春のレスキュー訓練(中川川細川 A班)

レスキュー企画担当は今回で2回目となりました。個人的には色々反省がありますが同時に理解度も増した訓練だったと思います。

今回はヒルを避けて、なおかつ桜と温泉と反省会場所もおまけ候補で選びました(温泉は間に合わなかったけど桜は本当にきれいでした)。今回は3班に分かれて各4名での実施ですが新人2二人が参加できなかったので実質は皆参加経験者ばかりの実施となりました。 時間開始が10時過ぎにもかかわらず帰りのバス時間に合わせて14:30としたために内容に省略がでてしまった班があったかしれません(すみません)。事実A班は登り返しをできずに終了としてしまいました。A班は体調不良で新人枠の佐藤さんがお休みされたので実質私が高森さんと坂部さんから丁寧な指導をいただく機会となりました。実際私は勉強会でもまとめた内容で分かっているはずのことが全然現場ではできなくて忸怩たる思いをしましたが逆に今回でピンポイントでできていない/間違っている箇所を指摘してもらえてよかったと思えました。

実施順序・項目・感想反省点

① レスキューに必要なロープワークの確認
基本の確認:ロープの束ね方(私のが違うとの指摘あり修正いただく)・半マストの運用(エイトカンなしでの懸垂を想定してロープの流れる向きの確認)・マストノット(片手でできるよう練習がさらに必要)・ラビットノット(今回は二人の荷重がかかる想定なので崖上からのロープ固定はラビットノットを使用。頭でわかってるつもりも実際できないの典型で複数回やってできた)・フリクションノット(一通り把握しましたが実際の加重かかっての効き具合アンロック度合いが区別できないままで今後の私の課題かと)

② 搬送法: 過去のレスキュー順序と違い前半にかなり時間をかけて実施したおかげで理解が深まりました(2人想定でのベストは「ザックと雨具」。他は長い距離は搬送困難か。 平坦地でのザック・ロープでのタンカを作っての搬送まではできずで次回に持ち越し)

③ 2人・3人想定でのレスキュー(リードレスキュー・セルフレスキュー・ディスタンスブレーキ、介助懸垂): お昼休憩からの実施で私の訓練としてのハイライト項目でした。 ビレイヤーとして:リードが支点確保してからエイトカンとアンカー確保開始、リード墜落でのメインロープからの自己脱出(エイトカン仮固定+ブルージック接続)、振り分けシステムと二人の加重対策(エイトカンはハーネスに直接ではなくスリンゲで離す+プルージックをロープに作りハーネスとつなぎ下降の度に緩めながら降りる)、ディスタンスブレーキ(支点確保したスリングにカラビナでエイトカンをつなぎそれに通すロープにプルージックで少しづつ救助者とけが人を下す)、介助懸垂(スリングでチェストハーネス状態にして背中のけが人を背負う、振り分けスリング5:2)おまけは私はハーネスのビレイループに安全カラビナをつけず(上下タイインポイントのみ)でいました。

 

⓸ 引き上げシステム(1/3・1/5): 参考資料を見ないでできるようにすることが必要ですがなかなか1/3・1/5の違いとそれぞれの有効性を実感できずで次回はもっと時間をかけたいと思いました。

残念ながらこの時でA班以外は場所を変えて登り返しに移っており私たちも行くものの場所に着いた時点で時間切れとリーダー権限で私が判断し終了としました。しかし、半年に一度の必須参加訓練なので岩トレと合わせて年3回、在籍3年なので9回経験値があるはずが実際はまだまだ身についていないと実感する日となりました。

今回は辛抱強くお付き合いいただいた高森さん坂部さんありがとうございました。


メンバー:大塚(L)、高森、坂部
山域:丹沢
山行形態:訓練山行
コースタイム:
細川沢堰堤(10:10ー15:35)
地形図:中川
報告者:大塚

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