M(8:30)-1090M右岸支流大滝下(10:15)-1400M(11:20/11:35)-岩岳尾根登山道(13:30)-熊倉山(14:40)-余慶橋(16:25)
地形図:丹波

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