葛根田川戸繁沢〜中ノ又沢

葛根田川のゆるふわルートを計画した。単独での遡下降の許可がおりたので行ってきました。2日間幸い雨は降らず、静かな沢と山歩きを楽しめました。

9/27(土):曇り時々晴れ
路線バスの終点、乳頭温泉の蟹場よりスタートする。蟹場から登山道がある筈だがヤブ化していて見つからず、大釜温泉まで戻るも孫六温泉方面の道に入ってしまい少々時間をとられるが、どうにか登山道に復帰してひたすら登り始める(といっても標高差300m、1時間程度の行程だが・・・)。

登山道の途中から田沢湖が臨めた。

稜線まで出て、左に少し行くと戸繁沢の沢形が登山道と並行して走るのでそちらに入る。

歩きやすい沢形だ。途中赤テープがあった。

しばらく下降すると9mの直瀑が出てくる。左岸に明瞭な巻き道がついており、途中トラロープ、下降点の入り口に赤テープがあった。

この滝が今回のルート中最大の滝でした。

戸繁沢の上流から中流は基本赤茶の石で構成される平凡な川原が続く。水質が良くないのかイワナは見かけなかった。

ナメ滝が少しありました。
滝と淵も時々ありますが、容易に下降可能です。
テン場適地もちらほらあります。
こんな滝でも貴重です。

下流部には、見事な25m幅の5mスダレ滝がかかっていた。右岸にトラロープがあり容易に下降できる。

プチゴルジュに枝沢から8m階段状滝がかかっていた。

ここら辺からイワナがちらほら出始める。

大石沢を過ぎると葛根田川っぽい白い川床に青い水流の景観となってきて間もなく本流に出た。今回でこの場所は4度目だ。

本流出合の砂地には焚火跡がありました。

その先は葛根田川本流特有の渓相が続く。

曇りなのでイマイチです。
本流にかかる3m滝。左から簡単に越えられます。
沼ノ沢が左から10×15m多段滝を伴ってあわさる。

当初の計画では中ノ又沢の出合いで泊る予定だったが、焚き木が少ないので中ノ又沢を更に先に進む。

沼ノ沢から5分ほどで中ノ又沢出合だ。

中ノ又沢は出合から連瀑帯となるがせいぜい3m程度の滝で何れも容易に突破できる。

1-3mの滝が7個連続します。

連瀑帯が終わると右から枝沢が合わさる。一人なら泊れそうな砂地があり薪が豊富だったのでここで泊ることにしてツエルトを設営した。

結局ザイルはツエルト設営で使用しただけでした。このルートならザイルとハーネスは不要だと思います。

1時間程度で焚き木収集と焚火の準備も完了したので今年最後の釣りにいそしむ。結構釣れるが20cm以下で全てリリースを続けたがやっと25cm程度のがかかったのでこの1匹だけ確保した。

この日も盛大な焚火ができました。

 

9/28(日):曇り

5時に起床し、焚火を熾し朝のルーチンをこなす。7時過ぎに幕場を出発した。

中ノ又沢は出合以外に滝はなく河原が続く。テン場適地とイワナは豊富だ。
上流で少しだけナメがあった。稜線から30m程度下の流れでもイワナが走り驚きでした。

詰めあがった稜線山道は丁度ヤブ化が酷く、一度見逃して通り過ぎてしまう。引き返して少しさまよったがどうにか見つけられた。

所々、倒木で道が不明瞭になっています。そういう箇所は赤テープがありますが・・・。

30分ほど登ると大白森避難小屋に到着した。

泊り易そうな綺麗な避難小屋でした。2階が6畳程度の板間、1階はコンクリ打ちっぱなしで真ん中に薪ストーブがあります。

1時間程度だらだらと登ると大白森の湿原に到着し景色が広がる。紅葉が少し始まっている感じです。

右の岩手山から、夏に歩いた大深山から畚岳の緩やか稜線が一望できます。

三ツ石山あたりは真っ赤に彩られていて紅葉真っ盛りなのが見て取れます。

前方には乳頭山から秋田駒ケ岳への稜線が続きます。

分岐で右方向に1時間程度下山していくと鶴の湯に到着します。

途中で道が怪しくなりますが強引に進むと宿泊棟の脇を通って駐車場に出られました(部屋内が見えて少し恐縮でした・・・)。

鶴の湯からバス停までは30分程度の登りがあり入浴を迷いましたが、バス停までの無料送迎バスが1時間おきにあったので、ここで素晴らしい露天風呂を堪能して疲れを癒せました。

 


山行最終日:2025年9月28日
メンバー:坂部
山域:八幡平・岩手山・秋田駒連峰
山行形態:沢登り
コースタイム:
9/27: 蟹場温泉(8:00)-稜線登山道(9:07/17)-戸繁沢下降開始(9:22)-葛根田川本流(13:30/45)-中ノ又沢Co775m泊場(14:39)
9/28: 泊場(7:17)-稜線登山道(10:02)-大白森避難小屋(10:32/47)-鶴の湯(14:10)
地形図:秋田駒ケ岳・曲崎山
報告者:坂部

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