天候:曇り時々小雨
月山の立谷沢で1泊釣り山行の予定でしたが、またまた台風で予備計画へと変更になりました。現地で入渓判断をすることになり、とりあえず遡行場所である山形へ向かいます。前日仕事終わりに新宿駅近辺で集まり古巻さんの車で出発しました。
前泊場所は、道の駅「にしかわ」。軒先をお借りし、しっとりと前夜祭を行い眠りにつきました。翌朝、予備計画の日帰り「根子ノ三沢」になりました。私にとって初めての朝日前衛の沢!山形県に来たのも初めてという、初めてづくしです。
前日夜に購入しておいた朝ご飯を食べ出発。(今晩のお酒を買い忘れたことに気付く。これから先はコンビニはないそう・・・悲)今夜の寝床、日暮沢小屋の駐車場に到着です。

すでに10台ほどの車が停まっていました。支度をしていると竜門小屋の小屋番さんが支度を済ませ小屋を目指して登っていきました。さて!私たちも出発です。
駐車場から林道を20分ほど歩いていきます。

林道を抜けると根子川に架かる橋を渡ります。根子川右岸沿いの登山道を歩いたら、10mほど降りて根子川に入渓します。そこからすぐに右岸から流れ込むのが根子ノ三沢です。

登り始めるとすぐに右から落ちる4m滝。手前の右岩をお助け紐をだしてもらい登る。

直登可能な2~4m滝がいくつか続き、小さい釜をへつって楽しく登ることができます。

途中でわさわさ生えているキノコを発見し、今晩の食材ゲット。

上段3条5m滝。滝左のルンゼ状のところをロープ確保で登りました。

ジグザグした滝がいくつか続き、そのまま直登できます。

苔滝。ホールドは豊富にありそうですがヌメヌメで登れません。少し後ろに下がって右から巻きました。斜面は雨で濡れてズルズルで巻くのも難儀しました。

9m滝は左から巻きます。
上段2段7m滝。下段は直登し上段はロープ確保で登りました。

釜をへつって水流沿いに直登できる数メートルの滝が連続します。

4m斜滝は左を巻く。
倒木の架かる4m滝。倒木を使って乗り上げ、右岩を登る。
4m滝は左を巻く。
㏇1075付近、左沢へ行くと登れそうにない泥壁(?)が立ちふさがって行き止まりとなりました。泥壁の左斜面を乗り越え、ハナヌキ峰南鞍部へ詰めて登山道を下山しました。

入渓点のあたりまで戻ってきたところで、岩魚を釣ろうということになり30分ほど全員で竿をだしてみることに。(私は準備に手こずってしまいお二方にお任せしました~)結果はというと、、岩魚の影はなく釣れませんでした、残念~!
「根子ノ三沢」はこれでもかと滝が続き、ほとんどが登れる楽しい沢でした。メジャーな沢ではないようで遡行できてとても良かったです。関東近辺にあったら人気の沢になったのではないか?と、どなたか仰っていましたが、同意です!関東からは遠いですがとてもお勧めの沢です。
日暮沢小屋に戻ってきました。
協力金1人あたり¥1500をお支払いし、2階は既に先客がいたので3階で場所を確保しました。着替え用(?)の別室もあり、マットなど自由に使えたりと快適に使わせていただきました。
着替えを済ませ、本日の食事作り開始です。
食事担当は今回で2回目。1回目は食材は現地調達がテーマだったので実質初めての食事担当です。自分ひとり分なら適当に、、、となるのですが、他のメンバーの食も担当するのは責任重大。悩んだ末、今回はかぼちゃの天ぷらと豚肉の生姜焼きにしてみました。
当てにしていた岩魚のから揚げはなくなってしまい、多めにもってきた天ぷら油が残ってしまいました。こういう時はきのこの天ぷらができるよ!とのアドバイス。頭の中がすっかり岩魚になっていました。。。食事担当も経験が必要のようです。そんな中、ぱぱっと作っていただいた「ミズコブの塩昆布和え(いつの間に古巻さんが採っていた!)」や、採れたての「キノコ汁」はとっっても美味しかったです。ごちそうさまでした。
お裾分けいただいたお酒を飲みながら、ゆっくりと夜が更けていきました。

2日目
朝方、目が覚めると雨が降り続いていました。予定していた小寺鉱泉からの田代沢は遡行中止になりました。昨日の根子ノ三沢が大満足だったので充実感一杯です!身支度を済ませ日暮沢小屋を後にしました。「テルメ柏陵」で汗を流した後は、地元のお野菜や地酒を物色。「そば処 吉亭」で山形県のお蕎麦をいただき、帰路につきました。


日暮沢小屋駐車場(8:06)-根子川入渓(8:45)-根子ノ三沢出合(8:53)-Co1075付近(14:18)-登山道(14:23)-日暮沢小屋駐車場(17:11)