秋の集中山行の季節がやってきた。
今年の秋の集中山行は、甲武信ヶ岳の麓の沢を3班に別れて登り、徳ちゃん新道上で集合する計画となった。
この記録ではB班・笛吹川東沢釜ノ沢西俣について報告します。
笛吹川東沢釜ノ沢西俣のコースは最大標高差1300mほど。距離も長く、なかなか体力が必要そうな行程になりそうだ。
個人的には昨年の秋の集中山行以来、1年ぶりの泊まりの沢登りとなったこともあり、長い行程を歩き切ることができるか、少々不安が募ります。
7:32 スタート
西沢渓谷の入り口にある村営駐車場から山行開始です。

天気は良好、10月末のひんやりとした空気のなか気持ちよく歩ける。





8:54 ホラノ貝ゴルジュ
登山道から一旦降り、ホラノ貝ゴルジュ。左岸から巻き再度登山道に上がる。

9:30 登山道から河原に降り、ゴーロを歩き出す。単調な遡行が続く。


11:58 Co1430 魚留めの滝
長いゴーロを歩き、魚留めの滝に到着。
右岸から巻くが、手がかりがなく上がるのに一苦労した。

12:15 千畳のナメ
魚留めの滝を上がるとすぐに千畳のナメが始まる。
沢側に傾いて伸びる樹々がアーチを作り、その下を視界の向こう端まで緩やかなナメが続く。
メルヘン眺めだ。


ヌメヌメなナメ
長い千畳のナメのあとも短いナメがスポットで続く。
千畳のナメは傾斜が穏やかで良かったが、その後のナメはツルツル・ヌメヌメでよく滑る。
乾いている場所であっても、水流で磨かれた岩には凹凸がなく滑る。
濡れている場所はヌメヌメでさらに滑る。濡れている落ち葉ゾーンはさらに、、、。
落ちたらドボンするリスクもあり、体力も気力も削られた。
気温はひと桁台ぐらいでしょうか。この季節にドボンはきつい。


13:30 Co1560 両門の滝

右岸から高巻きで越えます。



長いヌメヌメ・ツルツルゾーンを終えてゴーロ帯です。

このあたりから、私バテてきました。
ヌメヌメゾーンで力を使い果たしたのか、ただの体力不足か、頭がボーっとして、歩く力がでません。
15:10 Co1720 幕営
予定ではあと30分ほど先に進む予定でしたが、私の体力が限界でやむなく1720m付近で幕営。
1日目終了です。1日目からバテバテで先が思いやられます。

7:20 2日目 遡行開始

5mほどの滝が続きますが、特段難しい場所もありません。

9:30ごろ ツメ
このあたりからツメです。
傾斜は急ですが、ヤブもなく登りやすいツメ。
スギゴケのお陰でフカフカな地面で、足にも優しく楽にツメられました。

10:55 Co2396m 小ピーク
Co2396mの小ピーク付近から登山道に出ました。

登山道に出たあとも、甲武信ヶ岳頂上に向かってアップダウンが続きます。

11:49 Co2469m 甲武信ヶ岳頂上
やっと頂上です。曇りで眺望もないので先に進みます。

12:10 甲武信小屋
およそ時間通り(10分遅れ)で甲武信小屋に到着。
ここ甲武信小屋でA班と合流する、A班も数分前に到着したばかりのようです。

12:40 下山開始
徳ちゃん新道と近丸新道分岐付近でC班と合流予定でしたが、時間切れでC班とは合流できず。
個人的に1年ぶりの泊まりの沢登りもあり、長くヘビーな山行でした。
お疲れ様でした。
駐車場(7:32)-魚留めの滝(11:58)-両門の滝(13:30)-テント場(15:10)-テント場(7:20)-甲武信ヶ岳頂上(11:49) -甲武信小屋(12:10) -甲武信ヶ岳登山口(16:37)