(天候)6月6日:曇
春の集中山行の前日に、スケジュールの合う伊藤さん、星野さんとぼくの3人で真木川赤岩沢の山行を計画した。春先に伊藤さんが提出して実施が延期になっていた計画だが、行程が短めで前日の足慣らし山行にもちょうどいいかなと伊藤さんに持ち掛けたものの、当初は行ける予定だった伊藤さんの都合が急遽つかなくなり、結果星野さんとふたりでの山行実施となった。
当日は星野さんをピックアップして、ひとまず真木小金沢林道の大峠駐車場をめざしたのだが、マイカーのおバカなナビのせいで到着が大幅に遅延。駐車場到着が10時半頃になってしまった。
駐車場に車を停められるか懸念したが、何とか一番端に押し込むことができてひと安心。
まあ、いろいろあったけど気を取り直して身支度を整え出発!
林道を少し戻って、赤岩沢を渡る橋から斜面を降って入渓。

出だしは穏やかな渓相だ。ただ、台風の雨の後のため水量はそこそこ多い。小滝をひとつ越えると、右岸にガレた斜面を見て、左岸から枝沢を2本迎える。その後は、土石の堆積したやや荒れた渓相となる。

そんな河原を歩いていると、なにやら袋が落ちているのが目に入った。ラベルを見ると「害獣忌避剤 熊をぼる」と書いてある。どうも熊避けの薬剤らしいが山仕事の人が使ったものだろうか。帰宅後にネットを調べると、結構物騒な薬剤のようでもあるが、効果の方はどの程度なのだろうか。最近熊のニュースが巷をにぎわしているので、実地に効果を確認してみてもよさそうではある。

閑話休題、今回の赤岩沢だが、最近の遡行記録はネット上では見当たらないし、10年以上前の記録でもだいぶ荒れた沢の印象だったのだが、新緑の緑とも相まってそれほど悪い印象ではない。
遡行開始から30~40分ほどで小滝が続くようになる。

Co1680付近で右岸から本流と3:1の水量で枝沢が出合う。ここで行動食を摂って暫し休憩。
休憩後、遡行を再開するとすぐにゴルジュとなり、中には小滝が続いている。

ゴルジュ内の小滝は特に問題となるところはない。ゴルジュの出口に4x7mのチョックストンの滝が懸かっている。この沢最大のアトラクション滝である。左手の壁に残置が2箇所。この残置を手掛かりに越えている記録が多いが、今日は水量がいささか多い。
ドバドバと水が流れ落ちる中を登るとシャワー必至だが、ここは登っておかないと何もないまま終わってしまいそうだ。
ただ、この残置どう使うのだろうか。吊り下がっているシュリンゲに足でもかけて登るのかな?左壁にはあまり手掛かりがないのでバランスが少々取りづらそうだ。
リーダーは少し思案して、残置の少し先に追加でハーケンを打ち込むことにした。が、手が届かない~ということで、リーダー命令により古巻がハーケンを打ち込ませていただいた。よく見ると追加したハーケンの先に潰れた軟鉄ハーケンが残されていたので、同じようなことを考えた人がいるのだろう。
ということで準備が完了し、リーダーは追加ハーケンにロープをかけてバランスを取りながら無事突破。
続くぼくも、ずぶ濡れになって何とか滝の上まで…。
水が平水ならもう少し楽だったような気がする。

CS滝を越えると、すぐにCo1740三俣となる。
右は水量少な目、左と真ん中は同じくらいの水量だが、真ん中がやや多いだろうか。ここは”何となく”左を選択。後からこれが失敗だったと判明するのだが、現場ではふたりとも何だか左の気持ちになってしまっていたので迷わずに左へと進んだ。
事前情報によると上部にはスラブ帯があるらしいのだが、しばらくはそんな気配もなく、ややゴルジュっぽい中に苔むした滝などもあって気分よく遡行することができる。



登るにつれガスが濃くなってきて、周囲は幻想的な光景が広がる、が、スラブが一向に現れない。

三俣から1時間ほどで稜線の登山道に詰め上げたのだが、結局スラブは登場せずじまい。今回のルート、三俣以降もそれなりに滝(小滝だけど)が続いて変化はあったのだが、どうも釈然としない結果になってしまった。

登山道を10分も辿ると黒岳の頂上である。黒岳は1等三角点の山だが、樹林に囲まれて周囲の展望はない。

黒岳を越えて少ししたところで右に大峠への登山道を分けるので、そこをせっせと降って終了である。
で、肝心のスラブ帯だが、帰宅後に調べるとどうも三俣の真ん中を進まないとならなかったようだ。
遡行時間も短くてアプローチも(間違えなければ)楽なので、陽の短い季節の代替計画などで再度スラブ帯の確認に訪れてもいいかもしれない。
終了後は勝沼近辺で入浴して、今宵の集合場所「道の駅とみざわ」まで移動した。






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