春のレスキュー訓練・A班(新茅ノ沢)

22.04.17
天候:曇(時々雨)

毎年春と秋に行うレスキュー訓練。今回も初心者向けA班と上級B班に内容を分けて計画して下さいました。私達初級A班ではレスキュー訓練以前のロープワークの基礎からしっかり丁寧に教えていただき、岩トレも兼ねて行いました。モミソ岩の反対側にある新茅ノ沢の方で実践です。

・実施概要
場所:丹沢・新茅ノ沢  
時間:09:15開始/16:30終了
内容:リードレスキュー(トップロープの練習、懸垂下降・仮固定)、搬送法(背負い搬送、背負い懸垂下降)

今回はモミソ岩の反対側にある新茅ノ沢で実施です。


リードレスキュー

❶トップロープの練習(F1滝)

まずはリーダーの丸山さんのリードで上に支点を作成いただき、以下トップとセカンドでビレイの練習を交互に行いました。上で支点の作成方法を習いセカンド確保の練習を複数回行います。

<メモ>
支点の作成 ———

初めに片方のハーケンに接続したロープ先端のカラビナに、メインロープを適宜な長さを取って自己確保。カラビナにインクノットを作り接続する。もう一つのハーケンの方にスリングとカラビナをセットし、そのカラビナにエイト環を仮止めし、インクノットから出る片側のメインロープを通したら、エイト環を定位置でセット。セカンドのビレイを行う。

❷懸垂下降、仮固定(F2脇)

F2に移動して、懸垂の練習と仮固定の練習を習います。
が、このあたりにヒルが大量発生しておりました。。懸垂と仮固定の練習を一通りして、場所を変更します。

懸垂中、仮固定で止まる練習。


  

❸ディレクションビレイ[ビレイヤーの確保]、自己脱出(F2滝)

滝前に移動して、実際にリーダーが登攀中に落ちた想定での練習です。
通常はボディビレイですが、ここではビレイヤーは岩や立木などにロープを介しカラビナを1つ咬ませてビレイを行います。実際に落ちてもらい、リードを救助するための自己脱出、までの実践です。

リードをビレイする星野さん。ロープ流すのが難しいです。

<メモ>
ビレイヤーの自己脱出 ———

リードが墜落したら、テンション貼ったメインロープから自己脱出する。エイト環を仮固定し、プルージックコードをカラビナに接続。コードが張っているのを確かめて、メインロープをカラビナから外して脱出する。

  

   

搬送法

❹背負い搬送、背負い懸垂下降の練習(F3上)

お昼休憩後、F3を超えた上の平地で搬送法の練習を行います。
テープを使って事故者を背負う「背負い搬送」の練習を、交互に行います。負傷者を背負って懸垂下降する練習です。

<メモ>
テープを使った背負い搬送 ———

テープを事故者の腰に回し、そのまま肩にかける。その両肩のテープを更に短いコードで固定してカラビナに取り付ける。背負って懸垂する時はメインロープにエイト環をそのまま取り付けず、間にスリングで距離をつくる。

更に伊藤さんは丸山さんを背負いそのまま実際に岩で懸垂の実践です。
背負いながらの岩の下降は相当辛そうです。

背負って懸垂するのは、とても大変そう。

私も星野さんを背負って行う予定でしたが、初心者2人は危ないという判断で中止になりました(ホッ) でもいつかはできるようにならないといけませんね…(汗)



ここで時間になり終了です。
今回はかなり丁寧に初めから教わりましたが、
初歩的な技術が伴わないとその先のレスキュー訓練に辿り着かないので、
次回までに基礎的なところは覚えていきたいと思います!



最後に、4月の丹沢はもう危険だよということで

ぎゃー【閲覧注意】

大量発生中です。


メンバー:丸山(L) 伊藤 星野 綿貫
山域:丹沢
山行形態:訓練山行
コースタイム:
地形図:大山
報告者:綿貫

“春のレスキュー訓練・A班(新茅ノ沢)” への2件の返信

  1. 新茅は、やっぱり出ますね…。くわばらくわばら。
    懸垂岩の方はまるっきり見ませんでしたが…。

    それにしても、エディタ、使いこなしてますね~。
    エヴァンジェリストとして、新しい表現の開拓をお願いしますだ ^.^)v

    1. まだ寒かったので完全に油断してました;
      懸垂岩の方は日当たり良好ですもんね。うう。。
      しかし懸垂岩の方でも秋は元気にウヨウヨしてましたので、そろそろ居るかもしれませんね;∇;

      エディタ模索中です〜!^^ HPも今後パワーアップさせていきたいですね。

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