会津駒ケ岳山頂より、燧・至仏を望む

会津駒ケ岳


天候:晴

会津駒ヶ岳は、スキーでは3回目になる。昨シーズンは、同時期に訪れたものの天候に阻まれ、駒の小屋前から引き返している。今シーズンは、また広々とした山頂からの風景に出会いたいと、はるばる檜枝岐まで出かけた。

当日朝は、前泊の道の駅番屋から車を登山者用駐車場まで進める。途中、高畑スキー場を過ぎると、例のごとく車の行き来が激減したように思ったが、登山者用駐車場に到着すると、既に10台近い車が駐車していた。某友人によると、4月には20台以上になることもあるそうなので、まだ余裕のある台数なのだろう。ただ、私自身はこの3年間で5台以上が停まっているのを見たことがなかったので、少しびっくりした。ともかく、身支度を整え、まずはスキーを担いで登山口へ。

登山口へ向かう林道の入り口
林道の入り口にも数台が駐車している

林道の入り口からは、去年より雪が多いようにも感じた。林道をショートカットしながら、階段のある滝沢登山口に到着。そこからは夏道を辿る。夏道はさすがに雪があまり残っておらず、靴が汚れる…と思いながら登り続ける。雪が出てきてからも、アンテナ跡まではかなりの急斜面なので、黙々とスキーを担いで登り続ける。

出発から1時間20分で、ようやっとアンテナ跡に到着。ここからはシールで登ることができる。荷物が軽くなり、気分も同様。昨シーズンと違い、今日はお天気もまずまずで、頂上からの滑降が楽しみだ。樹林帯も、樹林の間隔が広めなので、そこそこスキーになりそうなのがありがたい。右手に、大戸沢岳への稜線が見え隠れし始めると、森林限界は近い。

大戸沢岳が見えてきた
大戸沢岳が望めるようになると、森林限界も近い

樹林帯を抜けると、一気に眺めが開ける。頂上まではなかなか遠く感じられるが、ここまでくればもうひと踏ん張りである。駒の小屋が見えてくれば、ほんとうに一投足だ。一歩一歩とスキーを進める。頂上のドームには10人近い人が取り付いている姿が確認できる。そして、森林限界を超えてから、1時間弱でようやく頂上着。頂上では10人ほどが三々五々時間を過ごしている。

それまで少し強かった風も収まりかけており、眺望の良さとも相まって長居する登頂者が多いようだ。アイゼン、スノーシューより、ややスキー、スノーボードの方が多いか。山頂の標柱は、雪の下に完全に埋まってしまっているようだ。

中門岳方面は、例年通り真っ白な山並を見せているが、大戸沢岳にかけても雪の量は十分な様子。翌日は大戸沢岳の予定なので、何とかなりそうかなという、少々の安ど感を覚えたのだが…。

燧から至仏もよく見え、至仏はまだ雪をべったりとつけた様子であった。まあ、一月後は分からないけれど…。

山頂より大戸沢岳方面
山頂より大戸沢岳方面を望む
山頂より中門岳方面
中門岳は真っ白。いつか行ってみたい。
山頂より尾瀬方面
相変わらずここからみる燧ケ岳はダンディ。右奥には至仏山

しばし周囲の眺望を楽しみ、写真撮影をしてからシールを外し、滑降モードへ。お楽しみはすぐ終わっちゃうんだよな~と思いつつ。山頂を後にする。多くは、源六郎沢の源頭へドロップしていくが、こちらは単独でもあるので、駒の小屋をかすめて、基本尾根伝いに下山を開始した。どこか、樹林帯に入ったところで昼食にしようと思いながら、オープンバーンの滑降をしばし楽しむ。

頂上からちょうど10分強下った、Co1840付近で昼食休憩を取る。既に樹林帯の中である。休憩後の樹林の下りは、先行者のシュプールで蹂躙されており、結構滑りずらいが、なんとか下り続けて、意外と早くアンテナ跡に下り着いた。

樹林帯を下る
樹林帯に入ると、シュプール多数で、少々滑りづらい

昨年の苦い思い出があるので、正面の急斜面ではなく、そのまま看板のあるところまで夏道沿いに下ることにする。ただ、そこからは横滑りの連続に…。もう少し、効率のいい降り方があるのかもしれないが、冒険せずに安全第一で。看板のある所からは、スキーを担いで登山口まで歩く。登山口の階段を下りたところで、再度スキーを履き、林道をそのまま国道の手前まで。相変わらず、下りは何となくあっけないが、今日は眺めも楽しめたのでよしとしたい。

下山後は手早く片付け、村内の店舗で少し買い物をしてから燧の湯へ。燧の湯は改装中で男湯のみの営業のためか、比較的空いていた。入浴後、まだ明るいし、このまま道の駅でのんびりするにしても、時間を持て余しそうなので、会津山口のいつものスーパーまで往復。地酒と夜用・朝用の食材を仕入れて、道の駅尾瀬檜枝岐で一泊とした。
ここまでは、よかったのだが….

翌日は、予定通り大戸沢岳へ向かった。しかし、尾根のかなり上部まで雪がつながっておらず、止む無く急斜面をスキーを担いで喘ぎ登っている最中に雨が降り出したため、ほうほうのていで車に戻ることになった。その日の南会津は、昼過ぎまではかなりの本降り。その後も振ったりやんだりの天候が続いた。
今シーズンは、大戸沢岳の最高点までと思っていたが、残念ながら来シーズン以降に持ち越しとなった。

大戸沢岳への登りで
雪がなく、スキーを担いで登り始めたが..

雨の降る中車内で昼食を摂り、帰宅の途に就くが、このまま素直に帰るのも残念なので、ふきのとう探索をすることにして、めぼしい箇所を数か所めぐる。結果、それなりの量の収穫を得たのはよかったが…、東北道でお決まりの事故渋滞があり、帰宅にはかなりの時間を要した。


山行実施日:
2020年3月21日
メンバー:
古巻
山域:
山行形態:
コースタイム:
登山者P(8:35)-滝沢登山口(9:10)-ヘリポート跡(9:55/10:05)-Co1680付近(11:07/22)-山頂(12:50/13:18)-Co1840付近(13:30/55)-ヘリポート跡(14:27)-滝沢登山口(14:57)-登山者P(15:17)
地形図:
檜枝岐・会津駒ケ岳
報告者:
古巻

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