丹波川小常木谷

4月から何度か計画していたものの、なかなか実施できず。。。ようやく行く機会がやってきた。

今日は午後から雨が降りだす予報、午前中に滝場を越えるべく早めに出発。
余慶橋から山道に入り、途中で沢のほうへ降りていく道に進み、滑瀞谷出合に降りる。

滑瀞谷出合

両岸立つ中を進むと、すぐに火打石谷出合。
(と、栗山尾根へ登っていくモノレール)

ここからは、適度に滝が現れ、ナメもあり。へつったり登ったり、楽しい。

岩がうねる滝。
鉄分が!

差し込む陽射しがきれいだ。

岩が縞々。

花ノ木沢を過ぎると、いよいよ・・・

沢は右に曲がっている。その先に何かある感じ・・・

沢が右曲した先、思ったより狭い空間に兆子ノ滝が懸かる。
水流左のルートは登れる人は登れるんでしょうが・・・
安心安全確実な左の凹角からいく。
何箇所か支点をとりながら登り、短い懸垂で滝上に降りる。

すぐの倒木がかかる黒光りの5m滝は、左から越える。

もひとつ7m滝とナメを越えると

不動ノ滝。

もちろん巻き。右岸左岸どちらからでも巻けるとのことだが、我々は右岸を選択。
この辺かな?というところを登っていくとなんとなく踏跡が・・・斜面をトラバースしていくと落ち口はすぐそこ。

足元が切れ落ちているのでロープを出す。

すぐ上の5m滝は水流沿いもいけそう。

小滝を越えると、

大滝に到着。

大滝を見ながら休憩。
左壁を登るのはわかっているが・・・2段になっている大滝の1段目を登って左壁を眺めるとなんとな~くルートが見えてくる。

左壁を眺めたリーダー。不安めいた言葉は口にせず、登る体制に入る。さすが!
岩の色と同化してわからなかったが、よく見ると残置シュリンゲが2本あった。
(この古い残置シュリンゲが一番怖かった、あまり体重をかけないようにした、とリーダーは言っていた。)

先人は、あそこであの態勢でどうやってハーケン打ってシュリンゲ掛けたのかな?上から降りてきてルート工作?などと、あとで話題になった。

大滝を無事越えて進んでいくと、ねじれの滝に到着。

1段目は右からも行けそう
左壁に残置ハーケン1か所あり。

2段目の左壁は結構立っている。
リーダーが登っていくのを見守るが、最後の上にあがるところで足がスリップ!するも、無事に上がりきる。

私もロープをつけて登っていく。最後2m位のところから、さてどうするか?
リーダーは、強引に登っちゃって!とか言っているが、強引に登れるほどパワーはない・・・
そのまま直上は立ってる、スタンスない、ホールドよくわからない(笑)。右に目をやると水流に向かってスタンスが続いている。こっちならいける。
みんなが登っているルートにチャレンジ、たぶんスリップ、テンションかけるか、右の簡単なルートでいくか。ちょっと考えたが、やっぱり水流沿いを登る。上から倒れてきた木の枝もあり、安心して登れた。

背の高い坂部さんはそのまま直上してきた。左の上のほうにガバがあったらしい。

順調に滝場を越え、岩岳沢出合で昼食。

ひと仕事やりきった感があるリーダーはもう岩岳尾根に上がってもよさそうな雰囲気だったが、まだ時間も早いしもう少し進む。

すぐに12m滝。釜の左側に不思議な穴がある。

1180m付近はガレで埋まり、荒れた状態が続く。

もう尾根に上がりたくなってくるが、我慢して進むと、また滝が出てくる。

ども!

1310mの右岸枝沢を過ぎると、赤いナメや赤い滝が出てくる。
色が変わるのが面白い。

栗山尾根に近づく1420mあたりで沢を離れる。

本日のキノコ

30分程登ると、栗山尾根に出た。

1574m点を過ぎ、左の尾根に入るところはマーキングが多数あり、間違えようがない(笑)

下っていくと、モノレールが現れる。さらに上に伸ばしていくらしく資材などが置いてあった。


モノレールとともにかなり急な尾根を下り、小常木谷出合へ。

往路を戻る。

余慶橋の車に着いた途端、雨が降り出した。。。

置草履の悪場ではトップは緊張する場面もあったと思うが、セカンド以降はかなり楽で、疲労度が全然違う沢だったなぁ・・・とそんなことを感じた山行だった。

下山後はのめこい湯へ。
道の駅の売店で、前回来た時は売り切れてた鹿バーガーを買う。。。おいしかった!

遡行図


メンバー:伊藤(L) 坂部 高森
山域:奥秩父
山行形態:沢登り
コースタイム:
余慶橋(6:15)-滑瀞谷出合(6:30)-火打石谷出合(6:40)-花ノ木沢出合(7:51)-兆子の滝(7:58)-不動ノ滝(8:47)-大滝(9:32)-ねじれの滝(10:34)-岩岳沢出合(11:38-12:04)-1370m二俣(13:21-30)-1430m付近左岸尾根取り付き(13:38)-栗山尾根(14:09-16)-小常木谷出合(15:53)-余慶橋(16:13)
地形図:丹波
報告者:高森

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

TOP

プライバシーポリシー ©Copyright 2024 渓人「流」 All Rights Reserved.