会津駒ヶ岳

(天候)3月23日:晴(ただし風強し)

昨年の夏に、会津駒ケ岳に登りたいという妻と夏山登山をしている。その時は初めて中門岳まで往復して、やっぱ会津駒ケ岳の良さを実感した。今回は3年ぶり5回目のスキー登山である。

昨日は超マイナーな藪山でのスキーだったが、今日は超メジャーな山。さぞや人も多く…と思ったのだが、天気予報がいまいちのせいか7時に登山者用駐車場に行くと何と一番乗り。出発時には5台ほどになっていたのでまるっきりいないわけでもない。歩き出してから分かったのだが、前日はそれなりに人が入っていたようでトレースがたくさん。それでもスキーよりツボ足やスノーシューの人の方が多いようだ。それで下山にちょっと苦労することになる…。

駐車場から数分で滝沢林道の入り口。今年はやはり雪が多く、林道入口からたっぷりの積雪。これならスキーでこのまま登れそうなので、早速スキーを履いて歩き始める。
いつもなら染み出しで雪が解けて路面が露出しているところも雪がつながっている。最初の橋を越えたところから林道を離れて左手に進みショートカット。例年のとおり30分ほどで夏の駐車場。

林道入口の雪の壁
林道入口の壁をよじ登る。
雪に埋まる林道をシールで歩く
積雪たっぷりです。

で、ここから先はいつもなら階段のある登山口からスキーを担ぐのだが、今日は雪もたっぷりありそうだしこのまま左手の浅い沢状を登ってみることに。

一番最初に来た時にも使ったルートだが、その時は雪が少なく結構な時間を費やしてヘリポート跡に辿り着いた記憶がある。さて今日はどうだろうか。
沢地形なので幅もあまり広くない。樹林もそれなりに…。途中から左手の尾根に逃げてヘリポート跡まで登るが、夏季駐車場からヘリポート跡まで55分。ルートの取り方にもよるのだろうが夏道を来た方が少し早かったかもしれない。次からは迷わず夏道を歩こう・笑。
ということで、息を切らせてヘリポート跡に到着。10分ほど休憩の後山頂に向けて出発した。

舟岐川方面を振り返る
振り返って見る舟岐川の谷と中央分水嶺。手前の稜線は大中子山だろうか。

天候は、時おり晴れ間がのぞくが雲が多く、やはり風が強いようだ。見上げると、雲が流れるスピードが速い。トレースは前述のごとくツボ足・スノーシューのものが多く、シールでは歩きづらい箇所もある。踏み抜いた跡などはシールの接地面が減ってフリクションに難が出る。なるべくそうしたところを避けて登るのだが…。

やがて右手に大戸沢岳の稜線が見えてくる。大戸沢岳は結局一度しか訪れていないので、来シーズンは行ってみようかな…。

三岩沢の斜面かな
改めて見ると、これは三岩沢の斜面かな…。

森林限界を超えるまで休憩を2回取る。おそらくここから先は風が強くてゆっくり休憩も取れないだろうから、2回目の休憩の際に昼食代わりに多めの行動食を摂った。

森林限界を越える
森林限界を越えると頂上が常に視界に入ってくる。

さあ、あと1ピッチ。時おり強風に煽られそうになるが、風は治まっていく予報ではある。だんだんと近づく山頂に励まされながら駒の小屋の直下からトラバースぎみに頂稜へ。雪はたっぷり残っているし、視界も良い。風も許容範囲だ。

山頂に向けてトラバース
駒の小屋の建つ台地を左に見ながら、頂上に向けてトラバースする。

雪景色の錯覚で遠近感が無くなり、終点がえらく遠くに見える。
それにしても、やはり頂上直下から風が強くなってきた。様子を見ながら進む。瞬間的には20m/sくらいの風速があったと思うが、平均すると10~15m/s程度だろうか。
頂上は山頂標が完全に雪に埋没しているが、無数の踏み跡も。昨日はさぞ賑わったことだろう。

風が強く、シールを外すと風に飛ばされかねないので頂上を少し過ぎた木立の影に退避。
しゃがみこんで滑降の準備をするが、風で飛ばされた雪が途中で溶けて飛沫のように降りかかってくる。おやおや…である。
何とかかんとか苦労しつつ滑降の準備を整える。再度、山頂に登って周囲を一瞥。

燧は割とよく見える。北は中門までの稜線。トレースも少し見えるから中門に足を延ばした人もいるのだろう。新潟方面は荒沢岳は判別できるが、越後三山は雲がまとわりついて判別が難しい。
平ヶ岳は何とか見えるかな。それにしても駒の小屋の向う、御池へと続く稜線は本当に綺麗だ。

越後三山方面の眺望
荒沢岳は視認できるが、越後駒ヶ岳・中ノ岳は雲の中だ。
燧ヶ岳へ連なる山並み
燧ヶ岳へと連なる山並みが美しい。

さて降ろう。と降り始めたのだが、雪が予想以上に重い。スキーが曲がらんっ。
もう少しターンを楽しみたかったのだが、重い雪に阻まれて大きくターンをすることに…。
源六郎沢に落としても良かったのだが、何だか重い雪がもっと重くなりそうなので、尾根の側面をトラバース気味に森林限界まで。尾根上はデコボコトレースで快適でなさそうだし….。

駒の小屋と滝沢コースの尾根
さあ降りましょう。

登りに2回目の休憩をした辺りで尾根上のトレースに合流。
その後は滑りやすそうなところを拾いながら高度を落としていく。それでもところどころデコボコをかわしきれずにガクガクしながら滑り降りる。
山頂から1時間弱でヘリポート跡に飛び出す。
さて、ここからはどう降ろうか…。夏道方面だと途中からスキーを担ぐことになるなあ…。降りならこのまま登ったルートを降った方が早いかな…。とは言え右手の尾根には回り込まず、まっすぐ沢に突っ込んでみた。登りは1時間かかったけど、降りはちょっと苦労したものの20分かからずに夏季駐車場。
その後は、林道をそのまま降りて15分で国道へ。やはり雪が多いと楽だ。

今回初めて、スキーを外さずに往復してみたけれど、降りはともかく、登りは登山口からヘリポート跡まではスキーを担いだ方が楽で速そうだという結論に至った。


メンバー:古巻
山域:南会津
山行形態:スキー
コースタイム:
登山口駐車場(7:40)-林道入口(7:45)-無雪期駐車場(8:15/20)-ヘリポート跡(9:15/23)-Co1650付近(10:23/33)-Co1880付近(11:25/40)-会津駒ケ岳(12:33/50)-Co1880付近(13:06)-ヘリポート跡(13:42)-無雪期駐車場(14:00)-林道入口(14:15)-登山口駐車場(14:20)
地形図:会津駒ヶ岳・檜枝岐
報告者:古巻

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