退院後の続・リハビリトレーニングとして、個人で雲取山へ日帰りハイキングへ行ってきました。距離20km、累計標高差1700m程度でそこそこ体力がいる東京都最高峰の山です。先週のヌク沢にて源頭部のツメでバテを感じてしまい、このままではいかんと思い自分の現状の体調と向き合うために決行しました。今回は鴨沢ルートよりピストンです。
駐車場に6時に到着、6時30分すぎに出発です。
雲取山は登山道としては難しい箇所はありませんが距離が長く、コースタイムで10時間かかります。ですので日帰りで行くとなると、朝の出発時間などの計画がとても大事になるかと思います。
鴨沢ルートから行くと平将門の逃走時の伝承が書いてある立て札が道中に多々あり、沢登りでお馴染み「大血川」の名称由来など書かれておりました。
避難小屋があるところが山頂かと思いしばらく休んでいましたが、奥にちゃんと山頂の看板がありました。山頂をスルーしてしまうという武甲山の二の舞にならず良かったです。
東京都最高峰というワードを見ると充実感がありますね。少しテンションが上がります。
今回は個人の体力トレーニングとして割り切っているので楽しいも楽しくないも関係ないのですが、日帰りだとコースが長く精神的に辛いなと感じました。1泊2日で楽しく山行することが雲取山登山の醍醐味かと思いますので、次回はゆっくりテン泊で行きたいです。
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さて、結果として休憩込みで大体9時間半ぐらいかかってしまいまして、だいぶゆっくりペースになりました。
とはいえ、これは入院して体力が落ちたせいではなく、元来私は登山でペースが遅くバテがちで、皆さんと山行行く際に迷惑をかけてしまうことが多かったです。
ただ今回は筋肉痛もこなかったし脚力はまぁ普通程度にはあるっぽい。なのに何故こんなにすぐ息が上がりペースが遅いのだろう…?心肺機能が弱いのか…?と疑問に思い、帰ってから登山の技術書に答えを求め、そこで色々学びました。
書に学ぶ、登山でバテない技術
登山で大事なのは「呼吸方法」「重心移動」「姿勢」「足首の柔軟性」。
これらに正しいフォームがあり、これを意識することで疲労がだいぶ違うとのこと。
心肺機能も生まれ持った能力差だけではなく、効率よく酸素を体に取り込むことで心肺機能をグッと向上させることができるとのこと。
疲労の根本原因は、心肺機能への負担ではなく、歩行に必要な筋肉で酸素が多く消費されるため息苦しくなる。よって筋肉を使いすぎない動きをすれば消費される酸素量も少なくなり、苦しくなくなるということ…。
思えば今まで私は登山の歩き方を全く学んだことも教わったこともなく、山を歩くという行為を全く意識したことがなかったです。
足首の硬さは前々からかなり自覚があったのと、自分はかなりのオーバープロネーションで踵の傾斜角度が人より相当傾いていることなど、違和感を感じていた身体の問題点がここに来て全て繋がったように感じました。課題がかなり見えてきたので、まずはフォームの改善と体の歪みの改善、ストレッチ&トレーニングです。
意味があるかわかりませんが、とりあえず骨の整骨院にも通い始め、しばらくこれで様子を見ます。
書を読み、実践する。大事ですね。
物事を学ぶ基本姿勢ですが、二足歩行ができるばっかりに登山でのイレギュラーな歩行を学ぶということを忘れていました。
たまには自分の身体と体力と向き合う個人山行も必要だなと感じました。
登山口駐車場(6:30)-七ツ石小屋(9:00)-七ツ石山(9:50)-雲取山山頂(11:40)-登山口駐車場(16:15)