今年は雪山に行けなかったが、やっと許可が出たので単独でも問題ない「栂池自然園周遊」ハイキングに行ってきました。ゴンドラの始発を8時と勘違いし少々早めに栂池スキー場についてしまいましたが、ゲレンデ下部にはあれほどあった雪がほとんど残っていません。8時半にゴンドラに乗り込み栂ノ森駅を目指します。
栂ノ森駅(co1580m)は流石に一面の雪で、スノシューを履き早大小屋方面へ出発します。山スキーの人やBCのボーダー等10人程度も同じ方向を目指します。ゲレンデとの境界には外は自己責任の立て札が立っています。
日当りのよいところでは、雪の壁に囲まれた中に気の早い水芭蕉がちらほら花をつけ始めていました。
林道コースを行く山スキーの人とは別れスノーシューで比較的登りやすそうな斜面を自由に選んで高度を上げていきます。
急登に息が少しあがる中、雪上に残された鹿のフンがハートマークだったので思わずパチリとしてしまいました。
林道に出ると栂池ヒュッテまで圧雪されていました。
林道を無視して神ノ田圃方面へ登っていくと一面の雪原が広がります。
雪原脇には立派な早大小屋が建っていました。
早大小屋上の林道からは白馬三山がばっちり見えしばし休憩。
成城大学小屋前で山スキーやBCのボーダーは天狗原方面に登っていってしまいました。自分はてくてくと林道を栂池ヒュッテまで歩きます。ヒュッテでは、除雪車で開業準備を進める方がいました。
ヒュッテ前の雪原からは白馬乗鞍岳、小蓮華岳、白馬岳がますます近くに見えてきます。
栂池自然園は一面の雪原です。白馬三山を前方に見ながらco2015mの展望台を目指します。
大分白馬岳が近くなってきました。この雪山を独り占め状態でした。
展望台への尾根が見えてきました。右手の谷筋を通過して尾根を少し登ります。
展望台手前から白馬岳を臨みます。
小蓮華岳方面へはたおやかな尾根が続いています。どこから取りついたのかこの右側の尾根を登っている2人組が稜線直下に見えました。
展望台から白馬大雪渓を見ると大きなデブリが2カ所観察できました。
帰りは、針葉樹の林の中をぐるっと周回して戻ります。
途中、白馬乗鞍岳直下を滑り降りるスキーヤーが数名見えました。左の雪庇下は雪崩跡があって危なそうです。
帰りはロープウエー駅の右側尾根を地図読みして下りました。
帰りのゴンドラからも白馬岳、五竜岳方面がばっちり見え、八方の湯で汗を流して宿に戻りました。
晴天に恵まれ、自由な雪上ハイキングはなかなか満足のいくものでした。今度は山スキーで来てみたいものです。
栂ノ森駅(9:07)-早大小屋(9:50)-栂池山荘(10:31)-co2015mピーク(11:45/12:05)-栂池山荘(13:20)-栂ノ森駅(14:20)