赤谷川笹穴沢

 

週末の天気がなかなか見通せない中、

昨年度計画して3回流れた赤谷川笹穴沢に

ようやく行くことができました。

 

今月初めに笹穴沢を訪れた方の記録を見ると

大きな雪渓が残り、渓相もだいぶ荒れていたとのこと…

この辺りでは一二の秀渓と言われている笹穴沢が、

どうなっているのか…確かめてきました。

 

前日に平標登山口に車をデポしました。

この辺りは、以前棒沢に来た時以来です。

前泊地は、とても快適でした。

食事を摂り、軽く飲んで明日に備えて早めに休みます。

 

川古温泉近くの駐車スペースは、なんと駐車禁止!!

ロープが張られていました。

これから笹穴沢方面へ出掛ける方は、ご注意ください。

予定より少し遅く、5時45分スタートです。

川古温泉 赤谷林道ゲート

林道を6キロ弱ひたすら歩き、赤谷林道終点の

入渓点に7時に着きました。

しっかりヒル対策をしたおかげか、

だれにもヒルは、付いていませんでした。

水色がとてもきれい

入渓点からすぐに下部ゴルジュ帯があります。

さすがに朝一で寒いので、さっさと巻きました。

全体的に明るく開けた沢を進みます。

小滝や淵をどんどん越えて、先を急ぎます。

ところどころ流れてきた木々がたまっている箇所があり、

この先が少し心配です。

だんだん水の濁りがひどくなってきます。

赤いナメがきれいですが…

くろがね岩峰が近づくにつれて泥水のようになりました。

くろがね岩峰1326mを臨む

9月上旬にあった大きな雪渓は崩壊していましたが、

沢床を土砂や流木、岩が埋め尽くしていました。

今後さらに崩壊が進むと思われます。

これから遡行される方は、細心の注意をお願いします。

 

それを過ぎると2段20メートル滝が現れました。

イメージが少し異なる(私見)…手前の堆積物のせいか…

下段は左から、上段はぬめりもほとんどなくフリーで登りました。

前衛が階段状の滝

その先もところどころ雪渓の名残があらわれます。

水流沿いを快適に登ります。

きれいだったと思われる沢床もところどころこんな感じ

昨年来られていれば…

赤い20m滝が見えました。

左から試みましたが、泥等がひどく右から巻きました。残念…

そして核心の40m大滝とその上につづく120m大ナメ滝が見えました。

下から見るとどこまでも続いているように見えます。

とても壮大な景観です。

どこで区切るのか

テラスまでフリーで登りました。

残置ハーケンはありましたが、使えるものはひとつだけでした。

ハーケンを足してビレイポイントを構築します。

中間支点は、あまり取れませんでした。

上部のスラブはこれまでの記録に書かれているように

なかなかスリリングでした。

終了点から
ため息が出るほど美しい

120m滝は、弱点を探しながらフリーで登りました。

浮石や砂に注意、決してスリップしてはいけません。

滝の上部が右に屈曲するところ ここの写真よく見ます。

みなさんが写真を撮る気持ち…わかります。

この先もまだまだ滝は、現れます。

どちらからでも巻けるようです。
階段状の滝

ようやく最後の滝が見えてきました。

左のルンゼから登る方もいるようです。強者です

ここにきてとてもその気にはなれないので、右岸から巻きました。

 

源頭の雰囲気が出てきました。それとともにガスが濃くなります。

1900m付近まで忠実に沢を詰めます。

上部は草紅葉が始まり、季節が進んでいることがわかります。

確実に季節が進んでいます。

1900m付近からは、熊笹をかき分けて進みます。

急に空が明るくなり、青空が一瞬見えました。

最後にきれいな秋の空

熊笹を越えた瞬間ガスが晴れ、赤く染まる草原に出ました。

まるでご褒美をいただいたようです。

沢の中では、ずっと曇りでした。思わず歓声

平標山の家で、しばらく休憩

とてもきれいな山小屋です。おいしそうな香りが漂ってきました。

いつもX(エックス)を見て情報をいただいているので、

今度は、ゆっくり泊まりで来たいと思います。

平標山の家 ぜひ泊まってみたい

赤谷川笹穴沢 渓相は荒れていましたが、

それでも十分美しく充実した沢旅となりました。

いつか以前の渓相が戻ったとき、再訪したいと思います。


メンバー:伊藤(L) 石田 高森
山域:谷川連峰
山行形態:沢登り
コースタイム:
赤谷林道ゲート(5:45)-入渓点(7:00)-金山沢出合(8:54)-20m赤い滝(11:45)-50m滝上(14:00)-登山道(16:54)-平標登山口駐車場(19:15)
地形図:三国峠・水上
報告者:伊藤

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