盆堀川千ヶ沢石津窪

個人山行で足尾の笹ミキ沢を計画していたが生憎の雨。しかもまとまって降る予報のため泣く泣く転進することにした。午前中早くから天気が回復しそうなエリアを探すと奥多摩、奥秩父、大菩薩あたりが候補となった。この中で、当日の朝に集合できて面白そうな秋川水系の石津窪を遡行することとした。

石津窪は今シーズン初めての沢登りで訪れて好印象だった沢。内容豊富ながら短時間で遡行出来るので転進先としては丁度良いと思った。同行者に確認すると未経験とのこと。

  

雨が上がる頃を見計らい9時に武蔵五日市駅集合、1時間後の10時に入渓した。前夜の雨の影響が気になったが、濁りは全くなく水量も平水で一安心した。今回は同行者の沢初めの足慣らしが目的だったので先行していただいた。滝登攀もほぼリードしてもらい私は前回フォローとなった末広がり10mと6m滝を登らせていただいた。核心の8m+6mの2段滝を越え25m大滝下で小休止しながら前回登った時のことを思い出しつつオブザベした。今回も水流右の滝ど真ん中を登る事にして同行者がリード。下部は残置が乏しいためハーケンを1枚打ちたいと思ったところに残置を発見、1ピン取れて安全確保できたのが良かった。同行者はその後もしっかり時間を掛けながらジワジワ登っていく。滑るように見えるが順層で足場もしっかりしているので怖くは無いようだ。上部は水流にルートを取り、水を被りながら登るのでなるべく時間を掛けたくないところだが一歩が運べないようでやや長めに被ってしまったようだ。後で本人に聞いたら「登るのに必死で水のことは二の次だった」そうだ。*リードありがとうございました。

 

大滝を越えると遡行終了の雰囲気になる。ここまでかなりいいペースで来られたので尾根に上がったのは12時。お腹も空いていなく食事はとらないで下山することにした。車まで戻ると霧雨が降っていた。下山後の風呂は混雑を避けて中神の富士見湯にした。

今回の転進計画は前回の遡行経験が活かされました。おかげで内容の濃い山行が出来ました。同行者も滝をリードで登る事ができ、充実した沢初めが出来たと満足していました。

 


メンバー:牛久(L)、M(会員外)
山域:奥多摩
山行形態:個人山行
コースタイム:
千が沢林道ゲート(9:50)-石津窪出合(10:05)-大滝(10:30-10:45)-右岸尾根(12:00)-千が沢林道ゲート(12:40)
地形図:五日市
報告者:牛久

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

TOP