天候:曇
2月21日に、奥多摩・つづら岩で会全体の岩トレを実施したが(記録はこちら)、新入会員の星野さんは、ロープワークの基本や懸垂下降などのセット方法を中心に練習して、実際の登攀の練習があまりできなかった。同じ班だった古巻も同様だったため、補講ということで、牛久さんと共に、日和田女岩で岩トレ第2弾を実施した。
前日は、かなりの降雨があったが、当日は何とか雨も上がり、好天まではいかないものの、トレーニングには支障のない天候であった。ただ、風が少し強く、冷たかったが…
とは言え月曜日ということもあり、岩場は誰もいない貸し切り状態で、ゆったりとした気持ちでトレーニングに専念できた。
まずは手前の傾斜の緩い斜面を使って前回の復習を行い、セッティングや動作の順序などの確認を行う。星野さんは、細かいことは忘れてしまったこともあるかも…と言って、熱心にメモを取ったり、牛久さんや古巻に手順の確認をしたりしていた。
タイミングタイミングで声をかけての意思疎通が大切だということもお伝えして練習した。沢の中では、声かけでは聞こえないことも多く、ホイッスルを使って合図をし合うことも多い。いずれにしても、呼吸を合わせる、相手がどういう状況にあるかを常に把握しておくことなどは、クライミングでも沢登りでも重要なことである。
さて、一連の手順を復習した後は、いよいよ女岩に取り付き、登攀の練習だ。
トップロープで、南面左側のルートを登り、クライムダウンで下ってくる。最初は、途中のテラスまで、二回目以降は終了点まで登っての下降。
ロープの流れが少し悪くて、確保に少々難儀だったが、星野さんは登攀、下降とも比較的スムーズにこなしていた。今日は星野さん、クライミング・シューズだったが、沢の足ごしらえでのトレーニングも必要なので、それは次回以降の課題ということで…。(多分、その前に実際の沢での「沢トレ」になるだろうが。)
次に、クライムダウンではなく、懸垂での下降練習。星野さんは、しばらくぶりのせいか、少し緊張気味。
初回の下降後は「前にやった時よりも怖かったような~~」との感想。慣れてないこともあるけど、久しぶりだったからでは?
でも、慣れすぎて、確認が疎かになってもいけないし…。
星野さんが、夕方用事ができてしまったということで、13時過ぎには撤収したが、星野さんは、積極的に練習メニューに取り組み、今日の目的は十分達成できたのではないだろうか。
1年ぶりの日和田岩だったが、ほかに誰もいない岩場は初めてだったかもしれない。
そして、帰り道、古巻は雨に濡れた木の根でスリップして尻もちをつき、右手の人差し指をつき指して、ズボンのお尻が泥だらけに…orz
車で帰る牛久さんと星野さんと別れてから立ち寄った高麗豆腐で、お店の人に「ころんじゃったんですか~?」と言われてちょっと恥ずかしかった…。そのままで電車に乗るのは憚られるので、高麗駅のトイレでトレーニング中着用していたジャージにはき替えて乗車。
帰宅後は、牛久さんからおすそ分けしていただいた奥多摩産フキノトウで、フキノトウ味噌を作製。高麗豆腐で買った、ざる豆腐とくみ上げ湯葉と併せて、日本酒のお供にさせていただきました。ごちそうさまでした!
練習開始(9:00)-撤収(13:00)