成瀬川木賊沢~合ノ俣沢

もうすぐダム完成の為、入渓しにくくなる成瀬川木賊沢から合ノ俣沢を周回してきました。木賊沢は中流部のヤバそうな雪渓4カ所と詰めでクライミング+藪漕ぎ5時間と体力と精神が削がれましたが、合ノ俣沢下降は癒し系で水に浸かった夏の沢を楽しめました。

7/19(土)晴れ

古川駅でタイムズカーを調達し、成瀬ダム展望駐車場には11時過ぎに到着。予定より時間がかかったので今日は木賊沢を行けるところまで行って泊る予定に変更し出発する。

ダム本体の形はほぼできているが、完成まではまだまだ時間がかかりそうな感じ。来年に試験湛水できるのかなー。

トンネル出口脇のしっかりした山道を辿ると15分程度で木賊沢に降りたつことができる。早速昼飯休憩とし、水浴びして涼む。

木賊沢は何もないと思っていたが、石門状から水を勢い良く落とす8m滝が現れる。頑張れば左のバンドを登れそうだったが、無理をせずに右岸を巻く。

右岸の台地状植林帯には踏み跡と青ペンキマークの巻き道がついていました。

壊れた石垣堰堤を2個越えて行くと、釣り師2人に遭遇。背後から近づくとたいそう驚いた様子であった。気持ちよく先行を許して頂けた。

ダムが完成するとここら辺まで水底になります。

その先で6x8mの斜滝に出合う。右側にトラロープが下がっていたが滑っているので後続にロープを出した。

その上は、ナメと河原が続く癒し系の渓相となり魚影もかなり濃くなる。

スノーブロックが出てくるようになると前方に悪そうな雪渓が出てくる。左端にアプローチできたので雪渓上左端を歩き通過する。

が、降り口が悪く潅木に支点をとって3m懸垂で川床に復帰した。

その先で2個目の雪渓が大崩落して行く手を塞いでいた。左の潅木帯に入り大きく高巻いた。

川床に復帰するも次の雪渓がすぐに出てくる。いまにも崩れそうなのでこの雪渓も左の潅木帯に入り巻いた。

その先にもヤバそうな雪渓が出てくる。

くぐるのはやだったが、右の潅木帯の方が取り付きやすそうなので、右のスノーブリッジを通過し雪渓右側に乗って通過した。

co660mの二俣を左沢に入り、いい時間になったので幕とした。

アブや羽虫が煩さく、モスキートネットを着用した。

 

7/20(日)晴れ

結構早起きできたので、7時前に出発する。川面がもやっていると変な雪渓が出てくるのではないかとドキドキするが、この先はほとんど雪は出てこなかった。

8m滝に行く手を塞がれる。登れそうにないので、左のガレルンゼを登り潅木帯に入り懸垂で川床に復帰する。

まだ、この先は沢形が地形図では続いていたが、急に水が涸れてしまう。そして水流が復活しなかったので水取りできなかった・・・。

co850mの手前の枝沢に入って大薊山北西部を乗越す予定で、それらしき涸れ棚30mがかかる枝沢にルートを取る。意外に斜度があり、途中のテラスでハーケンで支点をとって後続にロープを出した。

2ピッチ目は後続にそのまま右の潅木帯に入ってもらい、どうにか越えました。

その先は、急なガレ斜面だったので右の支尾根を3時間の藪漕ぎで乗っ越す。

やっと大薊山北西尾根に出た。この先は草付き急斜面で下降できず、合ノ俣沢に伸びる支尾根まで密ヤブを漕ぐ。

笹混じりの支尾根は下降しやすかったが、更に2時間の合計5時間のヤブ地帯登下降となり、水もあまりなくかなりへばってしまった。

合ノ俣沢右沢co725m付近に出て大休止とした。予定では、石滝山の東側尾根を乗越して唐松沢上流部まで行く予定であったが、既に15時近くなっていたので諦めた。

水をたらふく飲んで生き返りました。

そこから平凡な川原を下降すること40分程度でテン場適地を見つけたので幕とした。

このテン場は空が開け、星空が大変綺麗な上、向かい側にはホタルが点々と飛び回り夜空を満喫した一夜になりました。魚もいたので塩焼きとしました。

 

7/21(月)晴れ時々曇り

今日は合ノ俣沢を数時間下降するだけなので、7時過ぎに気楽に出発。イワナが走る癒し系の渓相を下降していく。

時々出てくる滝もはっきりした巻き道がついていて安心して下降できる。

或は、トラロープが設置されているので問題なく下降できる。

ヘツリも楽しめますけど、暑いのでそのうち水に浸かって通過するようになる。

綺麗なナメも所々に展開され気持ちよい。

ヘつる人と水に浸かって通過する人とそれぞれ自由に通過していく。

同じく水と戯れる人々。

小滝も時々出てくるが難なく下降できる。

この滝にはご丁寧にボルト連打に固定ロープがついていた。

ダムが完成するとここら辺まで水底になります。

木賊沢との出合い直前が、ゴルジュ状となり下降できない8m+6mの連瀑がかかっていた。

右岸にトラロープが所々かかる巻き道がついていて比較的簡単に通過できる。

出口の6m滝。

下降開始から4時間かからず木賊沢との出合いに到着。もときた山道を辿り駐車場まで30分程度で戻った。

木賊沢と合ノ俣沢は遡行記録があまりないが、木賊沢には意外に滝があり悪い雪渓が遅くまで残っており、一方合ノ俣沢は癒し系の渓相であった。
帰りは、展望が素晴らしい須川温泉栗駒山荘のお湯にゆっくり浸かって山行の疲れを癒し、帰京した。

 


山行最終日:2025年7月21日
メンバー:坂部(L) 高森 古巻
山域:栗駒・虎毛・神室
山行形態:沢登り
コースタイム:
7/19:成瀬ダム展望駐車場(11:48)-木賊沢入渓(12:10)-co675m付近泊(16:50)
7/20:泊場(6:51)-co810m付近右岸30m涸れ棚(8:40/9:40)-支尾根藪漕ぎ-co1140m大薊山北西尾根(12:21)-支尾根下降-co725m合ノ俣沢入渓(14:43/15:02)-co686m二俣(15:30)-co670m付近泊(15:40)
7/21:泊場(7:06)-co465m木賊沢との二俣(10:52)-成瀬ダム展望駐車場(11:23)
地形図:小安温泉・真湯温泉
報告者:坂部

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