6/13 曇り
今回も近場の沢をということで、真名井沢をチョイス。6年前に遡行しているがほとんど記憶に残っていない。とりがや橋に入っていく林道入口はゲートが新たに設置されていたが自己責任で通過させてもらう。5分ほどで橋に到着すると既に1台が停まっていて先行者がいるようだ。我々も身支度し8時半過ぎに出発する。地形図では川の流れが太く記載されているが、水流は少なく橋から見るとぼさに覆われているようにも見える。
左の林道を少し進み木橋を渡って導かれていくと、ワサビ田とモノレールが両岸に良く整備されている。
このタイプの堰堤がいくつか出てくるが仕事道に沿って越えて行く。
4つ目の堰堤上から入渓する。流れは細く、しばらくは平凡な河原を遡行する。
滝が出てくるが、せいぜい3m程度で特に問題はない。うまい具合に倒木の上を歩いて通過できたりする。
釜も浅いものが多く簡単に取りつくことができる。本日は曇り後雨の予報であるが、日が少し射してきてうれしい。
結構倒木がかかった滝が多く、登るのに利用させてもらう。ちょっとしたアスレチックですね。
1時間半ほどで最初の二俣に到着する。小さな滝で合わさっているが、左俣を進んでいく。
少し進むとこの沢の核心、5m滝が出てくる。黒光りしていて滑りそうなのでカムで支点が取れないか何度か試みるがダメなので仕方なくフリー―で登った。過去ログでは、中間支点があるはずだが見つけられなかった。この上は小釜付きの石垣堰堤で小釜に入って後続を肩がらみ確保する。
この先は小滝が幾つか続く。何れも快適に越えられる。
左に集水枡のある4mCS滝は集水桝側から小さく巻ける。
この滝は登れそうにないので、左のリッジから小さく巻いた。
左からワサビ田跡の段々状石垣を見送ると4m直瀑。右側がスタンス、ホールドともに豊富で登れる。
岩が脆そうなので念のため後続にはお助けを出した。
この4m滝は左の倒木を頼りにして登ってみた。
この2条の滝は左側が登りやすかった。水量も大分少なくなってくる。
この3m滝、自分は股上まで水に浸かって取りついたが、後続は濡れるのを嫌い、右のヘツリにトライ。
奥の二俣(1:1)を左に入り、3m+3mの右側に滝のかかった所は、左の窪を登ってみた。上部が脆そうなので後続の新人にはお助けを出した。
その先、3mの幅広滝を越えると、植林帯に赤テープがある。co900m付近で遡行を打ち切り、左の植林帯をひと登りして緩斜面をトラバース気味に歩を進めると林道終点に出られた。
林道沿いは結構タラの芽が出ていたが、何れも大きく伸びていて収獲には不適で残念。途中2カ所林道を尾根でショートカットして、最後に懸垂下降の練習をして林道に降りた。
真名井沢は特に難しいところもなく、詰めも少しなので、シーズン初めの足慣らし向きの沢といったところだった。同行の3人には物足りなかったかもしれない。この後、河辺の梅の湯が休日休館中なのでもえぎの湯に立ち寄り汗を帰宅した。
真名井沢遡行図
とりがや橋P(8:43)-co615m二俣左沢(11:27)ーco880m二俣左沢(11:25/46)ーco900m付近遡行終了-右岸林道(12:34)ーとりがや橋P(14:00)