夏油川ウシロ沢


東北遠征 第5弾 「夏油川ウシロ沢」
東北方面遠征 ラストの第5弾は夏油川ウシロ沢を遡行してみました。
前日は岩手山焼切沢を早めに切り上げ、途中スーパーで2日分の食料を買いこみ夏油温泉へ移動しました。夏油温泉は初めて訪れましたが、温泉自慢のようで番頭さんが2つの内湯、5つの露天風呂の特徴、入り方、温度等を含め丁寧に説明して頂きました。この話を含め東北遠征で訪れた温泉の話は後日「四方沢話」にアップしようと思います。我々は元湯の自炊部に宿泊して前日はオリンピックをiPadでみながらチビチビやっていつの間にか寝てしまいました。
ウシロ沢遡行当日は、適温露天風呂の真湯に朝5時から贅沢にも浸かり寝起きはばっちりです。朝食をゆっくりと済ませ、7:30に夏油温泉を出発しました。

8/9(木) 天候:晴れ時々曇り

夏油温泉からアスファルト道を10分ほど下るとウシロ沢にかかる後沢橋に到着します。今回もリードは大塚さんにお願いしましたが、事前研究していたはずなのにここから入渓しようとしたので、右岸の林道を少し行ってからの方が堰堤をスキップできて効率的なことを教え軌道修正します。
林道がヘアピンカーブするところで薄い踏み跡を拾って入渓すると堰堤上の平凡な河原に降りたつことができます。ここで恐れていたアブの発生数が少ないことを見極めたので、薄手の衣類に変更しました。モスキートネットも不要な快適な状態でした。

水流は透明度が高く冷たくとても綺麗です。倒木が作った滝や釜が早速出迎えてくれました。

地形図の634m標高点で右側からトイ状に流れる滝を伴って枝沢をあわせます。ここから少しゴルジュ地形になります。

ゴルジュと言っても何れも登ったり、へつったりすることで簡単に越えられる滝や釜で構成されています。

大木で遮られて滝を形成しているパターンが結構ありました。流れは澄んでいて魚が結構走ります。

倒木で詰まった滝も具合よく右側にバンドが滝上に通じていました。

co695mで左からこれもトイ状の滝を伴った枝沢を見えてくると水流の音が激しくなり滝がありそうな釜が確認できます。

案の定、10m直滝が落ちていました。この滝が今回越えた中では一番大きな滝です。少し戻って右側から巻きました(踏跡あり)。巻き終わって、入渓から1時間程度が経過、距離的には1/3をこなしていてかなり早く終わってしまいそうなのでゆっくり行くことにしました。

続く8m滝は、右壁をトラバース気味に念のためロープを出してリードしてもらいました。大塚さんは、途中でハーケンを1本打ってそのまま上の2m,、3m滝を越えたところまでロープをいっぱいに伸ばし解除の合図の笛がありました。後続は同様にトラバース気味に行きますが容易です(最初の滝を登った所の潅木でビレイするのが相手が見えるので定跡であることを教えました)。

右側が崩落している所に3mのCS滝がかかりますが、左の潅木がうるさい所を登って越えました。

開けた渓に多段ナメ状の滝がかかるポイント。

その先の4m滝は右側を登って越えます。

その先で日光が沢床を照らし始め非常に美しい流れと小滝が続き、ウキウキ遡行していきます。

5m2段ネジレ滝は左を登って越えました。

そこを越えると本日の核心、5m2条滝が見えてきます。

リードの大塚さんは、釡が深く直接は取り付けないので、ロープを引いて左のクラック沿いから斜上し、真ん中付近を平行に走るバンドに乗って、流の左側のクラックを登りました。途中カムを1箇所決めることができたのと釜が深いので見ていて安心でした(滝上で左岸側の潅木に確保支点をとろうとしたので、ハーケン打ってでも右岸側にとるように指示しました。理由は後続が落ちてカムが外れた場合、右の流心に吊るされかねないからです)。

その上も2-3mの釜付き小滝やナメ地帯が続き気持ちよく遡行できます。

しばらく行くと6×7mのスダレ滝が出てきますが右側が苔付き階段状になっていて容易に越えられました。

そのすぐ先で遡行予定のco845mの枝沢が左から6×8mの階段状滝を伴って合わさりますが、その先の両部ノ滝を見るため本流の遡行を継続します。
間もなくco865m付近二俣の両部ノ滝20mに11:30頃到着しました。

写真ではそれほど大きく感じませんが20m滝が1:1で合わさっています。右の滝の右側を登って本流の遡行継続ができるようです。

co845mの枝沢に戻り昼食休憩をとった後、6x8mの階段状滝で始まる右岸枝沢を詰めていきます。

せいぜい5m程度の滝や小滝が幾つか出てきますが何れも登って越えられました。唯一、6x7mのトイ状滝は左側にいかにも使ってくださいと伸びる巻きルートがあるのでそちらを利用させてもらいました。

終盤の5x6m2段滝も容易で、快適に詰め上げて行けます。

大分ボサぽっくなってきますが、藪漕ぎとは言えないです。

歩きやすいナメ床も終盤出てきます。

結局、藪漕ぎなくボサっぽい沢形を枝沢出合から1時間45分ほど詰め上げるとco1190m付近で登山道に出ました。

後方のピークは鷲ケ森山(1207.1m)です。

そこから登山道で下山開始。途中、(特天)石灰華へのルートに間違えて入り夏油川まで下ってしまい少々タイムロスしましたが、1時間半程度で夏油温泉に着きました。

下山後は夏油温泉にて入浴し、今回の東北遠征の完了を祝って打ち上げのビールで喉を潤しました。ウシロ沢は難しいところも無く初心者向きの沢でしたが、水流の透明度が高く美しい流れや釜が印象的でした。

この日も自炊部に宿泊し、翌朝早く激熱の大湯(48℃)にチャレンジし、元湯夏油の男性が入浴可能なお湯を全てクリアし帰京したのでした(帰りに入畑ダムのカードも入手しました)。

温泉付きで次回は枯松沢も訪れてみたいです。


山行実施日:
2024年8月9日
メンバー:
坂部(L) 大塚
山域:
山行形態:
コースタイム:
夏油温泉(7:30)-ウシロ沢入渓(7:59/8:07)-co855m二俣20m大滝(11:31/35)-co845m右岸枝沢(11:39/12:02)-牛形山東登山道co1190m(13:45)-夏油温泉(15:07)
地形図:
夏油温泉
報告者:
坂部

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