(集中山行・秋)鬼怒川日光沢

2021.10.9 曇り時々雨
当会でA班、B班に分かれ、それぞれが別のルートから同じ山頂を目指して集まる集中山行をしてきました。
A班が日光沢から、B班が大清水からそれぞれ日光市にある物見山(毘沙門山)
山頂を目指します。
ここでは日光沢ルートの模様をお伝えします。

今回は、夫婦渕駐車場に牛久さん、坂部さん、自分の3人が前泊し、
翌日(9日)古巻さんとここで合流しました。
トイレも休憩室もとても綺麗で感動しました。

夫婦渕駐車場、翌朝7:30の様子

女夫渕駐車場を7:40に出発して奥鬼怒歩道を行きます。
所々崩落の後が見える場所があるので、通るときは注意です。

奥鬼怒歩道案内図

奥鬼怒歩道を行くこと2時間弱で、入渓点の日光沢出合いに到着です。
写真の奥から手前に流れているのが日光沢です。

 

入渓するとすぐに、大滝が出てきます。

いきなりですが、ここが日光沢の核心です。
滝の右側から登ったのですが、ザレザレで、踏み込んでもすぐに崩れ落ちてしまう足場でした。バイルも刺さりづらく何度もずり落ちながら登りました。

大滝を登るとすぐに巨大な堰堤。


右側から巻きます。
なかなかな藪こぎ(自分にとってはですが)で途中、先頭とはぐれてしまいました。笛で位置を確認して追いつきましたが、視界が遮られるので厄介です。


藪こぎの途中で、カモシカに遭遇。
少し離れたところからとったので、写真では良くわかりませんが
本当に不思議な顔をした動物です。


堰堤を高巻いてしばらく行くと、鬼怒滝です。
滝の手前で昼食を取り休憩後、左から高巻きました。


この辺りで霧が出てきて神秘的な雰囲気が増します。


本日の野営地に到着です。
時間的には13:20で、まだ先に行けるのですが、この先地図をみると泊まれそうな場所がないようなのでここに決定です。


癒しの焚き火にジャーキーを炙る。 美味。

2021.10.10 晴れ
昨日は所々で雨に降られましたが、本日は晴れてひと安心。
準備を済ませ7:50出発です。
早速の滝。
多段階段状の滝。
登り易いですが、滑っていて足の置き場に注意です。

なかなかの急登が続きます。
水量も減ってきました。

山椒魚です。初めて生で見ましたが、小さくてもしっかり山椒魚でした。
ここから大きくなって行くんですね。


右の滝を登れそうですが、時間と安全を見て左からたか巻きます。
次回があれば挑戦したいです。

ここで最後の給水をしながら小休憩。
急登続きで汗をかいていたので水が美味いです。

水流がなくなり、次第に藪が現れました。
途中でB班との1回目の無線通信をしましたが応答なし。
遮る物が多すぎて電波が届かないみたいですね。


藪を抜けて尾根に出ました。風が抜けて気持ちいい。


尾根沿いに登ると鬼怒沼山山頂到着です。
正直眺望は…..。
この後少し降って開けたところで2回目の無線通信を行いました。
なんと、B班はすでに物見山山頂に到着済みとの事。
とにかく無事に連絡が取れて良かったです。
ここから登山道に沿って歩きます。


しばらく進むと木の板が出現。

からの鬼怒沼です。
開けていて物凄い開放感。最高です。

12:15 物見山山頂到着。鬼怒沼に着いた時点で疲れ気味でしたが、そこから物見山への登りは中々こたえました。


B班と無事合流。着いたときは分からなかったですが、しばらく休憩していたら物凄く冷えました。さすが2000M越え、冷える訳です。

この後来た道を引き返して再び鬼怒沼へ。


鬼怒沼を抜けて柳橋沢方面へ。
途中、シカ発見。近づいても逃げないので、アップのいい写真が取れました。


下山途中、日光沢温泉に入る事が出来ました。
営業終了が15:00で、着いたのが14:50でしたのでラッキーですね。
透明と乳白色のお湯2種類が楽しめてオススメです。


日光沢温泉から奥日光歩道を通って、2時間程で夫婦渕駐車場に無事到着です。

温泉に入った後に歩いたので、また汗をかいてしまいましたが所々で紅葉も見れて良い山行になりました。
八丁の湯、加仁湯も気になるので雪の積もる時期に又訪れて雪見風呂を楽しむのもいいかもしれません。
ありがとうございました。

遡行図

 


山行最終日:2021年10月10日
メンバー:牛久(L) 坂部 古巻 冨田
山域:奥鬼怒
山行形態:沢登り
コースタイム:
夫婦渕駐車場(7:40)ー日光沢出合(9:25)ー日光沢の滝上(11:00)ー鬼怒滝(12:00)ーCo1630二俣(13:20)
Co1630二俣(7:50)ーCo2000付近分岐(10:30)ー鬼怒沼山山頂(11:13)ー鬼怒沼(11:50)ー物見山(12:50)ー鬼怒沼出口(13:25)ー日光温泉(14:50)ー夫婦渕駐車場(17:05)
地形図:三平峠・川俣温泉
報告者:冨田

“(集中山行・秋)鬼怒川日光沢” への1件の返信

  1. 集中山行は、今となっては古き良き伝統に属する山行形態なのかもしれませんが、山行計画の実施管理という観点からの積極的な意義もあると思っています。
    それに、単純に考えても違うところから登ってきた仲間と山の中で出会えるって、なんか楽しくないですかね?そんな風に思います。
    コロナ禍もあり、なかなか思った山行ができない状況で、久々の集中ができてほんとうによかったと思います。お疲れさまでした ^^)/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

TOP