春のレスキュー訓練・B班(モミソ岩)

春のレスキュー訓練のために先日丹沢モミソ岩に行ってきました。2班に分かれて実施ですが、意外と岩場が混雑しており、新人2名がいるA班は新茅ノ沢に移動、我々B班はモミソ岩で過去の訓練内容を淡々とこなして終了した。なお、当日の天気は曇り後小雨で気温も低く岩場周辺ではヒルは活動していなかった。

各自懸垂下降を行った後に、リードが墜落して動けない場合、セカンドがロープを持って巻き上がり上から介助懸垂で下ろすパターンを実施した。4人とも自己脱出手段の構築、バックアップありの懸垂下降、救助者ハーネスへの振分システムの連結とそつなくこなせることを確認した。

次に同様の状況で3名いる場合のディスタンスブレーキを使った救助者へのアプローチを実施してみる。笛の合図でうまい事、要救助者のそばで止めてもらうのが難しい。事前に近づいた時に細かく下ろしてもらう為の合図、要救助者へのハーネスへの連結が完了してロープ切断後、再度下降を開始するための合図を決めておくのが、上で下ろしている人とのコミュニケーションを上手くやるのに必要と感じた。なお今回の場合、上の確保者は下記の写真のようにボディビレイで行なってみたが差し支えはなかった。

昼食休憩を挟み、各種搬出法を行なってみる。ドラッグ法、2人法、ヒューマンチェーン法と行い、倒れた人の背負い方、120cmスリングでの背負い、ザックを逆さにした背負い、ザックプラス雨具の背負いを各人で実施する。

続けて引き上げ法、1/2、1/3、1/6を復習。比較的スムーズにシステムの構築が出来たが引き上げるには少なくとも1/3を組まないと難しい。

最後に新茅橋から各人空中懸垂下降と登り返し(1名のみ)を行なって終了した。

レスキュー訓練は、何度も繰り返して行なって身につける必要があるが、比較的覚えていたようでスムーズに訓練を行えたと思う。


メンバー:高森(L) 石田 古巻 坂部
山域:丹沢
山行形態:訓練山行
コースタイム:
9:00ー15:25
地形図:省略
報告者:坂部

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