ジョウゴ沢

八ヶ岳のジョウゴ沢は、過去遡行した方の写真を見てからいつか行ってみたいと思っていた沢です。実際に行ってみると、豪快な滝と岩峰、草原が広がる美しい沢でした。

前日夜出発して、道の駅で前泊しました。
当日朝、出発地点のやまのこ村駐車場には「満車」の看板がたっていましたが、日帰り用の空きスペースに停めさせてもうらことができました。ハイシーズンの八ヶ岳はやはり人気のある山なのですね。装備や準備運動を済ませ、いざ出発。入渓点までは登山道を歩いていきます。

天気がよくて良かった。爽やかな朝です。

八ヶ岳といえば苔。光を受けた苔がキラキラしています。

アプローチ途中で見た苔たち。癒されます。

黙々と登山道を進み、気付いたら赤岳鉱泉に到着。テント泊の方もいらっしゃいます。

赤岳鉱泉ではテントが張られていました。テント泊、いいですね。

赤岳鉱泉は素通りして、このまま入渓点まで行くことになりました。30分弱ほど歩くとジョウゴ沢です。ジョウゴ沢に架かる小さな橋から即入渓できます。その傍らで最終の準備と、腹ごしらえを済ませ準備完了です。

ジョウゴ沢に入渓。

入渓してすぐは、水量少なめのナメ。穏やかな雰囲気です。

右岸側に道がついているようで、登山者が後ろからその道を辿って歩いていました。途中まで行けるようです。

ほどなくして6m滝。水流右側を登れました。

ホールドもしっかりとあり、気持ちよく登る。

続いて、2条10m滝。少し戻ると右岸に枝沢があり、そこから上がって高巻いて越えました。

左側草地の上のほうにはロープがありました。それは使わず高巻きました。

降り立ったところは、一面緑、美しいです。奥に滝が見えています。

美しいなぁ、寝っ転がりたい。

滝手前の右側の草地のところを登りました。

滝を越えると広河原にでました。岩と草原が広がっていて、思わずテンションが上がります。硫黄岳山頂の方は、岩壁が城壁のように横に伸びていてその上に人の姿も見えました。

ここで1日過ごせたら気持ちよさそう。

広河原で休憩をとって出発、ゴルジュのようなところがでてきました。

解放感のある広河原とは一変。変化があって楽しい。
ゴルジュの入口、最初の滝はフリーで登る。

続いての滝。丸山Lはフリーで登り、後続はロープ確保で登りました。

ホールドが脆く、体重を預けるとポロっと剥がれます。

4m滝はロープ確保で登りました。

合間の癒し。名前は??

ゴルジュ帯を抜けると、ハング滝。

ハング滝は、丸山Lが颯爽と左を巻いて登っていきました。安全を期して後続の私たちはハング滝右側の岩の段差を空身のゴボウで登りました。

右側のゴツゴツした岩のところをゴボウで登る。

ハング滝を登り終えると、両側岩壁の滝が見えました。映画に出てきそうな風景です。

ラスボス感あるなー。左側の岩が人の顔に見えてきた。

この滝は残念ながら登れず、手前の右斜面方面へ。ガレガレの斜面を詰めて、ハイマツ帯を越えると登山道にでました。

詰めの様子。

登山道の脇にはコマクサが咲いていました。過酷な環境で生きてすごいですね。

可憐なコマクサ。可愛いな。

硫黄岳の山頂を踏み、爆裂火口も見ることができ楽しかったです。後ろを振り返ると、広河原の時に見えていた岩壁が見渡せました。

奥には硫黄岳山荘が小さく見えました。

午後からは雲がでてきましたが、夕立にあたらずに駐車場に戻ることができました。

下山中。

メンバー:丸山(L) 伊藤 綿貫 星野
山域:八ヶ岳
山行形態:沢登り
コースタイム:
やまのこ村駐車場(6:38)-赤岳鉱泉(8:20)-ジョウゴ沢入渓(8:46)-㏇2335二俣を左(9:35)-㏇2440二俣を左(10:29)-中沢山(9:32)-登山道(11:50)-昼休憩(11:52-12:28)-硫黄岳(12:46)-赤岳鉱泉(13:57)-やまのこ村駐車場(15:27)
地形図:八ヶ岳西部
報告者:星野

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