2023年1月28-29日(土日)🌞
「みずゆき」のメンバー7人で南八ヶ岳雪山テント泊へ行ってきました。夏と冬では全く違った景観となる八ヶ岳。真っ白な雪の世界に足を踏み入れるのは、澄んだ清らかな気持ちになります。しかし雪山は天気によって困難で危険をともないます。そのため、この世界を楽しむには、必要な装備や技術、体力、知識などが必要となります。事前に勉強会で雪山山行について学び、その後実践で雪上訓練を行い、この南八ヶ岳山行となりました。私は雪山を始めて3年目となりますが、雪山テント泊は初めてで、今回の山行は雪山を「学ぶ」という気持ちで参加させていただきました。
今回、7人のメンバーが参加。A班3人とB班4人に分かれ、2日目の午前中の行動は別でしたが、その他の行動は共にしました。

車は八ヶ岳山荘駐車場に停めました。美濃戸林道で赤岳山荘まで行くには四駆、スタットレス、金属チェーンが必須だそうです。
★11時10分八ヶ岳山荘出発


★15時20分 赤岳鉱泉着

赤岳鉱泉入口前あたりにテント2張り設営完了。スコップで平らにして雪が入らないように気を使い設営しました。雪山では土が出ていないかぎり通常のペグは使用できません。雪用のペグとして竹ペグを使用しました。


ダウン上下を着こみ、私はホッカイロを体に貼り付け、テントシューズのロングを履き暖をとりました。(テントシューズは暖かく、また靴を履くことなくテントシューズのまま外にでることができる優れものです。)テント内で鍋をしたりで寒さは一切感じませんでした。テント内の換気も気を付けました。
私はダウンのシュラフモンベル3番を2枚重ねにして、120センチのマットで足元にはザックを置き、お二人の間で真ん中に寝床を取らせていただきました。朝方少し寒さを感じましたが22時から4時まで目を覚まさずよく寝ることができました。登山をする者として、どんな場所でも睡眠がしっかりとれることは身についているようです。(笑)
2日目 ★6時起床
本日の行動予定:8時出発 文三郎尾根から赤岳ピストン 13時テント場 A班B班テント撤収 全員で下山







以前夏に、個人山行で赤岳鉱泉のテント泊で赤岳から横岳、硫黄岳周回コースを歩いた経験があります。今回は「みずゆき」のみなで憧れの雪山の赤岳を登頂することができました。夏とは違い荒々しい南八ヶ岳の景観に魅了されました。
積雪期の赤岳は、岩と雪のミックスの登山となりアイゼンやピッケルを使う技術が必要だと実感しました。2月になって暖かくなるとアイスバーンになるそうですが、この時の雪質はまだそこまで凍ってはいませんでした。今回、事前に雪上訓練を行ったことがフルに活用できたなとおもいます。
急斜面を歩くときは、アイゼンを斜面に効かせ、ピッケルでバランスを保ち安定したアイゼン歩行を意識してあるきました。トラバースする所も岩がでていたり、高度感もあったので慎重に進みました。また中岳の分岐をすぎ、少し行くと風も強くなったので、雪訓で教えてもらった耐風姿勢をとってみました。この姿勢をとったら風が下を抜け体が安定したので、風の様子をみて歩き始めたり、耐風姿勢をとったり、何度か繰り返して練習してみました。
山頂付近では岩をアイゼンで登る感覚を色々な感じで味わうことができました。ピッケルは、場所によって使い分け、右手、左手、持ち方(ピックの向き)を意識して使用しました。険しい雪山では転んだら命取りと聞いていたので、始終気を付けて歩行しました。
今回の雪山テント泊そして赤岳登山はただ楽しいだけではなく沢山のことを学ぶことができました。何事も目標を持ち全力で取り組むことでモチベーションがあがりステップアップにつながるとおもいます。
この計画を立ててくださった伊藤リーダーは準備段階でも、持ち物や装備のことなど細かく連絡を下さり、山行中も持ち前の明るさと穏やかさで7人をまとめて下さいました。また他のメンバーの方にも大変お世話になりました。心から感謝いたします。ありがとうございました。
★12:50 赤岳鉱泉着 テント撤収開始
★13:40 下山開始
★15:20 八ヶ岳山荘駐車場着
その後みなで道の駅にある延命の湯で温まり帰宅しました。
[1月28日]
小渕沢駅(9:40)-八ヶ岳山荘P(11:10)-赤岳山荘(12:20)-赤岳鉱泉(15:20)
[1月29日]
赤岳鉱泉(8:00)-行者小屋(8:50)-文三郎尾根-赤岳山頂(10:50)-文三郎尾根下山-赤岳鉱泉(12:50/13:40)-八ヶ岳山荘P(15:20)