(雪上訓練B班)白毛門登山口

天候:雪時々曇り

今シーズンの雪上訓練は泊り班と日帰り班の3班に分かれて実施。私は3連休最終日に伊藤Lの日帰り班に参加させてもらいました。今年は平年に比べて雪が多く、いつもの実施場所の天神平ではなく白毛門登山口周辺で行いました。駐車場の入口は雪で埋まっていて人が1人通れる道がついているだけでした。車は近くのドライブインで駐車代金をお支払いして停めさせてもらい、駐車場で冬山装備の支度をして、お互いビーコンが正しく反応するかのチェックを済ませました。1年前の雪上訓練の時に来た時と比べて雪がどっさり積もっているのが印象的です。

白毛門登山口駐車場の入口。

駐車場の中に入っていくと、テントが1張り張られていました。私たちは駐車場横の斜面で訓練開始です。斜面には訓練跡と思しき歩行跡などが残っていて、私たちも同じ場所で行うことにしました。最初はワカンをつけての歩行、ラッセル訓練、アイゼン歩行、ピッケルの使い方、耐風姿勢を復習しました。

ラッセル訓練。

確保のスタンディングアックスビレーを練習。ピッケルに短いシュリンゲを通してザイル確保した場合と、長いシュリンゲで確保した場合(今回はシュリンゲなしで実践)とで後続が滑落するとビレイヤーの衝撃がどう違ってくるのかも体験しました。

伊藤Lによるスタンディングアックスビレーの実践
後続が墜落したとき、ちゃんと確保ができているか。

ビバークを想定しての縦穴式雪洞を作ります。3人で一緒に掘るとそれほど時間はかからずに完成し意外と簡単にできるものです。段差をつけてベンチのようなものも作りました。上から被せたツェルトの隙間から風が吹き込んで寒い思いをしたので、次からはツェルトの大きさを確認してから雪洞を掘ったほうがよいですね。初めて雪洞掘りを実践できたのは良かったです、万一ビバークしなければいけなくなった時にもこういう方法があるんだと覚えておけば生存確率が高まります。

縦穴式雪洞を掘る。
雪洞が完成したら、上からツェルトを被せて四隅をストックやスコップなどで固定。
雪洞の中で昼食。伊藤Lから温かい飲み物をご馳走になりました♪

なかなか天候は良くならず・・・。最後にビーコン捜索実習をしました。駐車場が広いので広範囲の捜索から始めることができました。プロービングの際に強く刺してしまいビーコンが入っているタッパーに穴をあけてしまうという失態をしてしまい2回実践をして終了となりました。次回は実際に埋まっている人をプロービングしてみたいです。ここで訓練終了して駐車場に戻りました。予定していたメニューの中にあった弱層テスト、搬送法は時間がなく実践できませんでしたが、次の機会にやってみたいです。

悪天候のなか実践さながらビーコン捜索の練習。

メンバー:伊藤(L) 綿貫 星野
山域:谷川連峰
山行形態:訓練山行
コースタイム:
訓練開始(10:17)-訓練終了(14:54)
地形図:水上
報告者:星野

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