6月6日(日) 天候:曇り時々雨
台風から変わった低気圧の影響で天気予報がコロコロ変わり実施が心配されたましたが土壇場になって曇りに好転。日頃の行いって大事ですね。
今回は丸山リーダーの計画に便乗させていただき奥多摩の鳥居谷へ出かけた。以前から気になっていたがアプローチの悪さからなかなか実施出来なかった沢だがついに出かけることが出来た。今回は二人だけなのでリーダーの所作をこっそり勉強させてもらうつもりだ。朝6時30分にJR鳩ノ巣駅前に集合し日原へと移動した。駐車スペースに付くと既に1台停車し釣りの支度をしていた方がいたので話を伺うと、先週私が歩いた区間をルアーで釣り上がるとのこと。我々は入渓点が同じものの直ぐに支流に分かれることを伝えて別れた。
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7時00分に出発し小川谷林道を約一時間歩いてから渓へ向け降りた。小川谷に立つと丁度犬麦谷の出合いだ。つり橋が掛かっているので良い目印になる。気温はそれほど高くない割に蒸し暑い。林道歩きで汗をかいたので一枚脱いでから遡行を開始した。
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本流を15分ほど歩くと左に崩壊した防護柵が現れる。鳥居谷の出会いはそのすぐ先だ。8時15分鳥居谷に入った。水量比は(10:1)くらいか、かなり少なく感じられた。出合から暫く水量も少なく倒木も目立ち荒れている。30分ほどで2段12m滝が現れた。1段目を登り2段目の攻略ルートを探すがシャワー無しには登れそうになかったので素直に左壁をロープを出して巻いた。壁の岩はぐずぐずで脆かった。巻き上がると、途中ちらちら見えていた下段歩道と呼ばれる旧い登山道に出た。木橋は腐っていたし人も歩くことも少ないため踏み跡も薄い廃道だ。滝から上部もまだまだ倒木が目立ち少し残念だ。
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部分的に伏流個所があるがCo940を過ぎる頃、ようやく渓が落ち着きだした。立派な広葉樹の巨木が増えて周囲も明るくなる。Co1100で初めての二俣。1:1で出会う右沢にはワサビ田と小屋跡があり良い目印となる。ここまで特に問題もなく、ペースも良かったので時間に余裕があるのでここで小休憩をとった。
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二俣から3段CSまでは概ね1m~2mの小滝郡とプチゴルジュが続く。CS滝は微妙に直登出来ずに左の岩壁を木の根を頼りに登った。鳥居谷で面白いのは2段12mとこの3段CS滝だ。CS滝の上にはやはり旧い登山道である上段歩道と呼ばれる踏み跡が沢を横切っているがやはり廃道だ。リーダーと「時間によっては上段歩道を使って下山するのもあり」と話したが今回は最後まで詰められそうなのでパスした。
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参考にしたガイドブックにはここから10m滝が2本紹介されているが残念なことに埋まってしまったようだ。5mトイ状を右から登ると急に水量が不安定になり潜ったり現れたりする。
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Co1230付近で二俣が2つ続くが上の二俣が若干3つ俣っぽくなっていて分かりにくかった。一番左に進むのが正解だ。この頃から辛うじて沢型が残る程度になり落ち葉が積もっていて歩き難くなってきた。
Co1370で薄い踏み跡を辿り右斜面へ逃げた。5分ほど歩き、11時00分にタワ尾根へ登り詰めた。
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まだ時間も早く、あとは尾根道を降るだけなので食事は摂らず小休止だけにとどめた。タワ尾根は人もまばらでとても静かだし巨木が多いうえに明るい。とても好きな尾根だ。ふと一本の木にキノコが集っているのが眼に入った。キノコは全く素人で詳しくないがなんだか食べられそうな気がしたため少しいただいた。*地元の詳しい方に尋ねたら地元で「うすずみ」と呼ぶ食用可のキノコだった。
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タワ尾根を1時間少々で下山した。約半日のルートだったが心配された雨の影響も受けず楽しい山行が出来た。
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小川谷林道P(7:00)-小川谷と犬麦谷出合(8:20)ー鳥居谷出合(8:35)ー2段12m滝(8:50)ーCo1100二俣(9:45)ーCS滝(10:05)ーCo1255奥の二俣(10:35)ーCo1425タワ尾根(11:00)ー金袋山(11:35)ー一石神社(12:20)ー小川谷林道p(12:30)