世附川沖ビリ沢〜水の木沢

今回も天候により上越方面を変更して神奈川県丹沢山地西部に一泊二日のゆったり沢泊となりました。

まずは静岡県と山梨県の山伏峠まで30分の側道に駐車してからのスタート。

すぐに峠。途中でロック系の音楽が遠くから聞こえ、後で調べると「山中胡 野外音楽フェス」が金・土・日と開催されていました。

ここから沖ビリ沢を下降し林道に出たら水の木沢出会までてくてくと歩く。

途中は一枚岩の滑床を下降しながら

まもなく水の木沢出会に合流。林道はまだ続くも「せっかく沢登に来たのだから」と林道を外れ入渓し水の中を遡上。

途中で駐車場で出会った5人組の若いパーティがテンバを確保されて釣りもされておられたので先を行かせてもらう挨拶をして遡行続行。

15:30、 高森さんの「今宵の宿はこちらにしましょう」のお声のもと、タープ張り場所の選定と地べたをならし寝床の準備。 坂部さん高森さんの慣れた手つきと所々の解説とでスムーズにタープの貼り方、荷物の吊るし方、炊き火場所の選定とマキの集め方、火のおこし方を教わります。

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付近からロック系の音楽が鳴り響き、何か「こんな森の中のに近くにコンビニがある」みたいな錯覚に(どうやら林道途中までバイクで音楽フェスの続き野外キャンプをしているみたいでちょっと興ざめ)。

高森さんと畑さんに食事用意をお願いし、私と坂部さんはおかずをもう何品か追加すべく魚釣りに上流へ。

20㎝以下は放流がマナーなので、坂部さんは何匹も釣っては放流を繰り返す。私は最後に25㎝はあるヤマメを釣り上げたのも、ハリスをつけたまま魚袋に運ぶ途中であえなくドボンして逃がしてしまいました。でも坊主は免れ釣り上げた感触も経験したので十分満足。結局二人して手ぶらで焚火もとのお二人のところへ。

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今宵のメニューは

各自コンビニで買ったおつまみと食事担当高森さんからは①いかくんとセロリのマヨネーズ和え ②「源流居酒屋」仕込みの生ハムとセロリとミョウガ巻、別バージョンで生ハムとセロリと千切シソ巻 ③メインは坂部さんがふるさと納税で手配された北海道生ラムジンギスカン、超おいしかった ④ごはんも焦げることなく絶妙な炊きあがり お料理とてもおいしゅうございました。ありがとうございました。

このあともなにか出来てきましたが私はもう酔いが回ってたようで焚火横で寝てしまいました。

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気が付くと女性二人はタープに移動、私も坂部さんを残してタープの下へ。 夜中、いつの間にか帰ってこられた坂部さんに「いま動物に当たったみたいなんだ」の声とヘッデンで目が覚めます(実は私の腕が当たったのを夢で勘違いされたみたい)。同時に雨がすごい振ってるのが心配になりながらまた寝付きます。

朝5時起床。小雨なので朝の焚火はやめてタープ下で朝ごはん(ジンギスカン)。 焚火あとをきれいにマナーよく片づけて7時に水の木沢遡上続行。

基本直登できる滝、時々は滝横をへつり、時には高巻しながら。

5mの滝は左巻き

ここはトイ状8m右からロープ出して直登

「急がば回れ」なのであえて遠回りも緩やかな経線の続くルートで菰釣山手前の稜線へ向かいます。

10時、遡行開始から3時間、水がなくなった時点で今回の沢水歩きは終了。あとは水なし沢を尾根まで登り40分後稜線に出ます。

これから2時間半かけて山伏峠まで黙々と緩やかなアップダウンを小雨のお陰で涼しく感じられる中歩き続けます。

途中、きのこ、蛙、ミミズに出会います。

 

タマゴタケ:おいしいマッシュルームだそう。オリーブオイルをかけて生食でもいけるらしい(坂部さん)。 高森さん持ち帰りで食レポ:「ソテーが一番うまい、と書いてあったのでオリーブオイルと塩でソテーしてみました。軸はシャキシャキ、カサはぷにぷに。不思議な味。でも、ごはんにも合うし、ビールにも合います。」

 

13時。無事に車止めまで生還し、目指すは近くの温泉。 平家の隠し温泉、石割りの湯(いいけど900円もした)。 すっきりさっぱりして風呂上りの濃厚バニラアイスクリームで仕上げ。 高森さんカーで16:30JR橋本駅で解散。

坂部さん、高森さん、私達新人のためにまったり焚火の沢登り歓迎会を企画引率していただき本当にありがとうございました。小雨の森がきれいで癒されました。 次は紅葉と沢中温泉とキノコ鍋にイワナ尽くしの宴が夢で~す。

遡行図


山行最終日:2022年8月28日
メンバー:坂部 (L)  高森  畑  大塚
山域:丹沢
山行形態:沢登り
コースタイム:
[8月27日]車止め(10:30) ー 山伏峠(11:10) ー 樅の木橋、水の木沢出会い(13:35)  ー  入渓(14:10)Co 714m ー テン場 Co750m 付近(15:30)
[8月28日]テン場(7:00) ー 稜線(10:40)Co1,290 - 車止め(13:15)


地形図:御正体山
報告者:大塚

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