今回は個人山行で、阿多野郷川の真谷を遡行し、乗鞍岳へ詰め上げるルートを友人達と1泊2日で楽しんできました。
当日はほぼ快晴。3000m級の乗鞍岳へ直接詰め上げる意外にスケール感のある沢で、「百名山へ沢から登る」シリーズです。
沢は全体的に開放的で明るく、登れる滝が次々と現れます。難しすぎず簡単すぎず、最後まで変化に富んでいて非常に楽しい沢でした。初級沢と紹介されることもありますが、ところどころで滝を直登する際に少し緊張する場面もあり、気を抜けないポイントもありました。
初日のテン場は標高2,220m付近。目の前には御嶽山が大きく姿を見せ、まさに絶景のロケーションでした。夕食はジンギスカン。夕日に染まる山々を眺めながらの食事は格別で、贅沢な時間を過ごすことができました。
翌日も遡行を続けますが、この沢は最後まで滝・枯滝が連続し、飽きることがありません。一方で、途中の高巻きではルートを外して登りすぎてしまい、猛烈な藪漕ぎを強いられた。
しかし、その苦労の先で稜線に飛び出した瞬間、目の前に屏風岳を従えた乗鞍岳がドーンと姿を現しました。この景色は圧巻。
その後は乗鞍岳最高峰の剣ヶ峰まで足を延ばし、達成感たっぷりの登頂。沢登りから百名山の頂へつながる、非常に充実した山行となりました。
ただし、このルートで特に注意したいのは下山です。私たちが使った下降ルートは、体感で工程の約70%が笹薮漕ぎ。場所によっては背丈を優に超える笹が生い茂り、進行方向も見えづらく、熊との遭遇も心配。登りの爽快感とは対照的に、なかなか泥臭いハードな下山となりました。
快晴に恵まれ、素晴らしいテン場、美しい滝、そして乗鞍岳。苦しい藪漕ぎも含めて、充実の1泊2日の山行でした。




















コメントを残す