北ノ又川白沢


昨年、11月頭の三連休に袖沢南沢周回の沢旅に出かけた際、帰りに寄った「白銀の湯」。建て替えしたばかりなのか周辺の建物と共にとても奇麗でお湯の評判の良かったので是非お世話になりたかったのですが、なんと前日で「今期の営業は終了しました」との悲しい張り紙が玄関ドアに張ってありました。

入れなかったことでずっと頭にあり、今年目指す温泉の1番手に挙げていましたがなかなか機会に恵まれないままシーズン終了の気配が。。。このままではいかんと思い、ガイドブック(上信越の谷105ルート)の中から銀山平を起点に出来る沢ルートを探すと初級グレードで日帰りできる北ノ又川の支流、白沢がちょうど良さそうなので行って来ました。

いつものように鶴ヶ島駅に集合し魚沼インターへ。今回は温泉に入ることがメインなので何としても営業時間内に間に合うように下山しなくてはならないため前泊を道の駅ではなく銀山平の乗合船乗り場の駐車場にして早朝のスタートに備えた。深夜0時頃到着すると他には1台先客がいたが広い駐車場なので距離を取って停めることが出来た。空には星が光っていたがお陰で朝方かなり冷え込んだ。

まだ暗いうちに駐車場を出発し石抱橋へ移動。橋のT字路にはガードマンがいて駐車場利用の案内をしていた。なんでも3時から一人でお仕事されているとのこと。少し立ち話をしたが、今朝は冷え込みが強かったらしいこと、野生動物がうろうろしていて一人だと怖い、最近は熊も気になる。などと言っていた。

平坦で歩きやすいがボサがうるさい

明るくなった6時に橋をスタート。左岸の未舗装路を上流に向かって歩く、次第に登山道よろしく細くなってくる。両脇に迫る草に付いた朝露で足元がすっかり濡れてしまった。それはそうと有名な開高健氏の石碑は以外にもあまり目立たない場所に建立されていた。約1時間ほど歩き白沢が近くなった辺りから入渓した。石抱橋より上流は禁漁区だ。そのおかげかイワナをよく目にした。うっかりしていたがこの時期はスポーニングの準備をする頃だ。瀬尻の浅瀬に産卵床を作るので邪魔をしないように徒渉には気を使った。

魚留滝 右から巻いた
ぬめりがひどいかと思ったがそれほどでもなく一安心
ラバーソールだと怖いようだ
どの滝か分からないが左の溝を登った 
楽しかった
沢が右に直角に曲がる
曲がったら滝 水流の左を登れた
似たような滝が続く 岩の左を回り込むように登れた
真ん中の細い流れを登れた

 

6mCS 直登出来なくて左の岩をトラバース

 

稜線が近くなってきた

 

気が付くと核心部を越えていた

入渓から1時間で二俣に到着。ここまでは魚留滝を除くと特に注意を払う個所も無くゆらゆらと泳ぐ魚を愛でながら足早に歩いた。二俣から先はガイドブック通り渓相がガラリと変わり滝の連続となった。滝はやや小ぶりな4~7mくらいの規模が多くほとんどが直登出来て飽きなかった。核心はCo1160からで登れない滝が2つ3つあり右岸草付きを高巻いた。草がびっしりと生えているのでかき分けて足元を確認しながらトラバースするのに気を使った。それでも足の置き場を見つけられれば怖さはあまりなかった。滝が沢山あるため位置をトポと同定しにくく、6mCSと7m直瀑くらいしか分からないほどで「核心部はいつだいつだ?」と先を急いだ。Co1250あたりから水量がさらに減りシャワー直登時にほとんど水を被らないで済むようになった。気が付いたら核心部が分からないまま連瀑帯を抜けていた。トイ状3m2段を越えるといよいよ稜線が目の前に近づいた。最後の二俣は左に進むと滝があるとのことだったがこれまでに沢山登って来たのであまり意欲が湧かず百草ノ池に向けて右へ進み12:30に稜線に出た。池は思ったよりこじんまりしていたがバックに越後駒ケ岳が控えるロケーションは色着く紅葉とあいまり素晴らしかった。

越後駒をバックに 黄色が目立つ紅葉だった

ここまで来れば温泉入浴の目途がつくのでほっとした。やや風がありじっとしていると冷えてくるので直ぐに下山を始めた。予定通り約3時間で橋まで戻ってくると待望の白銀の湯に向かった。登山客で混んでいるかと思ったが意外にも空いていて念願の湯にゆっくり浸かることが出来た。館内の売店でお土産を見繕っていると受付のお姉さんがやってきて「マタギ汁」と「キノコ汁」の缶詰がとても美味しくておすすめですよ!と教えてくれた。沢登りをしてきたと話すとこの方も少しやるらしく話が弾んだ。昨年来た時に一日違いで入れなかったことを話すと今年は11月16日まで営業すると教えてくれた。さらに小出のおすすめの飲食店も教えてくれて早速帰りに寄ってみた。とても好印象で営業が上手なお姉さんだった。2種類の汁をいただくのが楽しみだ!

念願の白銀の湯 来年もまた来よう

白沢は日帰りで楽しめる一本、と言う感じでした。ネットの記録では「これは初級の沢ではない」という感想を沢山目にしましたが、このグレーディングは「この山域の中では」と言う気がした。滝は滑りに気を付ければ高さは無いのでロープは出さなくても済むものが多い、しかし登れない滝の巻きが岩壁のトラバースとなり慣れていないとこれが少し怖いと思う。今回、足元は私がフェルト、Mさんはラバーだったがラバーの方が滑りに気を使ったようだ。

このエリアはとても好みなので来シーズンも再訪することは間違いないです。


山行実施日:
2025年10月18日
メンバー:
牛久(L) M(会員外)
山域:
山行形態:,
コースタイム:
石抱橋(6:00)-入渓点(7:00)-二俣(8:10)-6mCS(10:30)-百草ノ池(12:30)ー道行山(14:00) ー石抱橋(15:30)
地形図:
八海山・奥只見湖
報告者:
牛久

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