安谷川本流

7/28 晴れ

暑い日は泳ぎの沢と思い、一昨年前雷雨で途中撤退した安谷川本流を計画した。当初私を含め参加者は2名だったが、直前になりどんどん増えて総勢6名で実施の運びとなった。当日の秩父市は最高気温37の予想で泳ぎの沢にはうってつけだ。水にどっぷり浸かっての遡行をワイワイと楽しんできました。

その日のそば打ちの出来の点数を店内に掲示することで有名な蕎麦屋のすぐ先の駐車スペースで身支度を整え9時過ぎに出発する。たまご水への遊歩道を降ること5分程度で安谷川にかかる木橋から入渓する。すぐそばにマンガン鉱の採掘口があり、洞窟好きのメンバーが見学しに行く。洞窟は3m程で行き止まりだった。

入渓点は綺麗な水が静かに流れていた。

今日のリードは昨年遡行している泳ぎの得意な齊藤さんにお願いした。積極的に水流沿いのルートを選択して行く。

すぐに腰まで水に浸かり、暑くなった体には心地良い。

30分程でたまご水に到着。硫黄臭のあるたまごくさい水が湧き出ている。体験したい人は口に含んで味わってみる。

地元の方がポリタンで大量に採水していた。

10分程の休憩で体を冷ます人々。

すぐその先のカツラの大木に圧倒される。(樹齢450年だそうな)

遡行を再開するとすぐに深い釜の2x4m滝となると齊藤リーダーがロープを出して泳いで取り付き後続にガイドロープを提供する。

取り付き点は結構な水流でツルツルの側壁を各自突っ張りでクリアする。

続いて3条2m滝は釜の左を浸かって岩間に取り付き突っ張りで登る。

基本、大岩の間に早い流れや淵や釜が点在するところを遡行して行くが、中には岩の間を潜り抜ける箇所もあり飽きさせない。

この緩やかな淵は泳いで突破を試みる。右を濡れずに通過できますが。。。

上陸点のところでちょっと苦労するメンバーもいました。

その先で前回雷雨で撤退した第一ゴルジュ入口に到着。出発から2時間経過していたが、楽しかったのであっという間の感じです。しばらく休憩後、先ずは齊藤リーダーがロープを引いて左から右へ泳いで取り付き突破する(トラロープが張られていたが無視した)。各自ガイドロープに頼らずに突破を試み、概ね自力突破してくる。

右側には残置ロープが2箇所垂れ下がっていてありがたく利用させてもらう。

出口の一歩は振り出しに戻らないように各自慎重にクリアした。

ゴルジュを通過すると大岩が点在し、綺麗な淵と2m程度の小滝で構成されるポイントとなる。

滑っていそうなところは慎重に通過する。

そこを過ぎると第二ゴルジュ入口で左から鞍掛ノ滝沢が6mの滝と綺麗な釜を伴って合わさる。鞍掛ノ滝沢はその上に8mの滝が2つかかっていて物好きなメンバーが見学に出向いた。

第二ゴルジュ入口は、1m滝が水を集めて1m幅の水路に流れている。泡立ちが凄いが意外と浅く突破は簡単だ。

続く4x7m2条滝ははロープを引いてリーダーが中央突破を試みるが取り付けず、一旦戻って右からアプローチしてクリアする。上でロープをfixしてもらい男性はゴボウで中央突破する。

続いて今回最大の釜を伴う4x6m滝となる。リーダーにロープで引っ張ってもらい後続は比較的楽にここをクリアする。

滝上からはこんな感じです。

滝上の大岩に日光がちょうど注いでおりそこでちょっと遅めの昼食休憩とする。

岩間の洞門を通過すると2mの滝が落ちているがこの通過は各自激シャワーとなって登る。

ゴルジュも終盤となりここが最後の淵。

ゴルジュを通過すると流れはうって変わって穏やかな箇所が目立ち始める。

脱渓点の右から枝沢が合わさるケルンのあるポイントとなる。

岩間に2mの滝がかかり各自通過を試みるが、結構難しく入口付近から突っ張りで高度を稼ぐアプローチの本郷さんと畑さんがクリアしたが、後のメンバーはあえなくドボンして敗退する。

各自頑張っています。

名残惜しいけどここで終了し、右の枝沢沿いの踏み跡を辿り10分程度で林道に出る。そこから1時間程度で駐車場に到着。途中のトンネルには変な標識が健在だった。

「トンネル内はそば祭り会場」と読める!?

安谷川下流部 暑い夏の日にお勧めの一本です。

 

 


メンバー:坂部(L) 斎藤 綿貫 畑 本郷 石田
山域:秩父
山行形態:沢登り
コースタイム:
右岸駐車場(9:11)-安谷川入渓(9:20)-第一ゴルジュ入口(11:11)-第二ゴルジュ入口(11:58)-co460m脱渓(14:38)-右岸駐車場(15:43)
地形図:秩父
報告者:坂部
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