駒の大池と駒の小屋、右奥には燧ヶ岳

会津駒ヶ岳~中門岳


(天候)7月14日:晴のち雨

駒止湿原を歩いた後、途中で買い物をして檜枝岐の民宿まで車を走らせる。
宿の駐車場に車を置き、玄関を開けて声をかけるがどうも話が嚙み合わない。どうやら、こちらの予約がきちんと処理されていなくて、予約していないことになっているらしい。
リコンファーム的な連絡をしなかったこちらも不用意だったと言えなくはないが、こんな事態は初めてである。民宿側も恐縮して、観光協会へ連絡するなど手を尽くしてはくれたが、7月三連休の初日の当日に宿の空きはなかった。唯一、道の駅近くのキャンプ場のバンガローならということで、1泊目はそのバンガロー、2泊目は民宿が何とか確保できて一安心。
民宿の方は本当に恐縮して、日本酒の小瓶を一本持たせてくれた。ありがたくいただく。

お風呂は、500円の割引券を買って駒の湯へ。お風呂から出た後は、村内の居酒屋で夕食を摂り、バンガローに戻って翌日に備えて休んだ。

翌日はバンガローで簡単に朝食を摂り、5時前に出発。以前、下ノ沢を遡行した時に、林道上部の駐車スペースは5時くらいには満車になってしまっていた記憶があるので急いで一番奥まで進む。結果的にだが、民宿泊より早めに出発できるバンガロー泊は正解だったかもしれない。
手前の駐車スペースにもポツポツ車が停まっていたので、支度をしている人に「上、いっぱいでした?」と聞いたら「いや、行ってないのでわからない」と。諦めがいい人だ。ので、ひとまず終点まで行ってみたところ、何とまだ2~3台の余地があり首尾よく車を停めることができたのはラッキーであった。支度をして5時17分発。3分歩いて登山口の見慣れた階段へ。雪のない時期に夏道を歩くのは、下ノ沢遡行後に下山で歩いただけなので、なんだか少し新鮮である。

滝沢登山口の階段
見慣れたいつもの階段からスタートだ。

スキーだと降りの終点、営林署の看板のあるところでは先行グループが休憩中だった。
スキーの場合はここから一登りしたヘリポート跡からシール登高に切り替えることが多いのでそこで休憩しようと先に進むが、雪のない時は様子が違って通り過ぎてしまったようだ。
積雪期は開けていて分かりやすいポイントなんだけど…。水場まで行くと時間がかかり過ぎるので途中でいったん休憩。水場は通り越して先に進む。

途中で大戸沢岳への稜線が望まれる。頭上の空は時々青空ものぞく天候。このまま下山まで天気がもつとラッキーなのだが…。

樹林の間から覗く大戸沢岳
樹林の間に大戸沢岳の稜線が見えた。
時おり覗く青空
時おり青空も覗く。このままの天候が続けばいいんだけど…。

木道が出てくるとだんだんと周囲の眺めが開けてくる。前方の高みに駒の小屋と山頂部が見えてきた。左手を望むと燧ヶ岳の姿が見える。日光方面は雲が多くて隠れてしまっている山も多い。平ヶ岳もガスの中かなぁ…。今日は、あまり眺望に期待はできなさそう。

駒の小屋と会津駒ヶ岳の山頂部
左手の高みに駒の小屋がポツンと建っている。右手にはこんもりとした山頂部も見える。
霞んでいるが燧ケ岳が見える
左後ろに燧ケ岳が特徴ある姿で現れた。
広々とした草原を貫く木道
広々とした草原の中の木道を歩く。背後には帝釈山脈の山々が広がっていた。

やがて前方の高みに駒の小屋が見えてきて山頂も間近。駒の大池の傍らのベンチでしばし休憩。帰りに小屋に寄ろうと、天候がもっているうちにと先へと進む。

駒ノ大池に移る駒ケ岳の山頂部
駒ノ大池には逆さ駒ヶ岳の姿が映っていた。

樹林の中を登って標柱のある山頂へ。雪のない時期に眺めがあまりよくないことは知っていたのだが、やはり眺めは限られる。写真を撮って一等三角点を撫でてから中門岳方面へ。ここからは初めて歩く道だ。
少し進むと樹林を抜け前方の視界が開けた。たおやかな稜線が先まで続き、その中を縫って木道が延びている。よき眺めである。

冬には雪に埋もれてしまう山頂標。
冬にはこの山頂標も雪に埋もれてしまう。

巻き道との分岐で男性が看板の補修らしき作業をしている。駒の小屋のご主人かもと思いつつ挨拶だけして先へ行く。
駒ケ岳から中門岳へはアップダウンがあまりなく概ね歩きやすい道が続くが、ところどころ木道が壊れて傾いていたりする場所もあるので足を踏み外さないよう少し注意が必要だ。
駒ケ岳の山頂から40分ほどの大きな池塘のところに「中門岳」の標柱が立っている。木道はさらに先へと伸びているので、帰りに休憩することにして先へ進むと5分ほど進んだところで木道がループして終点になった。地形図では2060m標高点のある地点である。

チングルマの群落
まだチングルマがたくさん花をつけていた。
風に揺れるチングルマの綿毛
花が終わって綿毛が風に揺れている株もあった。
イワイチョウの花
イワイチョウの花もあちこちで見られた。

御神楽沢の谷を挟んで、三岩岳が大きく望まれる。三岩岳はスキーで行きたいと思いながら、なかなか実現しない。終点で少し眺めを楽しんで、先ほどの池塘のところへ戻って休憩。
朝食が早かったので、少しカロリーと水分を補給した。

池塘と三岩岳
中門岳への登山道脇の池塘と三岩岳
中門大池のベンチと中門岳と書かれた標柱
中門大池のかたわらにはベンチと中門岳と書かれた標柱があった。
中門岳から望む三岩岳
木道の終点の向うにぽっかりと三岩岳の姿が浮かんでいた。

帰りは駒ケ岳の山頂は巻いて通ることにして、山頂直下の分岐を右に進む。樹林の中の巻き道を進んで中門岳から駒の大池までは40分ほど。行きは通り過ぎた駒の小屋に寄ってみる。
ほんとうは小屋に泊ってゆっくりしたかったのだが、人気の山小屋だけあって予約が全然取れず。せめてお土産ぐらい買って帰るかというつもりである。
それにしても、会津駒ケ岳はたぶん6回目の訪問だが小屋に立ち寄ったのは初めて。まあ、雪の時期は小屋も営業していないので寄りようがないのだけれども…。Tシャツと手ぬぐいを購入して、小屋の女将さんと少し話をして小屋を辞した。秋は星がきれいらしい。次は秋に来てみようかなどと話しながら池の前のベンチに差し掛かると、ついに雨がポツポツ落ちてきた。急いで雨具を着込んで歩き出すが、雨はすぐに本降りになってびしょ濡れの下山になった。登山道は雨水が沢のように流れて、まるで沢の下降のような様相に…。

本降りの雨の中を下山を急いだ
下山開始とともに本降りの雨。わき目もふらずに急ぎ足で下山を続けた。

休憩もせずにひたすら下山を急いで2時間と少し、ようやく駐車場に到着してほっとした。
後部ドアを屋根にして、最低限の着替えをして本日の宿へと車を走らせた。


山行実施日:
2024年7月14日
メンバー:
古巻(L) 会員外1名
山域:
山行形態:,
コースタイム:
滝沢登山口駐車場(5:17)-滝沢登山口(5:20)-水場(6:57)-駒の大池ベンチ(8:35/45)-会津駒ヶ岳(9:00/05)-中門大池(9:40)-木道終点2060m地点(9:45)-中門大池(9:50/10:05)-駒ヶ岳山頂分岐(10:32)-駒の大池(10:45)-駒の小屋(10:50/11:20)-滝沢登山口(13:35)-滝沢登山口駐車場(13:38)
地形図:
会津駒ヶ岳・檜枝岐
報告者:
古巻

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