(天候)3月23日:晴
3月の3連休は仕事やら家の用事やらで山へは行けず涙を呑んだのだが、休日出勤の代休を23日に取れることになり、お天気も良さそうなので単独でも許可の出そうな会津駒ヶ岳をスキーで訪れる計画を提出。
前夜のうちに自宅を出て東北道から塩原を抜けて南会津へ向かった。午前7時30分に登山者用駐車場に乗り入れると数台の車が停められており、そのうちの1台の傍らでは女性のスキーヤーが出発準備中だった。単独のようだが、女性の単独行のスキーヤーは珍しい気がする。こちらの準備中にそのスキーヤーは先行。それより遅れること20分ほどでこちらもスキーを担いで出発。
駐車場から5分ほどの滝沢登山口に向かう林道の入り口は既に雪がだいぶ解けていて舗装面が半ば露出していた。最初の橋を渡ったところでスキーを履く。

ニ番目の橋を渡った先で林道を外れ、ショートカットルートへ。杉林の中では雪が繋がっていないところがちらほらとあったが、出発から35分で無雪期の駐車場に到着した。左手の冬ルートを見ると、ところどころ地肌が見えていていい状態ではなさそう。ここでこの状態だと上部ではだいぶ苦労しそうなので、予定通り夏道の登山口へ進みスキーをザックに括り付ける。登山口からしばらくは全く雪がなかった。


営林署の看板のある地点の少し下からは積雪が増えてきたが、雪が出てきてからは急斜面が続く。スキーはヘリポート跡まで担いでしまおうとそのまま登ったが、先行トレースの歩幅が微妙に広く、自分と歩幅が合わずに登りにくい。ここだけはアイゼンがあった方が登りやすかった。

営林署の看板から20分ほど、ようやくヘリポート跡へ到達すると、先行した女性が休憩中。冬ルートから登ってきたということだが藪が酷くて難儀したそうだ。この方、昨日は燧へ登ったらしい。まだ中土合公園までしか除雪されていないので、そこから往復したというとなかなかの健脚だ。ここでも先行する彼女から10分ほど遅れて出発。
予報通りお天気は上々で風も弱く、登っていると暑いくらいだ。雪の状態は固かったり軟らかかったり場所によってまちまち。降りでバランス崩さないよう気を付けねばと思いながら登る。一度、シールの効きが甘くキックターンの際に板が滑ってコケる…。雪が微妙に滑るので立ち上がるのに少々苦労した。


トレースはスノーシュー、ツボ足のものが大部分でそこをスキーで登るのはがたがたしていて登りづらい。(シールの効きも悪くなるし)メインのトレースから外れた斜面に自分でトレースを刻みながら高度を稼ぐ。
樹林が段々疎らになってきて周囲が明るくなるとしばらくで樹林帯を抜ける。抜けると一気に眺めが開ける。何度来ても心躍る景観だ。

駒の小屋の下をトラバースするあたりで前方から、先行していた女性スキーヤーが降りてきた。やはりだいぶ早い。すれ違う際、源六郎沢に滑り込むシュプールを指して「あっちから降りても戻ってこれるんですか?」と質問された。下にはゴルジュもあるし、途中から登り返さないと尾根には戻れないですよと答えて、でも気持ちよさそうだから滑ってみたくなりますよね~など暫し立ち話。
3連休中はだいぶ人が入ったのだろうが、今日はだいぶ静かで好ましい。
頂上への最後の登りはまた少し傾斜が増す。この登りは角度がちょうどそんな風な角度なのだと思うのだが、一向にゴールが近づいてこないように見えるのだ。最初にスキーで登った時は永遠に頂上に届かないんじゃないかと思ったものである。
今では突然登りが終わることにも慣れたけれど…。
頂上には予想通り誰もいない。今回は久しぶりに四方の眺めがよく、しばし山頂を独占して鑑賞と撮影タイム。
山頂を示す標柱は頭が少し顔を出している。昨年は完全に埋まっていたので、雪はやはり少ないようだ。





ただ、滑り出すと意外と雪質はよくて、去年の重くて曲がらない雪よりは数段楽しく滑ることができた。基本的には尾根に沿って戻るが、尾根上はスノーシューのトレースがデコボコで煩いので、少し下をトラバース気味に降る。樹林帯に入ってからもなるべくスノーシューに蹂躙されていないところを選んでシュプールを刻んで行く。途中で一度休憩しようと思っていたのだが、快調に滑っているうちにヘリポート跡に着いてしまった。


ヘリポート跡からの下山は、冬ルートを降ってみようと降り始めたのだが、雪が少なく藪が酷い。(事前情報通り)早々にシートラに切り替えてつぼ脚で降り始めたが、尾根の末端を降りるところが急斜面でつぼ脚だと滑落しそう。そこからはスキーでも何とかなりそうだと思って再度スキーを履く。ただ、思ったよりも雪が少なく、その先はほぼ横滑りで何とか雪を繋いで降るがかなり苦行であった。
結局、無雪期の駐車場まで山頂からヘリポート跡までよりも時間がかかってしまった。やれやれである。夏道を降った方が絶対に早かったな。ようやく降りついた無雪期の駐車場からはそのまま林道を…と思ったら、いきなり雪が切れてるぢゃん。止む無く一度スキーを外すことになった。その後、下ノ沢の堰堤のところでも雪が切れかけていたが、雪の側面を回り込んで辛うじてスキーを外さずに通過。それからは登山口まではスキーのまま無事に帰着できた。

ここ数年、毎年のようにスキーで訪れる会津駒ヶ岳だが、年によって雪の量や雪質も違うし、天候も異なる。今年は山麓の雪解けは早かったが、上部には滑りやすいいい雪が残っていて、まあ当たりの年だったように感じた。
スキーもいよいよシーズン終盤となってきたが、雪が無くなる前にあとどれくらい行けるだろうか。






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