(天候)2月7日:曇
北信ツアーの翌週、T師は恒例の八甲田遠征に出かけてしまったので、I師と今度こそ魚沼方面へと意気込んでいたのだが、どうも再びの寒波襲来の予報だ。積雪が増えて(スキーヤーとしては)喜ばしいのだが、絶賛降雪中の山へ出かけるのはやめておいた方がよさそう。
ということで、困ったときの菅平。再び根子岳を狙って奥ダボススキー場の駐車場を目指した。関越自動車道はそこそこ車も多かったが、前回の予定時刻くらいに奥ダボススノーパークの駐車場に到着した。
ゲレンデ直近の駐車スペースに余裕があったのは喜ばしいが、車から出ると地面がツルツルのスケートリンク状態だ。油断するとすってんころりんしそう。今日の核心は駐車場だぞ、と思いながら転ばないようそろそろと歩いて支度をする。
スキーを持って駐車場を出る際には、隣の車にスキーをぶつけないよう気を遣う。
天候は今日もあまりよくない。視界不良になることを心配して、今日はツアーコースを登ることにした。場合によっては、根子岳に登らずに直接小根子岳に向かうことも想定して出発。
過去2回より少し左にルートを取って、ツアーコースのトレースに沿って登っていく。
幸い、それほど視界が悪くなることはなかったが、良くなることもない。モノトーンの世界を黙々と登る。

樹林帯を抜けて、少し視界が広がると下山時に見かけるゲート前に出てきた。
そこからはスノーキャットの軌道跡を辿る。まあ、あまり面白みのないルートだ。ただ気温は低く、雪が乾いて軽い感じがする。滑りは楽しめるかも。
スタートから1時間半ほど登って、根子岳避難小屋で休憩を取る。カロリーと水分を補給して出発。途中で何人かのスキーヤー・スノーボーダーを追い抜く。

避難小屋から30分ほど登ると主稜近くなってきたが、視界はやはりよくなさそうである。眺望が得られないなら今日は主峰へ寄らなくともいいかと小根子岳を直接目指すことにして左寄りに進路を取る。
直ぐ後ろにさきほど追い抜いたスキーヤーがいたので振り返ると、トレースの分岐点でまっすぐ進むトレースとこちらのトレースを見比べている。「根子岳に行きますか?」と声を掛けると「はい」ということなので、「でしたらこっちへ」と右のまっすぐ進むトレースを示すとそちらに進み始めた。つられてこっちへ来てしまうと主峰に行くのにだいぶ遠回りだ。
主峰と小根子岳の小鞍部まで来ると地面には細かいシュカブラが刻まれている。鞍部なので風が抜けるのだろう。なかなか印象的な風景である。

前回・前々回は主峰から稜線伝いに小根子岳を目指したが、今回はツアーコースから直接小根子岳へ上がったのでいつもとは少し違った風景が広がっている。

見慣れた地形を認識すると暫くで小根子岳のピークである。根子岳の本峰には三角点がないが、尾根上の小ピークである小根子岳には三角点が設置されている。しかも一等点である。知らなかった…。

三角点を越した先で滑降準備をしていると何人もの人がやってきた。随分と人が多いなあと思っていたら、どうも本峰に登る前に立ち寄っただけだったようで数分後には本峰の方へと戻っていった。(もしかすると、我々の付けた新しいとレースに引き込まれて間違えてこっちへ来てしまっただけなのかも…^^;)
昼近くになったので、簡単にカロリーを補給し、静けさを取り戻したピークからドロップ。
最初の急斜面は横滑り気味に数m高度を落としてからぐるっと回りこむように北西斜面へと滑り込む。登りで予想した通りまあよく走る雪だ😊
滑りは極めて快適で、面白いように自由なシュプールが描ける。予想以上の雪質で、I師とふたりはしゃぎながら滑り降りていく。

「刹那的な遊び」とI師が漏らす。今日も2時間半かけて登って、快適に滑ったのは30分足らず。そのために何時間かけて菅平までやってきたのだろうか。でもまた来たくなるんだろうなあ。

トラックは残っているが、今周囲には誰一人滑っている人はいない。なんだか贅沢な時間である。前回同様、勿体ないのでチビチビ滑るのだが気持ちのいい時間はあっという間だ。
だいぶ下まで降りてきたなと思ったら、I師が「ちょっと降り過ぎたかも…」と。楽しいのでついつい快適斜面を追い過ぎたということで、小さな沢型を越して左へトラバースしていくとスノーキャットルートの近くまで戻ることができた。
雪を土手のように寄せてあるところを乗り越えてスノーキャットルートに出ると、ちょうどゲートのあたり。
練習になるから登ってきたルートを降りましょうかとI師。ゲレンデを降りたらあっという間に車に戻ってしまうので、練習するのもいいかと往路を降りかけたとたん逆エッジが引っかかって転倒…oops。
平らな斜面なので起き上がるのにジタバタしてしまった。そんなぼくを見てI師は「やっぱりゲレンデ降ります?」と提案。いや、ここで日和ると癖になる。意を決して初志貫徹だ!
まあ、そんなにムキになることもないんだけど…。
凍り付いたような溝のトレースを板をガタガタいわせながら降る。斜度はそれほどないが快適とは程遠い。それまでの楽しさは全部吹き飛ぶほどめんどくさいぞ。でも確かにスキーコントロールの練習…というか体験にはなるな。たかだか15分くらいだけど。
修行を終え広いゴルフ場エリアに出てきた時はホッとした。すぐ目の前は駐車場だ。
午後になって少しは地面も緩んだかと思ったら、相変わらずのカチカチ。また気を付けて歩いて車に戻る。それにしても、このツルツルの地面を滑りもせずに走ることのできるスタッドレスタイヤというものは大したヤツだと変な感心をしてしまった。
ということで最後はすこし疲れたけど、なんかもうサイコーのスキーを楽しんで菅平を後にした。前回は帰り道は一人だったので、買い物だけして帰宅したが、今日は温泉(ふれあいさなだ館)と蕎麦(そば処いたこ庵)も楽しんで帰路に就く。
帰りの関越道は極めて順調に流れて明るいうちに都内に戻ることができた。めでたしめでたし。






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