富士見峠より野反湖を望む

野反湖外輪山


天候)5月7日:晴

アプローチ

野反湖への車道が開通するのは、例年ゴールデンウィークの直前である。某社のスキーガイドには開通後の短期間スキーが楽しめるとの記載があるが、実際どんな様子なのだろうか。ネットで情報を確認するが、スキーは望み薄。そこで、野反湖周辺をスキーではなく歩いて周回してみることにした。

前夜、道の駅六合で車中泊。早朝野反湖方面へ向かうが、途中の道に雪は全くない。富士見峠でいったん車を停めて周囲を観察する。標高の高い方はまだ稜線上に雪が残っているが、湖畔含めて標高が低くなると、殆ど雪は残っていない。この様子だと、この時期この周辺でのスキーはあまり現実的ではなさそうだ。

白砂山登山口駐車場~三壁山

白砂山登山口の広い駐車場も除雪は完了し、周囲に若干雪が見えるが駐車場の地面は乾いている。
駐車場で身支度を整え、キャンプ場方面へ。ワカンは念のため持参したが、周辺の雪の状況から不要と判断し、ストックのみ持って歩き始めた。キャンプ場からは右手の斜面を登る方向へ。一段登ったあたりに「三壁山登山口」の看板を見つけそちらへと進む。看板のところからは一応雪が残っており、スキーで歩けなくもない感じではある。

三壁山登山口
三壁山登山口と書かれた標柱から先には、まだ雪が残っていた。

ところどころ傾斜が急な箇所はあるが、さほど問題なく登って行ける。全体として、スキーでも快適に登れる斜度である。ただ、下りはやや樹木が多い箇所の通過が面倒かもしれない。

雪がほどよく残っていて夏道がどこやらよくわからない箇所もあるが、傾斜もゆるいので尾根の上を高み目指して登ればルートを外れることはない。

雪の稜線が続く
三壁山へは雪の稜線が続く。この辺ならスキーでも歩けるかな…

三壁山頂稜部の東側には小規模な雪庇が形成されている。雪庇をかわすように頂稜に上がる。すると、前方から人がやってきたが、すれ違いざまに見るとなんとトレランである。確かに、わかりやすい尾根地形でアップダウンもそれほどなくトレランには適したコースだとは思うが、残雪期とはいえ雪上のトレランとは…新たなジャンル開拓なのだろうか。

三壁山頂陵
こんな場所で、トレランの人と遭遇するとは…

登山口から三壁山山頂まで1時間20分ほどで到着。山頂付近は樹林に囲まれているが、前後に開けている場所があるので、暗い感じではない。

三壁山山頂
三壁山の山頂には、まだ雪が残っていた。

三壁山~高沢山~エビ山

三壁山からは、しばらく残雪の稜線歩きになる。眺めが開けて気分もいい。三壁山から高沢山までは40分ほど。山頂に雪はないのだが、降り始めると雪が残った箇所があり、夏道が分かりづらくしばらくウロウロする。結局、灌木の茂みの隙間にトレースが続いていることがわかりそちらへ進む。

高沢山山頂
高沢山は山頂周辺には雪がなかったのだが…

少し下ると雪はなくなり、同時に夏道ルートを追いやすくなった。右手に眺めが広がり、横手山やさらに浅間山周辺の山々が望まれる。普段、あまり歩かないエリアなので、眺望も新鮮だ。

横手山から白根山にかけての眺めが広がる
横手山から白根山にかけての眺めが広がる。
遠くに浅間山
やや霞んでいるが、浅間山も姿を見せている。

45分ほどで、エビ山到着。エビ山は小広い草原になっていて寛げる場所である。笹原に囲まれているので眺めも360度である。左手に野反湖畔へ降りる道が分岐する。

闊達なエビ山山頂
笹原に囲まれ眺望もいいエビ山山頂は居心地のいいところだった。

エビ山~弁天山~富士見峠

エビ山から弁天山との鞍部まで、標高差200mほどを少し急な斜面で降る。草原状の鞍部からも野反湖方面へ道が分かれるが、湖畔はすぐ先である。湖畔の道を歩くのも気持ちがよさそうだが、初志貫徹で、弁天山への登りにかかる。

草原の中を湖畔に道が続く
エビ山・弁天山の鞍部からは湖畔に道が続いていた。

弁天山手前でピークを経由するルートと東斜面を巻くルートが分かれる。時間もあるのでピーク経由のルートに入る。ひと登りで弁天山ピークである。眺めはそこそこにあるが、居心地はエビ山の方が格段にいい。北側の片隅に弁天様の石像が置かれていた。
弁天山を超えると、すぐ眼下に富士見峠の駐車場が見えてくる。富士見峠までは10分ほどだ。

弁天山山頂
弁天様の石造の置かれた弁天山ピーク。
富士見峠を見下ろす
弁天山から少し歩くと、富士見峠がすぐ下に見える。

富士見峠~白砂山登山口駐車場

富士見峠からは、八間山へ登る道もあるが、今日は湖畔に降りて湖畔を進む。
お天気もいいし、ところどころ残雪も残るが問題になる箇所もないし、ぶらぶらと尾根歩きの余韻を楽しみながら歩き、対岸の歩いてきた尾根を眺めながらしばしコーヒータイムで寛ぐ。

歩いてきた稜線を眺めながら
歩いてきた稜線を眺めながら暫しの休憩
野反湖畔でコーヒーブレイク
お天気も良く、広々とした眺めを楽しみながらコーヒータイムを楽しんだ。

湖畔から一登りで車道へ出ると反対側に遊歩道の入り口がある。車道より気持ちいいかと思ってそちらへ進むが、思ったより残雪が多くちょっと面倒な状態だったため、意外と時間がかかった。おかげで湖畔ののんびりムードが少し削がれたので、車道を歩いてしまった方がよかったかもしれない。たぶん車道を歩いた方が10分くらい到着が早かったのではなかろうか。

結果として、スキーになりそうなのは三壁山登山口と山頂間近の部分くらいで、想像した通りであったが、久しぶりにこの辺りを訪れ、周辺含めた探索ができたので結果オーライかなあ…。
ちなみに、今日のトレイルで出合った人は、富士見峠の駐車場を除き、例のトレランの単独者と湖畔を歩いていた時にすれ違った男女2人連れだけであった。この時期の野反湖周辺は、開放的な眺めを楽しめる静かなトレイルとして、避衆登山向きのエリアなのかもしれない。


山行実施日:
2022年5月7日
メンバー:
古巻
山域:
山行形態:
コースタイム:
白砂山登山口駐車場(7:45)-三壁山(9:19/26)-高沢山(10:05/12)-エビ山(10:54/11:02)-弁天山(11:54/12:02)-富士見峠(12:13)-野反湖畔休憩(12:30/45)-車道(13:15)-白砂山登山口駐車場(13:38)
地形図:
野反湖・岩菅山
報告者:
古巻

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