以前から会の方や、沢繋がりのお知り合いの方に、紀伊半島の沢は最高だよと聞いていたので、今回の計画が決まってから一か月の間ずっと楽しみにして胸を膨らませていました。
大和上市駅集合で何事もなく一人でそこまでたどり着けるかとても不安でしたが前日奈良入りしてなんとかたどり着きました。
入渓するとすぐに大きい岩がゴロゴロとあります。その巨岩達をどんどん超えていかなければなりません。泊りの荷物を背負って巨岩を超えていくのが全身を使うので息が上がります。(私だけかな?)
この斜滝を越えるのに1時間ほどかかり、その先でお昼休憩(13:00~13:30位かな?)をとりました。
経験の浅い私は、重い荷物を背負って岩を越えたり巻いたりの気を抜けない遡行の為、ついていくので精一杯で景色を楽しむ余裕がなかったのですが、ふと落ち着いて周りを見渡すとスケールの大きさに感動しました。ジャングルのような生い茂った高い木々、厚みのある苔がまわり全体に覆い、周囲、至る所から滝や、湧き水が滴り木漏れ日でキラキラしています。たまに現れる切り立った断崖、そして感覚がマヒするほどのたくさんの巨岩が圧巻です。
Co500(15:20) 2日目のことを考えるともう少し先に進みたいところですがいいテン場スペースがあったのでここで本日の遡行は終了。焚火と寝床、宴会の準備となりました。明日は雌滝、雄滝へ行くため6:30出発予定となりました。!(^^)!
5月4日(2日目) 6:30スタート
Co600(6:50) 朝日に当たり綺麗な40m直爆
どこから巻くかリーダーがルート検索中
1日目は巨岩越えでしたが2日目は4~5mくらいの滝が連続してあり滝の横を越えていき、先に進みます。
汚い私たちを嫌がることもなく親切なタクシードライバーの方で、結構いいスピードで私たちを大和上市駅まで送り届けてくださいました。ちょうどよく電車もきて3人で色々お話しながら橿原神宮前駅まで行き、そこで解散となりました。私とリーダーは温泉にはいり、リーダーは新幹線で、私は夜行バスで。高森さんはもう一泊するそうでみんなバラバラでした 笑
今回の山行で感じた事は、丸山リーダーの臨機応変な判断力、ルートファインディング能力、登攀力、突破力、冷静さなど色々驚くことが多かったです。それに対応できている高森さんにもすごいなと思いました。お二人の間を歩かせていただき目的を達成でき素晴らし感動をいただきました。みずゆきのみんなにも、入会してから少しずつ色々教えていただき、経験させてもらって今回挑戦できたのはみんなのおかげだとおもっています。晴れていたせいか、紀伊半島の沢はまったく寒さを感じませんでした。これから夏本番、今年の夏はたくさん沢に行きたいです!!どうもありがとうございました。
山行開始日:2023年5月3日
山行最終日:2023年5月4日
メンバー:丸山(L) 高森 畑
山域:紀伊半島 大峰
山行形態:沢登り
コースタイム:
[5月3日]
大和上市駅(8:30)-バス-白川バス停(10:21)-岩屋谷橋(11:00)-岩屋谷入渓(11:20)-Co500付近テン場(15:00)
[5月4日]
テン場(6:30)-雌滝:Co850(11:00)-雄滝:Co985(13:00)-小峠山:1099.9m(15:13)-水尻バス停(17:00)-タクシ-大和上市駅(18:05)
地形図:釈迦ケ岳
報告者:畑