笛吹川東沢鶏冠谷右俣

 

ゴールデンウイーク最終日の天候がいまひとつということで

予定を繰り上げ、鶏冠谷右俣へ行くことになりました。

今回は、星野さんがリーダーです。

ルートの選択、リード、支点構築等々、経験を積むことができたと思います。

 

前日、塩山駅に集合し、道の駅みとみを目指します。

道の駅は、予想していた程混雑はしていないようです。

日中は30度近くまで上がるとの予想ですが、

そうは言っても5月上旬、夜間はかなり気温が下がります。

まだまだ防寒は必要ですね。

 

この頃になると朝5時でもすっかり明るくなっています。

甲武信岳に向けて早々に出発する方たちを見送りながら、

朝食をとり、出発準備をしました。

駐車場を6時30分に出発…草餅はまだ売っていませんでした。

買える時間に下山したいと思いながら、いつもの道を進みます。

通い慣れた吊橋

吊橋からみる鶏冠山…いつ見てもいい形…確かに鶏冠です。

今日はいい天気です。
今日は、いい天気です。

西沢渓谷へ向かう道から東沢方面へ入ります。

リーダーは、さっと徒渉点を見極めて徒渉していきます。

すぐに登山道と別れ、沢を進んで行きます。

魚留の滝…上部が難しいので、ここは素直に巻いていきます。

魚留の滝

奥飯盛沢出合の2段90m大滝は、いつ見ても迫力があります。

「右の凹角より取り付く」と登山体系にありますが、

下から見ると上部が難しそうです。こんなところ登る方もいるのですね。

奥飯盛沢出合の大滝

そのすぐ上にある3段12mの滝…

一段目左から登ったこともありますが、

ここは素直に巻いていき、慎重に2段目下へ降りました。

ちょうどよいところに蔓があって助かりました。

2段目は、出だしがちょっといやらしいスラブです。

ほんの一手ですが、毎回楽しいです。

逆さくの字の滝をリーダーがリードします。

ぬめりはなく、フリクションはいいです。

屈曲する部分には残置スリングが数本下がっているので、

支点を取り、進みます。

順調に通過すると、沢の中に陽が差し込んできました。

5月らしいよい天気…しかもきれいな渓相です。

スラブでの足置き、アンダーの使い方等々

適度な緊張感をもちつつ、遡行を楽しみます。

幅広の美しいナメのすぐ上が二俣になります。

この上がすぐ二俣

休憩するには、最適の場所だと思います。

左俣はあと三ノ沢を残すのみ、いつかコンプリートしたいものです。

右俣の奥には直瀑があるので、左岸を高巻きます。

高巻きは、ルートの見極めが重要

うまくルートを見定めればロープを出さずに滝上にでることができます。

高巻きの途中で、木賊山の山頂や鶏冠谷左俣一ノ沢の40m大滝が見えました。

4m滝には倒木と残置ハーケンが数本あり、それを利用して越えました。

この倒木は、ありがたい。

30m大滝は、左壁から素直に巻きました。

いくつか滝を越えていくと、きれいなナメとナメ滝が出てきます。

川床が赤くてきれい
きれいな一枚
きれいな滝やナメが続きます。
思い思いに

40m大滝まで行きたかったのですが、

今回はタイムアップ…1700m枝沢からエスケープします。

エスケープルートとしては、よいかも…

石楠花の藪と少し格闘して

徳ちゃん新道と近丸新道の分岐の少し上の鞍部にでました。

エスケープルートとしては、よかったです。

後は徳ちゃん新道を下るのみです。

最後に山の神に無事下山できたことを感謝しました。

駐車場に戻ると、不動小屋のシャッターが空いています。

名物よもぎ餅を買って、買えることができました。


メンバー:星野(L) 坂部 伊藤
山域:奥秩父
山行形態:沢登り
コースタイム:
駐車場(6:30)-鶏冠谷出合(7:09)-二俣(10:54)-1700m付近枝沢(15:26)-西沢山荘(17:44)-徳ちゃん新道(16:19)-駐車場(18:06)
地形図:金峰山
報告者:伊藤

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