白川又川岩屋谷


以前から会の方や、沢繋がりのお知り合いの方に、紀伊半島の沢は最高だよと聞いていたので、今回の計画が決まってから一か月の間ずっと楽しみにして胸を膨らませていました。

大和上市駅集合で何事もなく一人でそこまでたどり着けるかとても不安でしたが前日奈良入りしてなんとかたどり着きました。

不要な荷物は泊まった大和八木駅のコインロッカーに預けてきました。明日の下山後、大和八木駅から夜行バスで帰る予定です
ゴールデンウイーク、快晴ということもあり、バスは満車で立ち乗りの方もいました。
白川バス停(10:21着) トイレ有 トイレを済ませ沢支度をしました。

岩屋谷橋 ピーカン晴れです☀ 橋を渡り左岸沿いの林道を進み終点あたりから沢に下りて入渓
入渓11:20

入渓するとすぐに大きい岩がゴロゴロとあります。その巨岩達をどんどん超えていかなければなりません。泊りの荷物を背負って巨岩を超えていくのが全身を使うので息が上がります。(私だけかな?)

 

いくつか滝を越えていくと本日の核心、5mの斜滝です。左岸をへつっていきますが、先はみえません。 見えるところは高度感もあり、足場となるところも濡れていて滑りそうでいいスタンスはなさそうです。ちょうどカーブしているところの奥に残置ハーケンが1つあるのでそこに支点をとりました。リーダーは岩をアンダーでもち体のバランスをとって、いい足場がないのに上手に先に進んでいきました。

カーブを曲がってからは、よく見えなかったので先はわかりませんが、私の番となり、ロープにプルージックで確保をとり、とりあえず進んでいきます。カーブのあたりは支点のヌンチャクを持って体を支えながら落ちるの覚悟で思い切って先に進み、その後残置スリングが2か所あったのでそれにたより体重を預けて進みました。残置スリングはあったもののロープの確保がなければ何回か落ちていたとおもいます。

この斜滝を越えるのに1時間ほどかかり、その先でお昼休憩(13:00~13:30位かな?)をとりました。

チョックストーン滝ばかりです。ここは右岸を進みます。
続いて3段10mの滝 手前左から高巻きます。危ないのでロープを出しました
その後も次々と巨岩を越えていきます。リーダーが先に越え、スリングで助けてくれる場面も多々ありました。
岩が積み重なり2pに分けて、空身で登り、リーダーがロープを肩がらみで私達を確保し、ザックを引き上げるところもありました。

経験の浅い私は、重い荷物を背負って岩を越えたり巻いたりの気を抜けない遡行の為、ついていくので精一杯で景色を楽しむ余裕がなかったのですが、ふと落ち着いて周りを見渡すとスケールの大きさに感動しました。ジャングルのような生い茂った高い木々、厚みのある苔がまわり全体に覆い、周囲、至る所から滝や、湧き水が滴り木漏れ日でキラキラしています。たまに現れる切り立った断崖、そして感覚がマヒするほどのたくさんの巨岩が圧巻です。

Co500(15:20) 2日目のことを考えるともう少し先に進みたいところですがいいテン場スペースがあったのでここで本日の遡行は終了。焚火と寝床、宴会の準備となりました。明日は雌滝、雄滝へ行くため6:30出発予定となりました。!(^^)!

 

5月4日(2日目) 6:30スタート

焚火場所 燃えやすい木々が豊富でした。

Co600(6:50) 朝日に当たり綺麗な40m直爆

どこから巻くかリーダーがルート検索中

少しもどり滝を左から高巻します。傾斜があるけれど比較的登りやすい。けれど高さがあるのでロープを出して巻き、40m滝落ち口に懸垂下降しました。
懸垂で降りたところ(8:00)
すだれ状5m滝(8:20) 滝左壁のスラブから登ろうとしたけれど途中、支点のハーケンがうまく固定できず場所をかえます。少しもどり左から巻きました。(いくつか先の滝を同時に巻いた)

1日目は巨岩越えでしたが2日目は4~5mくらいの滝が連続してあり滝の横を越えていき、先に進みます。

Co710(9:10) 二股 左の岩屋谷を進む
Co800(10:00) 巨大チョックストーン ここにくるまでも似たような巨大CSはあったけれどこれはかなり大きくて迫力ありました。もうサイズ感がよくわかりません。 岩の横から10mくらいの滝 どこからとりつこうか二人でよくみています。
巨岩帯を巻いていきます。はじめに右に行きますが、あまりよくないようで戻って左にあがっていきます。
濡れてすべりやすく持ちやすいホールドや良いスタンスもなさそうなのにリーダーは左上に慎重に上がっていきます。見ている方も緊張しますし、次自分が行けるかも不安です。
私も高森さんも同じ場所で一回滑り落ちましたが、2回目なんとかはいあがってきました。 指先がかじかんで、荷物を背負った体重を預けられるようなホールドやスタンスがなかなかみつけられなく、怖かったです。この先、もう1pロープをつかい高く巻きました。
この岩をこえたらいよいよ雌滝が右奥にあるようです。滝の音と水しぶきで雌滝の存在を感じられワクワクしました。
ついに雌滝に着きました。青空と🌞でとってもきれいです。70m直漠で横幅は10mくらいあります。ゴツゴツした岩を登ってきて、この癒し系の優しい滝を見られて一気に心が穏やかになりました。 見た目は穏やかなのですが水量や勢いはすごいようで水しぶきで小雨が降っているような感じで近くによるとかなり濡れます 笑
しばし休憩をとってから、メインの雄滝を目指します。他の方の記録などで、雌滝から雄滝までのルンゼの巻きが気を抜けないと見ていたので気合を入れ直します。 雌滝の左のルンゼを登っていきます。滝の裏をみながら横を通るときは結構濡れます。ガレ場で急なので歩き辛く、落石に気を使いながら登っていきます。

登っていくと右手に壁が途切れたあたりがありそこから枝ルンゼを登っていく。私にはその場所の見極めはまったくわからなかったです。ほぼ垂直な斜面を石と根っこや枝を頼りに登っていきます。ロープを出してもらい2pに分けて登っていきました。危険とは感じませんでしたが私はここの巻きで全力を使いきったような感じでした。登りきると雄滝が木々の間から少し見えていましたが私は放心状態でした。そこから懸垂下降で滝までおりました。

雄滝です!(Co985 13:00)ここまでこられたことに感無量です。130mあるそうです。高森さんと2人で寝転がってしばらくみとれました。日当たりもよく末広がりで大きい滝で優しくかっこよいです。
滝の前の大きい岩にのってリーダーと記念写真を撮ってもらいました。ここまで連れてきていただいたことに本当に感謝でいっぱいでした。2人とも私が同行して不安ではなかっただろうか??
雄滝の前で昼食をとり、13:50滝すぐ左側のルンゼを詰めあがります。ひたすら登るだけですが、結構暑くて、重い荷物と足がパンパンできつかったです。15:30のバスには間に合いませんがあまりのんびりもしていられません。
詰めあげてから小峠山は三つのピークがあり、ここは三角点のあるピークです。Co1099(15:15)ここでタクシー会社へ連絡をいれ、17:15に水尻バス停にタクシーを一台お願いしました。遠いしちょっと渋っていましたが、高森さんの交渉で来てくれることになりました。ここから南東の方へ下山していきます。途中ピンクテープや踏み後などもありすごくわかりずらいわけではありませんが、地図とコンパスをつかってペースをあげて下りていきます。
急斜面なのでなかなかリーダーのペースにはついていけなかったけれどタクシーの時間があるので頑張って怪我をしないよう急いでおりました。 下りていくとタクシーが見え(17:00)なんともいえない気持ちで胸がいっぱいになりました。

汚い私たちを嫌がることもなく親切なタクシードライバーの方で、結構いいスピードで私たちを大和上市駅まで送り届けてくださいました。ちょうどよく電車もきて3人で色々お話しながら橿原神宮前駅まで行き、そこで解散となりました。私とリーダーは温泉にはいり、リーダーは新幹線で、私は夜行バスで。高森さんはもう一泊するそうでみんなバラバラでした 笑

今回の山行で感じた事は、丸山リーダーの臨機応変な判断力、ルートファインディング能力、登攀力、突破力、冷静さなど色々驚くことが多かったです。それに対応できている高森さんにもすごいなと思いました。お二人の間を歩かせていただき目的を達成でき素晴らし感動をいただきました。みずゆきのみんなにも、入会してから少しずつ色々教えていただき、経験させてもらって今回挑戦できたのはみんなのおかげだとおもっています。晴れていたせいか、紀伊半島の沢はまったく寒さを感じませんでした。これから夏本番、今年の夏はたくさん沢に行きたいです!!どうもありがとうございました。


山行実施日:
2023年5月3日~4日
メンバー:
丸山(L) 高森 畑
山域:,
山行形態:
コースタイム:
[5月3日] 大和上市駅(8:30)-バス-白川バス停(10:21)-岩屋谷橋(11:00)-岩屋谷入渓(11:20)-Co500付近テン場(15:00) [5月4日] テン場(6:30)-雌滝:Co850(11:00)-雄滝:Co985(13:00)-小峠山:1099.9m(15:13)-水尻バス停(17:00)-タクシ-大和上市駅(18:05)
地形図:
釈迦ケ岳
報告者:

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