大洞川荒沢谷


10/23−24の週末は、10月にしては冷え込みが厳しく、予定していた南アルプス前衛神宮川周辺や東北方面はいずれもテンパク地あたりで氷点下付近の気温が予測され、目的の一つの焚火を楽しむことが出来そうにないので、比較的標高の低い大洞川荒沢谷に変更した。この沢は、3年前に入渓したが、増水がひどく途中で撤退したため何度か再訪の計画を立てていたが今回の実施の運びとなる。しかし、計画では北雲沢を遡行し、狼谷を下降して戻る予定であったが、私の体調不良のため北雲沢の滝場終了点から引き返し再度不完全な形での遡行となった。

10/23: 晴れ

大洞川右岸の雲取林道を鮫沢橋まで入ると既に5台ほど林道脇に駐車していたが、どうにか1台分のスペースを確保し身支度する。初日は菅ノ平までなので、お昼前のゆっくりめの出発となる。

林道から和名倉山方面を臨む。秋晴れで気持ちが良いが、ここら辺の紅葉はまだのようだ。

1時間ほどの歩きで荒沢橋に到着する。風が時々強く吹くので、橋を渡った先の広場の小屋の陰で昼食をとる。

荒沢谷には、橋脇から簡単に降り立つことができる。前回遡行時は、増水で川原に降り立つことが出来ず、右岸の山道を使って菅ノ平まで辿り着いたのに比較すると随分状況が異なり、今回は遡行を楽しめそうだ。

最初は、平凡な流れが続くがしばらくいくと釜を持った2−3mの滝が出てくる。昔の材木の切り出し跡かワイヤーがところどころにかかっている。この滝は、右側のへつりで利用させてもらう。

40分程で桂谷が左から1:2で合わさる。

この先で少し両岸が迫り、2−3mの滝が幾つか出てくるがいずれも登ることができる。

巨岩帯を少しいくとアシ沢が1:3で左から合わさる。

出合には、くるみ?の大木が聳えているのが特徴的だ。この巨木の脇を通過し巨岩帯をしばらく遡行していく。

と、6mのヒョグ滝が出てくる。ベンガラの滝かと思い左の明瞭な巻道を使って越える。

巻き終えると6mの滝が出てくる。左壁が赤っぽい岩で構成されており、これがベンガラの滝とわかる。この滝にも途中にトラロープのある明瞭な巻き道がついている。この巻でいつもより息が上がってしまいペースが遅くなる。

ベンガラの滝上にも幾つか滝が続き面白い。この5x6m滝は右を登って通過した。

2−3mの石組滝を越えると滝場は一旦終了する。

菅ノ平に2時間半程で到着する。後半、息が上がってしまい少々時間がかかってしまったが、16時前なので焚火の準備をするには十分時間がある。

完全に乾いた薪が少なく盛大な焚火までとはいかなかったが、暖まることができた。

10/24: 晴れ

荒沢谷は北に面しているためかなかなか日が差し込まない。ところどころ開けているのだが全体的に暗い谷だ。この日は体調が優れず、早々に狼谷下降は諦め、お昼前まで行けるところまで行って引き返すことにする。ゆっくりめの8時前に出発した。

開けた川原の樹林帯を落ち葉を踏みしめながらしばらく遡行すると、滝場が連続する井戸淵となる。釜が深く泳いで取り付く気は全くないので右の斜面を登って巻く。

斜面を登り、いったん支尾根に乗ったのちコル状のところに下降する。

コル状のところから20mの懸垂下降で丁度狼谷の出合に降り立つことができる。

本谷の遡行を継続するが、2−3m程度の小滝が出てくる程度で難しいところはない。前回来たときは、増水のためここらへんの水線突破が出来ず、巻きの連続となり時間切れ撤退となったことを考えると今回は随分楽に遡行できる。

沢が左に屈曲するco1250mあたりで谷はいったん開けテンバ適地が右岸に出てくる。

その先、再び滝が連続するが1−3m程度で簡単に越えられる。

この滝は、上段は左側苔のついたの岩場を登るが、念の為お助けを出した。

大雲沢と北雲沢の二俣にでる。大雲沢に3条の2m滝がかかり水量も5:1で多い。予定通り、北雲沢を詰める。

北雲沢には2−3mの滝がかかるが問題ない。

最後に5m滝右側のCS壁を乗越てしばらく登るが、滝は出てきそうになく遡行を打ち切り下降することにした。

下降では、2箇所滝場で懸垂下降した。

井戸淵の巻降りは、懸垂下降したところを登ろうとしたが悪く、狼谷の左岸を登るとコルまで簡単にいける。コルから先はなだらかな枝沢を辿って本流に戻ることが出来た。

菅ノ平に14時過ぎに戻り、テントを撤収し、できるだけ右岸の山道を赤テープ頼りに利用して下山するが、ところどころ不明瞭な上、登りでの息切れがありひどく時間がかかってしまう。

桂谷の出合が見えてきてホッとする。菅ノ平から荒沢橋まで約2時間かかり、鮫沢橋には18時近くなり結局ヘッデン下山となった。

遡行図


山行実施日:
2021年10月23日~24日
メンバー:
坂部(L) 高森
山域:
山行形態:
コースタイム:
10/23:鮫沢橋(11:51)-荒沢橋(12:55/13:20)-ベンガラの滝(14:50)-菅ノ平(15:45)泊 10/24:菅ノ平(7:53)-狼谷出合(9:15)-北雲沢出合(10:45)-co1380m(11:05/19)-菅ノ平(14:14/40)-荒沢橋(16:30)-鮫沢橋(17:47)
地形図:
雲取山
報告者:
坂部

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

両神山・二子山 中央アルプス 丹沢 九州・沖縄 伊豆 八ヶ岳 北アルプス 南アルプス 大菩薩連嶺 奥多摩 奥武蔵・秩父 奥秩父 妙義 安倍奥 御坂・富士山 御嶽山 房総 日光 笛吹 箱根・足柄 紀伊半島 足尾山塊 関西 頚城山塊・戸隠連峰

山行記録の詳細な検索はこちらのページから

ボルダリング 三条新橋 丹波川 仁田元沢 俎嵓 千畳敷カール 夏合宿 天神尾根 安倍の大滝 尼ヶ禿山 山伏沢 岩トレ 広沢田代 御池 懸垂岩 渋の湯 湧水 滑瀞谷 熊沢田代 白駒池 空木岳 米沢山 長谷部新道 雪割滝 黒川金山跡

  1. その地のお酒を楽しむのは山の醍醐味の一つですよね。 イグルーづくりで疲れた体に…

  2. セルフコメントです。 書きかけだった過去の記録を公開しました。 スキーの…

  3. 真澄は諏訪のお酒 大雪渓は安曇野のお酒 長野県も美味しいお酒たくさんあり…

  4. セルフコメントです。 サイトリニューアルを機に、心を入れ替えて”速報”のまま更…

  5. HPをご覧いただきありがとうございます。解禁期間を9月末までと勘違いしておりまし…

PAGE TOP