王滝川鈴ヶ沢東股~中股

8月1日になっても東北方面の梅雨明けは期待できず、上信越や東北は諦め、なるべく天気の良いところを探したところ、昨年から気になっていた御嶽山南面の王滝川鈴ヶ沢をチョイスした。東京方面から夜中車をとばして、道の駅きそむらで前泊する。国道に面しているのでちと煩いが軒下があり概ね問題ない。ツバメが軒下の手の届きそうな梁に何匹かとまっていて可愛かった。
翌日の天気は期待どおり晴れ。鈴ヶ沢を目指して王滝村への道を急ぐ。林道の入り口がわかりづらく少し迷うが、林道終点ゲートに七時頃到着。橋の前後に4台程度停められそう。

鈴ヶ沢林道は多少荒れたところもあるが概ね問題なく、東股橋に8時20分に到着。

橋から東股へは左岸側から簡単に降りられる。水は澄んでいるが平水より少し多い感じ。今年の梅雨の長雨で山が水を随分持っているからだろう。

すぐに流れが狭くなるところがあり一跨ぎする。

右枝沢から大木がかかる15mスダレ状滝が流れこむ。

綺麗な釜を持った2m滝。右を倒木だよりに登る。

続いて、左からすだれ状滝が流れこむ。その先3m岩組滝は水流沿いを適当に登り、釜を持った5m滝は左を小さく巻いて越えた。

すると本日の第一の核心、30m直滝が出てくる。前衛の3m滝は左を登る。過去の記録ではそこから左壁に取りつきある程度登ってトラバースとある。我々はザイルを出して2ピッチ登り、そこから更に少し登ってトラバースして滝上に出た。

続く5m斜滝は右の岩場をザイルを出して登る。下部の取りつきでやたら岩がすべ2度ほど沈してずぶ濡れになる。上部の一歩がやだったので念のためピンを一つ打って支点を作った。

すぐに左からスダレ状滝が流れこみ美しい。

スライダー状滝は右のリッジを簡単に登れる。

ここからスライダー状の滝がいくつか続きとても気持ちのいい所となる。

6mの深い釜を持った滝は左を巻いた。

 

Y字状の5m滝も登れず右から小さく巻いた。

その上はナメとなっていて歩くのが楽しい。

10mの勢いよく水を落とすヒョグ滝は右を巻く。

5x6mの美しいスライダー滝は右を登った。

 

その先に出てくる流れ込みのない釜。ちょっと倒木が多くて残念だが、水中で上のスロープ滝とつながっているようだ。スロープ滝はヘツリが大変そうなので左をまとめて巻いた。

この斜滝10mは右を登った。

左からスダレ状滝が、右から7mスラブ状滝が流れこむ両門の二俣。右本流を小さく巻いた。

続くインゼル状滝は、右の6m滝の右を登る。ここら辺は次から次へと5mクラスの滝が出てきて楽しい。

この右に岩穴のある7mヒョグ滝は左を巻いた。

その上にも10m滝が架かっている。この滝はロープを出して左側を2ピッチで登った。

透明なブルーな釜を持った3m滝。左を登って越えた。

滝場が終わりしばらくゴーロ状となる。

と思っていると、本日第二の核心、前方に30mハング状滝が・・・、水流が下の方では霧状になってしまっている。

この滝は、右の岸壁下を下流方向に辿って行くと、岩壁の弱点を縫って小尾根に到達する巻き道がついていた。小尾根を辿り胸下の笹を少し漕いで滝上に出る。

滝から上は荒れた感じでパッとしない雰囲気。

水流のしょぼい7x9m滝は右を登る。

ここら辺がco1880m付近、滝場も終わったので左に適当に入っていき中股へのトラバースにかかる。

このトラバースが本日の第三の核心であった。背丈を越える笹に倒木が折り重なり中々前に進めない。

うんざりする倒木との格闘。

小三笠山の尾根まで来ると少し落ち着てくる。御嶽山は山頂が雲に隠れている。

中股への下降点を慎重に見極め樹林帯を下っていく。

中股は茶色いナメが続く下降向きの沢だ。

この7m滝のみ残置スリンゲもあったので懸垂で下降した。

最後は堰堤2個を左から下降すると中股橋に出た。時間は既に18時半、そこから約1時間、どうにかヘッドランプ無しで駐車場まで戻った。

久し振りに12時間近くの行動時間になった。東股は多くの滝がかかり楽しめた。中股への藪漕ぎが大変なので三笠山の方に突き上げてしまった方が楽なのかもしれない。

bema

遡行図


山行最終日:2020年8月1日
メンバー:坂部(L) 高森
山域: 御嶽山
山行形態: 沢登り
コースタイム:
林道ゲート前P(7:32)〜東股橋入渓(8:23)〜30m大滝上co1480m(9:57)〜30mハング滝上co1860m(14:05)〜co1880m右岸トラバース開始(14:20)〜中股沢形co1800m(16:29)〜中股下降〜中股橋(18:19)〜東股橋(18:41)〜林道ゲート前P(19:20)
地形図:御嶽山、御岳高原
報告者:坂部

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