2023年1月9日、成人の日
2023年1月9日。新年最初の沢登りのため、丹沢に向かった。
2022年もあっという間に過ぎ去ってしまった。
今年もすでに9日も経っている。年が明けたのは、つい数日前の気がする。
ぼやぼやしていると2023年もあっという間に終わってしまうのだろう。
まだ今年の目標すら立てていないのに。
さて、この日は丹沢の源次郎沢を登り、源次郎尾根を下ってくる予定だ。
沢登りをしつつ、リードの練習をする、それが今回の主な目的だ。
ちなみに、まだまだ初心者のわたくしはリードの見習いの見習い?である。
戸沢山荘〜入渓点
戸川林道の終点にある戸沢山荘付近の駐車場に車を止め、身支度を整える。
8:05 源次郎沢の入渓点へと林道を歩きだす。
堰堤を越えて進みますが……。
源次郎沢の一つ隣、水無川本谷の方に歩いて来てしまったようです。
とはいえ、早めに気づいたため、すぐにリカバリーし、
8:26 入渓
F1
入渓点から3,4分ほどでF1に到着。
3mほどの滝を左壁から登ります。
F2〜F5
F2以降も登りやすい滝が続く。
F6
9:43 F6に到着です。
ここF6でリードの練習をします。
ロープワークや支点のとり方など。
F7−F9
1時間ちょいのプチ講習を終え、F7に進みます。
F10
12:08 F10に到着です。
ここF10で再びリードの練習です。
下からみると、「まぁなんとか登れるんじゃないか」と思う様相ですが、登りはじめるとそうは行かないようです。
綿貫さん、星野さんがリードでチャレンジするも、残念ながら敗退。
ここは、石田さんに登っていただきます。
難なく登り切れてしまう。
んー、登れる人と登れない人の違いは何だろうか?やっぱり経験の差かな?
続いて、わたくしはトップロープで登らせてもらいます。
「意外とスイスイ登れるんじゃないか」という淡い期待もくじかれ、大苦戦。
途中、上にも下にも、右にも左にも動けなくなり、10分以上ぐらい停滞。ホールドがみつからず、足を出すところもみつからない。「無理だ、登れない」という意識に支配される。メンタルが弱い。
焦りで気づかなかったが、右足をおいているすぐ隣にスタンスがあった。そのスタンスを使ってなんとか登り切る。登り切るのに20分以上かかったかもしれない。
という感じで、3人共無事トップロープで登り切る。気づいたらF10で2時間ぐらい経っていた。
ツメ〜稜線
一息ついてから、源次郎尾根へツメあげる。
14:42 源次郎尾根に出る。陽の光もすでに夕方の色に変わり始めている。
遅めの昼休憩をサッと済ませ、下山です。
歩きやすい尾根のおかげもあり、1時間弱で下山完了。
お疲れさまでした。
登れる人と登れない人の違いは?
さて、無事山行も終わり、帰りの電車でふと振り返ってみた。
「登れる人と登れない人の違いは?」何だろうか?「経験の差」と答えるのは、浅はかすぎる気がする。
「大谷翔平はなぜメジャーリーグでも大活躍できるのか」という問いに「野球の練習を頑張っているから」という答えているようなものだ。(ちょっと違うか?)
大谷翔平といえば、高校一年生のときに、目標達成に必要な要素をマンダラートというものにまとめ、実行していたそうだ。下の写真が実際に大谷翔平が書いたものらしい。
中央の「ドラ1、8球団(8球団からのドラフト1位指名)」が最終的な目標で、その目標を達成するために必要な要素を8つ挙げ、その8つをさらに分解しチャートにしたものだ。
なんて高校生なんだろうか。
そうだ、大谷翔平を見習って、分解して考えてみよう。
登れる人と登れない人の違いは?
登れる人に備わっているものは何だろうか?
- ルートファインディング力(適切なルートをみつける)
- 手足の使い方
- ムーブ(体重移動、手足の使い方とも似ている)
- メンタル(冷静さを保つ、必要以上に怖がらない)
- 自分の力を知る
- 筋力・筋持久力
こんなところだろうか?なお、ただの考察のため異論は受け付けない。
この辺を場数を踏んで、鍛えていくしかないのかもしれない。
とはいえ、沢に入ったところで、登攀要素のある箇所は数えるほどであったりする。そうすると場数を踏むには、かなりの回数沢に登らなければいけない。
んー。
2、3、6ならクライミングジムでも鍛えられそうだ。1、5もある程度鍛えられるかもしれない。
クラミングジムに通う。
そうだ、今年の目標はこれにしよう。よし。
ということで、
戸沢山荘駐車場(08:05)- 入渓点(08:26)- F6(09:43)- F10(12:08)- 源次郎尾根(14:42)- 戸沢山荘駐車場(15:45)