万太郎谷大ベタテ沢を日帰り計画でしたが生憎の雨で中止となり、天候が安定している東北方面の沢へ転進しました。岩手山にある焼切沢です。地図には「大地獄谷」のあとに♨マークがついていたので野湯があるかもしれない、、。楽しみです。
当日、新幹線で盛岡駅へ向かいました。盛岡駅近くのレンタカー店舗で高森Lと合流してレンタカーで出発です。七滝登山口そばに駐車場がありますが満車で停められなかったので、少し戻ったスペースに停めさせてもらいました。支度を整えて七滝登山口からスタート。緑が気持ちのよい森の中をしばらく歩きます。
40分ほど歩いたところで登山道から七滝が見えてきました。登山道から沢のほうへ降りられる道がついていたのでそこから七滝のすぐそばまで近づいて気持ちのよい飛沫を浴びてきました。
焼切沢の入渓点は七滝の落ち口あたりにあります。結構高巻くのかなと思ったら登山道の脇に道がついていて辿っていくとすんなり入渓点にでれました。
真っ白な水流が勢いよく流れていて、明るい茶色の沢床が明るい気持ちになります。横の岩の上を歩いていけるので遡行もそれほど難しくなかったです。
1日目は終了です。
㏇1050右岸に広い平坦な場所があり最適なテン場でした。タープを張って焚火を熾して晩酌の準備をしました。
2日目です。
朝ご飯を済ませて、後始末を終えて出発。
しばらく1日目と同じような雰囲気です。
㏇1100の大地獄谷と左俣沢(地図上では「左保沢」と表記)の出合。すぐに左俣沢には多段滝がかかっています。滝は奥まで続いていて何mあるのか判然としません。1段目は右から登って、2段目は左に移りました。
しばらく流れの激しいところが続いて水流沿いを歩く。こんな激流を渡れるのか?と思うのだけど高森Lは足のホールドを探って突破していきます。私も後ろをなぞって突破すると楽しく、気持ちよく遡行していきます。
途中で不要な荷物はデポして、登山道で下山する時に回収しました。
このあとも茶色の沢床の渓相が続いて、終わるとゴーロ帯がでてきます。
ゴーロ帯を過ぎると、素晴らしい場所でした。
苔の一帯があっという間に終わってしまいました。苔が生育しやすい環境なのでしょうか?ここだけ。
水量もほとんどなくなってくると遡行も終わりに近づいてきました。㏇1435あたりの左岸枝沢からはいって遡行終了です。ルートファインディングをしながら御苗代湖をめざします。
御苗代湖には登山者は誰もいなくて、のんびりとお昼ご飯を食べて休憩しました。風もなく穏やかで湖面が鏡のようでした。
登山道を下山します。岩手山は百名山なのでもっと登山者がいるのかなと思ったのですが、ほとんど会いませんでした。(2人くらいだったかな?)
下山路の登山道は大地獄谷沿いにあるので、大地獄谷を登山道から見物してきました。登山道には「大地獄谷の火山性ガス噴気地帯へは絶対近寄らないないでください」、「呼吸器などに疾患のある方は発作を引き起こすことがあります」という内容の警告の看板もあったりして、少しビビります。それよりも、この↓下山路がデンジャラスで緊張しました。。。
1日目:県民の森P(11:17)ー登山道(11:23)ー七滝(12:10)ー昼食(12:20ー12:35)-焼切沢入渓(12:46)ー㏇1055テン場(16:08)
2日目:テン場(6:23)-㏇1100二俣を左俣沢(7:07)ー㏇1435付近左岸枝沢(10:44)ー御苗代湖(11:20)ー昼食(11:25-11:48)-御釜湖(11:51)ー登山道で下山(㏇1150付近で荷物デポ回収)ー県民の森P(15:04)