見附川高松沢


こんにちは、牛久です

昨年に続き丸山さんの朝日の沢遠征に同行させていただきました。直前のまとまって降った雨での増水に加えて天候悪化の前倒しにより目的の高松沢に進むことが出来ず岩魚止滝から引き返し無念の敗退となりました。それでも高巻きと徒渉の経験を積むいい機会となりました。

お盆休みスタート前日の8月8日(金)17:00に小作駅近くで丸山さんと待ち合わせ。ところが運悪く福生の七夕祭りによる交通規制で渋滞していて遅れると連絡が入る。コンビニの駐車場で日陰を探しながら時間を潰す。その後、鶴ヶ島駅で畑さんと合流してさあ出発。高速道路は思ったよりも車が多く、時折軽く渋滞もしていた。途中のSAで晩御飯を食べたりして旅を楽しみました。

西川インターには日付が変わった0:10頃到着(深夜割引対象となりました!)コンビニで食料を買い込み「道の駅にしかわ」で仮眠させていただきました。この道の駅はリニューアルされたのか大変奇麗でした。おまけに敷地内に入浴施設まであるので1週間くらい住んでも良いなと思いました。

朝は5時くらいに起きて支度をはじめるが初日の行動時間は短いのでみんなのんびりしていた。この道の駅からスタート地点の「日暮沢小屋」までは1時間くらい。道中、横を流れる寒河江川を見るとめっちゃ濁っていておまけにかなり水量が多い!「大丈夫かな?」とかなり不安になるがダムや堰堤を越え川の名前が根子川に変わると水量はともかく濁りは無くなっていて少しほっとした。日暮沢小屋駐車場7:00に到着。30台くらい止められそうな広さだが9割くらい埋まっていた。沢登りは他に1パーティがいて少しお話をしたら水位が1.5倍くらい上がっているそうだ。

小屋の裏手の薄い藪をすこし歩き7:30に日暮沢へ。この小さな流れも10㎝くらい増水したいた。勾配の緩い沢にたかをくくっていたらCo780の二俣の僅か下方の枝沢に歩を進めてしまい修正のため激藪をトラバースしたがこれが良いトレーニングになった。きついけどしっかり腰を落とさないとザックが引っかかってうっとおしい。このトラバースが今回3つある核心の「その1」だった。尾根のコルに出るまでひたすら続いた枝との戦いはとても暑かったけど水分はたっぷり用意していたので熱中症にはならず乗り切れた。尾根を乗っ越すと反対側の沢にも直ぐに水流が認められた。これは普段から?それとも雨量のせい?下降に使った枝沢は釣り師も良く使うようで要所にはピンクテープで目印が付いていた。特に難所も無く小滝もクライムダウンで降りることが出来た。見附川には5mほどの滝となって出合っていた。

 

見附川も濁りは無いがかなり水位が上がっている。上下見通せる範囲にほとんど川原が無く岸一杯まで水が流れている。水温は心配していたよりも冷たくない気がした。ここに来るまでアブなどの虫が全くいないのは暑さのせいなのかな?「このまま出なければいいのにな」と願った。

 

川原がほとんど無いため右へ左へと何度も徒渉を繰り返し、胸上まで浸かりながら水中歩きをしたりと徒渉訓練みたいだった。特に畑さんは身長のせいで我々男性陣よりも深く立ちこまなければならなかったが落ち着いてルートを探りながら渉っていたいた。ちなみに徒渉訓練でやっている枝を使った徒渉は使いたい時にうまい枝がそこにない事の方が多いので前もって見つけて杖として常時持っていた方が良いんじゃないかと思う。(あんまり太いのは持ち歩けないけど・・・)一か所ロープを使って渡った。

Co680で右からオバラメキ沢が豪快な滝となって出合う。ここから難所が始まった。

               

Co710の両壁が立ってやや狭くなった淵では全体に白泡が立ち、足元も見えず手がかりも無くとても進めそうになかったので左岸から巻くことになった。こう言う巻きのルーファイがさすがの丸山リーダー。うっすら草付きが走っているスラブのバンド?のような弱点にルートを見出し進んでいく。とは言え足を滑らせたら30m下に落ちてしまうので慎重に慎重を重ねる。沢への復帰は灌木を支点に30mを2本つなげて懸垂で降りた。この高巻きが核心「その2」だった。

 

そろそろ幕場である高松沢出合いが近くなってきたかな?と思った矢先、約50mほどのゴルジュが。ゴルジュの先には豪快に水飛沫を立てるカッコいい滝が見える。このゴルジュを巻くとなると特大高巻き必死。水線を行くしかなさそうだった。「泳ぐのが好き」と公言している牛久が立候補しロープを引きながら泳ぎ始めた。舐めてかかったら思ったより流れが強くて進まない。気合いを入れなおして何とか岸に上がり丸山さんと畑さんを引っ張る。この泳ぎが核心「その3」。

ゴルジュを抜けると岩魚止滝が目の前に。水量が多いせいで迫力が3割増しくらいしていそうだ。右から合わさる高松沢にも50m上流に立派な滝が見える。最高のロケーションにテントが張れる。しかも薪が豊富にある。時間はたっぷりあるので久しぶりに焚火をゆっくり楽しめた。今夜と明日の朝食は私が担当で、悩んだ末、炊き込みご飯とお味噌汁とキャベツベーコン炒めにした。キャベツベーコン炒めは去年の大朝日小屋で管理人さんから振舞っていただいた思い出の一品だ。

午後から少しずつ水位が下がっていたが夕方になると更に減り、滝の飛沫が控えめになってきた。

釣りの道具も持ってきたが滝とゴルジュに挟まれ探れる距離が短い。早々に諦めて夕食の準備をしながら吞み始めた。仲間と焚火を囲み、あれこれは無しながら呑むのは最高だ。陽があるうちに夕食を済ませると明日のために早めに寝ることにした。楽しみ半分、残る半分は天気の行方だ。夕方まで持ってくれれば狐穴小屋まで抜けられるが途中で降られると逃げられないため大変だ。

食当の朝は早い。4時にシュラフから抜け出て顔を洗う。まだうす暗いが雰囲気から雲が厚いのが分かる。なんだか今にも降ってきそうだ。昨夜の焚火の燠から再び火をおこしとりあえずお湯を沸かす。朝食はおうどん。スーパーで小袋4つパックのおろし柚子のめんつゆを見つけ「朝食はうどんしかない」と即決した。出発時間の1時間前5時に食べられるように準備をした。食べ始める頃にポツポツと雨が落ちて来た。

丸山リーダーの判断で高松沢遡行は中止し、来たルートを引き返すことになった。残念だが仕方ない。命あっての沢登りだ。しかし引き返すということは朝一から水泳か。。。

小雨が降っているせいか今日はアブがうるさい。

昨日より水位が下がったおかげで川下りはだいぶ楽になり歩が早い。しかも高巻きしなくて済むので体力的にも余裕が出来る。

見覚えのある特徴的な淵を泳ぎ、オバラメキ沢出まで下ると難所はもう無い。それからはあっという間に日暮沢へと繋がる枝沢に着いた。

 

昨日下った沢を登り返すが距離感が何となくあるので気持ちに余裕が持てた。尾根を乗越し日暮沢を下る。最初の急傾斜を降りてしまえばあとは穏やかな流れが続く。ほとんど休憩なしで車が置いてある日暮沢小屋まで歩いてきた。駐車してある車はほとんどなくガラガラだった(この天気じゃ無理ないか)

下山後は近くの温泉でサッパリしてから山形駅に寄ってお土産を買い、下山メシ(トンカツ)をいただいてから帰京しました。

今回は目的の沢には入れませんでしたが泊りで行く沢はやっぱり良かったです。今年も朝日の沢の一部分を見ることが出来ました。丸山リーダーのナイス判断で無事に戻ってこられました。もし続行していたら大変なことになっていたことでしょう。丸山さん、畑さんありがとうございました。 来年も楽しみにしています!

 


山行実施日:
2025年8月9日~10日
メンバー:
丸山(L) 畑 牛久
山域:
山行形態:
コースタイム:
9日:日暮沢小屋(7:15)-日暮沢(7:30)-Co900コル(9:30)-見附川(10:50)-オバラメキ沢出合(11:40) -高松沢出合幕場(14:30)  10日:高松沢出合(6:00) -オバラメキ沢出合(7:30) -枝沢出合(8:10) -Co900コル(9:30) -日暮沢小屋(10:50)
地形図:
朝日岳
報告者:
牛久

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