寒い日が続いているが1月末日になりようやく沢開き、静かな水無川を歩いて来た。シーズン中は混み合う人気の水無川もこの時期なら空いている。気温は低いが水量は少ないのでほとんど水に浸からないで遡行でき、沢沿いハイキングといったところか。
南向きなので陽が射して来れば結構暖かく快適だった。

朝7:00の渋沢駅集合に合わせて家を5:00に出たが途中通った八王子では気温が―6℃だった。空には星が輝き日中の快晴を予感させた。
この時間は道路も空いているので下道で向かったが私の確認不足で少し遅刻してしまった(寒い中お待たせしてしまいすみません・・・)
⼾沢キャンプ場で支度を済ませ 7:40 スタート。まだ陽が当たっていないので結構寒い。救いなのはこれから遡行する本谷は100mくらい標高を上げれば陽が当たっていたことだ。

入渓して直ぐF1。ウオーミングアップも兼ねてゆっくり登る。滝上で右からセドノ沢が合わさる。セドノ沢から先は未経験なので楽しみだ。F2は左右両方にチェーンやテープが設置されていた。左の方が登るのは楽しそうだったが水を被るのとチェーンもバチバチに凍っていたので素直に右から登った。ほんとに残置が豊富でありがたい。おかげで時間短縮できた。



F2 を越えると沢床にも陽が射していた!「やったー!あったけー!」とテンションも瀑上がり。



ガイドブックにもあるリーフ状大岩などを確認しながら進むと序盤のお楽しみポイントF3、F4、F5の連瀑。ロープを出してフォローの確認などをしながら通過した。巻きルートが明瞭なので安心。それほど時間もかからず通過出来た。



10:00 頃、Co910で左に沖の源次郎沢を分けると今回一番楽しみにしていたF6が見えてくる。両側の大岩の間を水が流れ落ちている。滝裏を探ってみたいと思ったが周囲の氷柱が「無理スンナ」とささやく声が聞こえたのでおとなしく右のコーナー?から上がった。ここにも丁度いいところにスリングが残置されているのでありがたく使わせていただいた。ここが登れないと高巻きが面倒そうなので非常に助かった。
この後はF8まで大きな滝は無いのでスピードを上げたい。ところが周囲の岩が緑色っぽいものに変わると途端に脆くなり一層気が抜けなくなった。
それにしても空は見事な⻘空で陽射したっぷり、ほんとに気持ちよく遡行できた。

少し歩くと正面に「どーん」と岩壁が現れた。崩壊が著しいと噂のF8だ。見栄えが良いのでみんなで集合写真を撮った。水流の左から登れそうに見えるが「脆いのでむやみに取りつくな」のアドバイス通り右斜面から巻く。30m くらい登ってからトラバースするがこのガリーも崩壊が進んでいてフックスロープよりも上まであがってから横断する方が安全だった。
F8 を越えると昼近くなったので休憩の場所を探しながら歩く。できれば稜線まで目途がつく辺りまで行きたいので枝沢に入ったF9下で食事休憩とした。腰をおろしていると気温もピークを迎えたのか滝に垂れている氷柱がわちゃわちゃと落っこちてきた。

食事後は F9 右の広い尾根を稜線まで直登。とても歩きやすく 30 分ほどで稜線へ出られた。稜線からは右は真鶴、左は房総半島や都心が、正面には相模湾が日に照らされて輝き、素晴らしい眺めだった。


塔の岳は沢山のハイカーで賑わっていた。山頂は風が抜けるためじっとしているとあっというまに冷える。標識まえで集合写真を撮りすぐに下山。大倉尾根から天神尾根を降り、約1 時間30分で車に戻った。
大倉尾根では尾根を挟んで南面と北面ではっきりと雪の残り方が違うのを見て、丹沢といえども沢の方角を確認しないと季節的にまだまだ不向きな沢もあるなと再確認した。
今回は気温が低いにもかかわらず、たっぷりな陽射しに助けられ快適な遡行ができ、いい沢開きが出来ました。春までは南向きの沢を探してのんびりと歩きたいと思います。







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