利根川大倉沢右俣

先週の合地沢がハードだったため、癒し系の沢を参加メンバーにお願いしたところ、利根川藤原ダムの左岸に流れ込む大倉沢右俣が古巻Lより提案された。天気は全国的にイマイチだが大雨の心配はなさそうなので実施の運びとなる。リーダーは左俣を以前日帰りで遡行済みで今回は3度目の入渓になるようで心強い。

8/21:曇り時々晴れ間、後一時雨、後曇り
前日よりみなかみの道の駅でステビバしていたが、ゆっくり山行なのでセブンイレブンで朝食をとった後、大倉沢に向かう。藤原ダム左岸の立岩先のトンネルを抜けたところが下山する林道の入り口でゲート手前の駐車スペースに車を停めて身支度する。トンネルを戻り、大倉沢にかかる橋を渡り左側の旧道に入りしばらく行くとポンプ小屋のある旧道の橋につく。橋下には大倉沢が4m程の2条滝をかけている。その上も4m〜6mの滝を連続してかけている両岸切り立ったゴルジュ帯になっている。左岸にパイプ梯子のかかる山道がありそれを辿って巻いていく。

パイプ道は途中で崩壊しており、慎重にFixロープを頼りに川床に下降する。

ゴルジュ内の川床に降りるとすぐに2m幅広滝がかかる。

続いて6m2条滝が豪快にかかっている。ここは右ルンゼに入るとFixロープのかかる山道がありこれを辿っていく。

続く、2m、5m、6x8m滝もこの山道を使ってまとめて通過する。

パイプ道をかけているので昔は結構人が入っていたと思われる。

ゴルジュ帯を抜けると一転して広葉樹の中を緩やかに流れるようになる。

ポンプ小屋に通じているのか無粋な黒いチューブの走る流れを暫くさかのぼっていく。

大きな岩に流れがかかる巨岩帯となる。

この4m滝は右の巨岩帯を通過する。

穏やかな流れと巨岩帯が交互に現れる。

通過が難しいところは倒木が立てかけてあり、明らかに人が入っていることを伺わせる。ここら辺はヤマメが走っていたので釣り師も入るのだろう。

一旦開けるが、巨岩が所々に転がっている。

再び両岸が狭まってくると前方に滝が見えてくる。

7mのチムニー状滝。前回リーダーが来たときは水量が少なく右から取りついて突っ張りで登れたそうだが、今回は右を巻くことにする。少し戻って泥斜面を壁下までいきトラバースする。

途中足元が悪く、ロープを出してアイスハンマーを使用して通過した。

その先の6x10m滝は右側を伝っていく。上部にFixロープがある。滝の上には右から4m滝を伴う枝沢が流入している。

そのすぐ上にかかる4m+2mの2段滝は右を登る。ここにも上部にFixロープがかかっていた。

この先の3m2段滝を左から越えると沢は再び開ける。14時過ぎと時間は少々早いが雲行きも怪しくなってきたのでテン場を探しながらいく。

右岸台地にテン場を設置し、薪を集めて焚火を始まると雨となる。1時間半ほど降られたが、タープの下で焚火を守ることができた。この日は高森シェフのジンギスカンを主菜とした夕食に舌鼓を打つ。

8/22:曇り時々晴れ

翌朝もゆっくりめで7時半過ぎにテン場を出発する。

早速、5mのスダレ状滝がでてくる。つるつるなので左を小さく巻いて越える。

ナメ滝も出てきて綺麗な渓相だ。イワナが所々で走る。

30分ほど歩くとco1010mの二俣に到着する。左俣には逆くの字状のスダレ滝がかかっている。左岸台地に錆びたドラム缶や酒瓶が散乱していた。おそらくその先にあるカラマツを植林するための作業小屋が昔設置されていたのではないだろうか。ここまでは、仕事道もつけられていたのだろう。

右俣はナメ床にスダレ滝がかかる綺麗な流れとなる。

スダレ状滝が所々あるナメを気持ちよく遡行していく。

と、流れは一旦トイ状となる。

再びなだらかなナメの続く渓相となる。

左から入る枝沢もナメ床だ。ここら辺は植林されたカラマツ林だ。

ナメにも少々飽きてきたところで小川状になる。

上部は少しぼさっぽくなるが、たいした藪漕ぎもなく目的のco1200mの鞍部に10時前に到着する。

鞍部からco1257mピークへの尾根には熊の引っ掻き傷?がついたブナがちょくちょくある。

ピークから藪を少し下ると左俣上部の流れにつく。小川状の流れを左俣の上の二俣まで下降していく。

奥の二俣を左沢に入るとトイ状2m滝となる。久し振りの滝なのでヘツリの練習をしてみる。

トイ状の流れをずんずんと登っていく。

と、左俣もナメ状の流れが続く渓相となる。

水が涸れると少し濃い目の笹薮漕ぎとなる。

1時間ほどの藪漕ぎで反射電波塔が2基設置されたピークに出た。そこからは山道がある。

15分ほどの歩きで尼ヶ禿山山頂に出る。山頂からの景色をしばし楽しむ。

気持ちの良い尾根道を玉原湖方面に下山していく。2時間ほどの歩きで駐車場に到着した。

15時過ぎに下山できたが、車に乗り込みみなかみのふれあい交流館に向かう途中で土砂降り雷雨となった。早めに下山できたのは幸いであった。大倉沢をのんびり周遊した今回のような山行もたまにはいいものですね。

遡行図

山行最終日:2021年8月22日
メンバー:古巻(L) 高森 坂部
山域:奥利根
山行形態:沢登り
コースタイム:
8/21:長沢橋林道ゲート前P(8:44)-大倉沢橋(入渓)(9:00)-co910mチムニー滝(11:45)-co925m二俣(12:35)-co980m右岸泊場(14:36)
8/22:泊場(7:26)-co1010m二俣(8:00)-右俣遡行-co1200m鞍部(9:47/55)-co1257mピーク(10:13)-co1100m左俣奥の二俣(10:50)-co1450m反射電波塔(12:48/13:00)-尼ヶ禿山(13:13)-玉原越分岐(14:00)-長沢橋林道ゲート前P(15:12)
地形図:藤原湖
報告者:坂部

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